グッドイヤー　ＥＡＧＬＥ　ＬＳ３０００　Ｈｙｂｒｉｄ。タイヤの特徴について。

　グッドイヤーのプレミアムコンフォートタイヤ「ＥＡＧＬＥ　ＬＳ３０００　Ｈｙｂｒｉｄ」は、独自のハイブリッド構造とＮＶＲラバー（特殊防振ゴム）の採用で、静粛性と快適性を発揮すると共にロープロファイル（低い扁平率）化を実現したタイヤです。グッドイヤーでは、Ｈｙｂｒｉｄなどの技術で環境性能を追求する方向にあり、「ＥＡＧＬＥ　ＬＳ３０００　Ｈｙｂｒｉｄ」もその一つです。

　このタイヤの性能について確認していきます

　グッドイヤーのハイブリッド（Ｈｙｂｒｉｄ）技術とは、資源や環境にも配慮したタイヤ作りのために開発された新基盤技術で、当初「ＬＳ２０００」に採用され、その後、フルラインアップを目指し「ＬＳ３０００」にもその技術が注入されました。

　グッドイヤー「ＬＳ３０００」のハイブリッド技術は、パターンノイズの低減、ウェット性能の向上、そしてＮＶＲラバーをコンパウンドに採用し、静粛性・乗り心地・高速安定性が謳われています。

　グッドイヤー「ＥＡＧＬＥ　ＬＳ３０００　Ｈｙｂｒｉｄ」は、プレミアムセダン用として、静粛性や安定した素直なハンドリング性能が特徴として挙げられますが、この特徴が大型のミニバンにも十分対応できます。重量級のセダンを支える剛性はミニバンにも対応し相性も悪くないようです。

　ただ、本来のプレミアムタイヤとしての主張はかなり控えめな印象があり、その評価についてもそれほどの目立つ内容は見られません。これは、グッドイヤーの製品全般に言えることのようですが、タイヤが持つ基本性能に対する販売面での訴えが不足していることがその要因であると考えます。

　タイヤ性能が販売面でより強調されることで、このタイヤの本来のポジションが得られるような気がします。