ファルケン ESPIA EPZ F の特徴
- カテゴリー:スタッドレス
- サイズ:12~17インチ
- 扁平率:80~45%
- 発売:2007年8月(ESPIA EPZ)
- コンパウンド変更:2015年(ESPIA EPZ F)
- 1件のインプレッション
製品情報
ファルケンのスタッドレスは2007年発売の「ESPIA EPZ」が唯一のラインアップでした。
アイスバーンでの氷上性能向上の為に、たまごから誕生した新素材 マイクロエッグシェル を配合したコンパウンドを使用し、アイスブレーキ距離は従来の「EP-03」と比較して5.3mも短縮され、アイス路面での安全性が謳われる、としたのが2014-2015年シーズンまで。
Fへ進化
そして2015-2016年シーズンに「ESPIA EPZ F(エスピア エーピーゼット エフ)」となっています。F とは? そうFコンパウンドのこと。この時、新製品のアナウンスも無くひっそりと進化を果たしていたので何だかなぁ・・と思った次第です。
ファルケンは、冬道を研究した結果「ESPIA EPZ F」を世に送り出した訳です。アイスバーンでの強力なブレーキ性能の向上、圧雪路やシャーベット路におけるグリップ力と操縦安定性能を高める、としています。
最大進化コンパウンド!
で、テクノロジーはどうか。コンパウンド、そうFコンパウンドですね。触れたように、従来はアイス路面での引っかき素材として マイクロエッグシェル を採用。たまごの殻を細かく砕き、コンパウンドに配合したファルケンの独自素材でした。
Fコンパウンドはこうなっている。高密度シリカと軟化剤を絶妙に配合、ゴム全体は剛く、接地面だけ柔らかくすることに成功。マクロレベルではブロック剛性を高め、ナノレベルでは柔軟性を高める。この結果、アイス路面でしっかり密着し強力な氷上ブレーキ性能を発揮するという。
パターンは氷雪路での効きを発揮する ダブルフェイスパターン を採用。こちらは従来通りです。クラウン(中央)とショルダーのランド比に明確な差をつけた ダブルフェイスパターン は、クラウンのランド比を大きくし接地面積を拡大し氷上ブレーキ性能を高めます。対してショルダーは縦・横のグルーブをワイド化、雪をしっかり噛み、排雪性をアップして雪上性能を高めます。
サイプは山と谷の複雑な立体形状で形成した キャニオンサイプ を採用、これも従来通りです。ブロック内部のサイプが、山と谷の複雑な立体形状で形成されており、サイプに力がかかってもブロックがよれにくい形状で、氷雪路から雪のないドライ路面までその性能を維持します。
見た目に大きな変化は感じない、ということでコンパウンドの変更に留まっています。ただ性能を大きく左右するコンパウンドなので、進化レベルは期待が持てるに違いない、と思います。もっとアピールすればいいのに!
インプレッション
- 投稿数 【1】
- 氷 上 性 能
- 雪 上 性 能
- ド ラ イ性能
- ウェット性能
- 寿 命
- 平均評価値(5満点)
- 4.0
- 4.0
- 4.0
- 2.0
- 4.0
- 氷 上 性 能
- 雪 上 性 能
- ド ラ イ性能
- ウェット性能
- 寿 命
2007~2012年迄、6シーズン使用しましたが、氷上性能では及第点、
乾燥路面では、冬タイヤとしては安定しており、ロードノイズも
EP-03よりもかなり低減されている。先代のEP-03はとても高
性能で、滑って危険を感じた事は殆どなかったが、EPZでは、
シャーベットや湿った雪には弱く、横滑りしたが、価格から行けば、当時、BSで量販していたレボ2の40~45%安く購入出来た
ので、性能で差し引きしても、コスパに優れた製品のひとつでし
た。BSを履いていても滑る時は滑ります。現在はYHのIG30
プラスを履いていますが、氷上性能重視なのか乾燥路面のグリップはいまいちです。新製品のEPZFはコンパウンドが違うらしいですが、どの程度良くなっているのでしょうかね?
もしファルケンユーザーで購入した人がいましたら、感想を何方
か教えて下さい。私はファルケンの冬タイヤを3回続けて買い換えた者です。最高でミラーバージョンを7シーズン使用しましたが、流石に最後の年は効きが悪かったのを覚えています。
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