ミシュラン史上最高の低燃費性能を誇る
- カテゴリー:プレミアムコンフォート(低燃費)
- サイズ:14~21インチ
- 扁平率:70~35%
- 発売:2021年8月
- 1件のインプレッション
対象は電動車に乗っているユーザー、モーター走行時の静音でも快適な運転環境を提供。具体的には低燃費、静粛性、偏摩耗や急激な排水性能低下を抑え安心が長く続く、という3つを特徴に掲げる。
製品情報
ミシュランは、同社史上最高の低燃費性能を誇るプレミアムコンフォートタイヤ「e・PRIMACY(イー プライマシー)」を投入。対象は電動車に乗っているユーザーとし、モーター走行時の静音でも快適な運転環境を提供。具体的には低燃費、静粛性、偏摩耗や急激な排水性能低下を抑え安心が長く続く、という3つを特徴に掲げます。
ラベリング制度の転がり抵抗係数は最高グレーディング「AAA」を、ウェットブレーキ性能は「c」を全てではないけれど実現します。2021年8月3日より発売を開始しています。
「e・PRIMACY」の名称、頭文字の「e」は、「環境(environment)」「低燃費(Fuel econom)」「電動車(Electrified vehicle)」の3つに由来。使用開始から寿命まで高い安全性と環境性能を発揮。ユーザー1人ひとりが原材料使用量や廃棄の抑制によりCO2排出量の削減に寄与する、とも添えています。
単に走行時の低燃費だけではなく、使用時から廃棄まで全てのシーンで環境性能を遺憾無く発揮するということ。これエコから低燃費タイヤへ移行しても、主たる使命として課せられている。
環境タイヤとしての基本形を再認識、しかも静粛性と快適な乗り心地、そして低燃費を高度に実現するというから心意気は凄い。因みに「PRIMACY 4」との比較では、転がり抵抗を18.4%低減しています。そりゃ「AAA」ですから!
今回、電動車という言葉が主語になるけれどそもそもどんなクルマ? 電動車とはEVカーのみではない。モーターを駆動に採用したクルマのこと。従ってEVは勿論、ハイブリッドやプラグインハイブリッド(PHEV)、燃料電池車(FCEV)なども含まれます。更には高位の静粛性等に対する興味等を持つユーザーにも向けられています。
また「e・PRIMACY」は、カーボンニュートラルに向けてというのが本筋です。クルマ業界で加速する電動化の流れ、電動車の普及拡大はもう間違いない。従って将来的に新車のほとんどが、「e・PRIMACY」のターゲット層になると見ているよう。
気になるのは新たな「PRIMACY 4+」の位置付けです。ミシュランのプレミアムコンフォートである「PRIMACY」シリーズは第4世代まで到達、そこには「PRIMACY 4+」が絶対的な存在を示すことに。しかし、新たな次世代タイヤ「e・PRIMACY」が取って代わるかと言えばそうではない。
進化によって静粛性と低燃費、そしてウェットブレーキ性能に高い評価を獲得。プレミアムコンフォート完全化への役割を更に強固なものにしているし、注目は今後も続くはず。従って「e・PRIMACY」のウェットブレーキ性能を補う意味でも、双方新たな方向性をもって販売されています。
搭載技術
エナジー パッシブ コンパウンドと呼ばれる新開発の高弾性ゴムにより、シリカとのカップリング材を改善。ゴムの変形によるエネルギーロスを抑えることで転がり抵抗低減を実現。スチールベルトに強度と軽さを併せ持つ新素材(スリムベルト)を採用。耐久性を犠牲にすることなく内部構造の薄型化を実現し転がり抵抗へ貢献します。
サイレント技術は、接地部分と溝部分の比率が常に一定になるよう設計。タイヤパターンから発する音圧を一定にすることで優れた静粛性を実現します。
内部構造を適正化し、トレッド面の接地圧分布を均一化。加速時、ブレーキング時、コーナリング時にも接地面が安定し偏摩耗を抑制。U字型の主溝は摩耗末期でも排水性能を確保。摩耗による急激な排水性能の低下を防ぎ、長期にわたり安全性を確保します。
一部で採用されるACOUSTIC(アコースティック)は、空洞共鳴音(タイヤの中で空気の振動が原因で発生する音)からくる車内騒音を低減するテクノロジーです。
サイズ・購入
インプレッション
- 投稿数 【1】
- グリップ性能
- ウェット性能
- 乗 り 心 地
- 静 粛 性
- 寿 命
- 平均評価値(5満点)
- 4.0
- 3.0
- 5.0
- 4.0
- 4.0
- グリップ性能
- ウェット性能
- 乗 り 心 地
- 静 粛 性
- 寿 命
装着したばかりですが、ミシュラン クロスクライメイト2からの履き替えのインプレッションです。
装着しての第一印象は、スタートしてすぐにタイヤの回転の軽さ・乗り心地の良さ・ロードノイズの少なさを感じました。すぐに雨の高速を走行しましたが、ウェットグリップが少し弱いかなと感じました。タイヤのストレートグルーブの幅も広くハイドロプレーニングの心配はなさそうです。慣らしが終了後のフィーリングを再度レポートしたいと思います。