ダンロップ LE MANS V+ 発表【新製品】

 ダンロップの住友ゴムでは、コンフォートタイヤの超人気製品である「LE MANS V」の後継となる「LE MANS V+ (ル・マン ファイブ プラス)」を発表しました。全体で振動を吸収するサイドウォール、パターンデザインを採用し、空洞共鳴音を低減する特殊吸音スポンジのサイレントコアも継続します。また低車外音タイヤにも適合しています。

 サイズ展開は 245/35R20 95W ~ 165/70R14 81S までの67を設定。発売は2023年2月1日から順次です。

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 まず注目すべきは、既存「LE MANS V」に対して更なる乗り心地の拘りとウェット性能を強化したことでしょう。空洞共鳴音を低減する特殊吸音スポンジのサイレントコアの役割も引き続き訴えます。

 またワンランク上のプレミアムコンフォートを目指す姿勢にも積極的。低車外音タイヤという新たな訴え、そして「SP SPORT MAXX 060+」で採用した天然由来のサステナブルシリカ分散剤を用い、乗り心地の向上はその証になるかと。

 更にラベリング制度では従来品が「AA/b」もしくは「AA/c」であったものから、全サイズで「AA/b」を実現します。この辺りも主張の裏付けになるのでは。

 さて低車外音タイヤという新たな訴えは何でしょう。これについてJATMA(一般社団法人 日本自動車タイヤ協会)はこう規定しています。

 「タイヤの騒音低減対策として国際連合欧州経済委員会において策定された技術基準(UN R117-02)が定める車外騒音基準値を満たすタイヤの装着が国内で販売される新車に対し、2018年から段階的に義務付けられることとなりました。

 一方市販用タイヤについては日本でのタイヤ騒音規制導入が具体化していないことから、自動車タイヤ業界の自主的な取り組みとして、UN R117-02が定める車外騒音基準値を満たすタイヤを「低車外音タイヤ」としてその表示制度を定めます。運用は2023年1月から‥」

 市販タイヤも、新車装着される車外騒音基準値(UN R117-02)を満たすタイヤ同様であること‥ 今後取り入れられる性能としての新たな基準になるかと。その先取りになりそうです。

 いずれにしても静粛性と乗り心地性能の向上を筆頭に、全ての分野でハイレベルを目指します。要はバランスに優れたコンフォート上位を印象付ける製品であることは間違いないかと。

搭載技術

 安全性能と快適性能を高次元で両立させたコンフォートを謳い、プレミアムコンフォート「SP SPORT MAXX 060+」で採用した天然由来のサステナブルシリカ分散剤を用い、安全性能ではウェットブレーキ性能を2%向上、快適性能も突起乗り越し時の入力を7%低減することで乗り心地性能が向上しています。

 また、15インチ以上に高級感を演出する独自の黒色デザイン技術「Nano Black」を採用、洗練されたサイドウォールデザインを実現します。DUNLOPロゴに繊細な凹凸形状を採り入れ光の反射を抑え、従来品「LE MANS V」のデザインよりも高い黒色を再現し、高級感と存在感を演出します。

ダンロップ LE MANS V+ の特徴
乗り心地の拘りとウェット性能を強化し、全ての分野でハイレベルを目指す。要はバランスに優れたコンフォート上位を印象付ける製品であるこ…
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