ブリヂストン BLIZZAK REVO GZ の特徴

　ブリヂストン「BLIZZAK REVO GZ(ブリザック レボ ジーゼット)」は、今シーズンで9シーズン目を迎えます。人気の「BLIZZAK REVO2」の後継であり、氷雪での性能は当然のこと、ドライでの性能やウェット性能など、様々なシーンが考えられる冬道での性能向上が訴えられています。

　BLIZZAKシリーズはその信頼性から圧倒的な支持を得ているスタッドレスです。昨今、各メーカーが高性能化を図り最新技術の投入を訴えます。しかし、その状況下でも「BLIZZAK」として、いや「GZ」としてのアピールに尽くします。

投入される技術は豊富

　「REVO GZ」は、氷上の水の膜を取り除く除水効果を更に高め、氷上性能向上が期待できる レボ発泡ゴムGZ、トレッドパタンのIN側・OUT側それぞれの役割を適正化し、様々な冬道での性能向上を果す 非対称パタン、夏タイヤ Playz や REGNO に採用された技術で、ふらつきを抑え直進安定性を向上させる 非対称形状 を採用しています。

　タイヤの接地幅をスリム化し、路面上の雪や水などから受ける抵抗を低減、雪路やシャーベット路、ウェット路での性能を向上、同時に接地長のロング化により従来品「REVO2」同等の接地面積を確保する、スリム＆ロングコンタクト など最新技術が豊富です。

　レボ発泡ゴムGZ は、従来のレボ発泡ゴムZに新素材である コンティニューミクロパウダー を新たに搭載、これにより発泡ゴム内の気泡や水路が連結し太い水路となり、氷上での除水効果を更に高めることが可能となりグリップ力に貢献します。

　非対称パタン は、主にIN側には横溝を多く配置し雪上でのグリップ力を向上、OUT側は大型のブロックを配置し、コーナーリングなどでの接地の安定性を謳います。非対称形状 は、IN側とOUT側でサイドの形状が異なり、路面への接地を安定させふらつきを抑えることで、直進安定性や応答性が向上しています。ドライ、ウェット、氷雪等様々な冬の路面でその効果が訴えられます。

　スリム＆ロングコンタクト は、接地幅のスリム化と接地長のロング化により、接地面積は従来品比同等を確保。雪や水などから受ける抵抗を低減し、より効果的にタイヤ性能を路面へ伝えることが可能となりました。

従来品比較は圧巻！

　これらの技術によって従来品と比較し、氷上ブレーキ性能を12％、ウェットブレーキ性能を9％向上しています。同社の自主基準を満たした エコ対応商品＝エコタイヤ であることも謳われています。

　最近ではドライでの快適性が以前にも増して求められています。それに対応した「REVO GZ」は、ブロック剛性の強化によってサイプの切れ込みを断面途中で3次元にジグザグに変化させており、その隙間にはブロックを支える柱のようなものを搭載することで倒れこみを抑制し剛性向上を図っています。夏タイヤの技術が応用され高い次元での快適性が期待出来る、ということです。

最大はやはりアイス性能

　スタッドレスの性格からは氷雪路での性能が最も注目されるところです。特に近年アイス性能の訴えが各メーカーとも強く意識され、厳しい冬の環境下になればなるほど信頼性に繋がります。

　特にブレーキ性能に関する訴えは納得感が高く、BLIZZAKシリーズでいちばん止まる というメーカーフレーズはかなり響いて来ます。スタッドレスを選ぶ際、雪道での運転に苦手意識を持つ人ほど、安心感を得るために最新高性能タイヤを選ぶべきと言われます。

　その点で「REVO GZ」の選択は、あらゆる走行条件下で安心さを与えてくれるでしょうから正にお勧め。高性能＝高価からは少し距離を置き、既に9シーズン目に入ることで価格の安さ期待出来そうです。