ブリヂストン BLIZZAK DM-V1 の特徴

(2017.8更新)

製品情報

 ブリヂストン「BLIZZAK DM-V1(ブリザック ディーエム ヴィ1)」はSUV/4×4専用スタッドレスです。「BLIZZAK REVO2」で評価の高かった レボ発泡ゴムZ を採用し、従来品である「BLIZZAK DM-Z3」に対し特にアイスブレーキ性能の向上が謳われています。

SUV/4×4車種の特性

 車種としてのSUV/4×4はクルマの性能を過信するところがあり、特に冬の道では事故の可能性が高まります。「DM-V1」の選択は BLIZZAK ブランドの信頼性を持ち、専用のスタッドレスとして安全性を高めてくれるものと思われます。

 但しスタッドレスを装着したから絶対大丈夫! はありません。過信せず安全性には十分気を付けたい。なお「REVO2」の最大の特徴となる レボ発泡ゴムZ、そして センターマルチZパタン を採用した製品特徴は以下の通りです。

 レボ発泡ゴムZ は、従来品「DM-Z3」で採用されたメガ発砲ゴムの気泡と水路に、1.5倍の大型の水路を設けることで除水効果をアップさせています。この水路には高硬度のバイト粒子を固定し氷に咬みつく効果を発揮し、気泡はゴムの硬化を防止し柔らかさとしなやかさを維持することで、タイヤが長期間優れた性能を発揮できます。

 トレッド面のZパタンデザインである センターマルチZパタン は、エッジ効果と排雪に貢献、ブロック剛性と排水性も発揮し、ドライやウェットでも走行性能の向上を図るとしています。更に RCポリマー の採用によって、温度によるゴム性質の変化を抑制することが可能です。

 その結果、従来品「DM-Z3」に対して、氷上ブレーキ性能11%の性能向上が強調されています。また氷雪路面だけではなくドライやウェットなど様々な路面状況に応じて高い性能を訴ます。

 近年スタッドレスへは、装着する車種の多様化、またドライやウェットなどでの性能向上も求められることから、オールラウンド性能の追求も重要です。一般的に乗用車用スタッドレスに比較して、SUV/4×4専用は性能が劣るというのが大方の見方です。重心が高く重量を支える為に剛性強化を優先して実現する必要がありますから。その結果、氷雪性能にはやや不満が、という見方かな。

ポイントはやはり氷雪路

 対して「DM-V1」は、ブロック剛性を高めることと氷雪性能を犠牲にしない両立が最大主張です。更には直進性の高さ、そしてハンドリングに対するグリップ感なども評価点では。

 滑りにより車の姿勢が変わってもトラクション性能が高く、車が前に進んでくれ修正が早い。アイス路面でも安心感は高いなど「DM-Z3」との性能差は明らか、技術進歩の信頼性が感じられるでしょうね。

インプレッション

  • 投稿数 【1】
  • 氷 上 性 能
  • 雪 上 性 能
  • ド ラ イ性能
  • ウェット性能
  • 寿     命
  • 平均評価値(5満点)
  • 3
  • 3
  • 4
  • 4
  • 4
  • 3.0
  • 3.0
  • 4.0
  • 4.0
  • 4.0
BOLD さん
【購入年月】
2013年10月
【装着車種】
ランドクルーザープラド
【装着サイズ】
265/65R17
【評   価】
  • 氷 上 性 能
  • 雪 上 性 能
  • ド ラ イ性能
  • ウェット性能
  • 寿     命
  • 3
  • 3
  • 4
  • 4
  • 4
【インプレッション】

9シーズン、5万4千キロを走行したDM-Z3から今シーズン新調し、約4千キロを走行しました。
印象ですが、DM-Z3と比較し雪道で体感できる性能向上が無いように思えます。逆に、DM-Z3では何ともなかったと思えるアイスバーンでタイヤロックしコントロールが利かなくなる、シャーベット雪での不安定な走行、ロードノイズが若干大きく感じる、実燃費が若干悪くなった、といった性能ダウンを感じます。助手席の家内も今までとは違う雪道での不安定な走行に不安を感じているぐらいです。しかし、ドライ路面は若干走り易くなった気がします。
次回作に期待します。

(2014/2/22)

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