フラッグシップ SP SPORT MAXX 050+ のSUV専用
- カテゴリー:SUV
- サイズ:17~22インチ
- 扁平率:60~30%
- 発売:2015年7月
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ハイパフォーマンスカー、特にプレミアムSUVのインポートカー(輸入車)をターゲットに高い操縦安定性能と優れたウェット性能を兼ね備え、高重心のSUVに最適化した専用構造を採用。
製品情報
ダンロップのフラッグシップタイヤ「SP SPORT MAXX 050+」のSUV専用が「SP SPORT MAXX 050+ FOR SUV(エスピー スポーツマックス ゼロゴーゼロプラス エスユーブイ)」です。2015年7月から発売されています。
ハイパフォーマンスカー、特にプレミアムSUVのインポートカー(輸入車)をターゲットに高い操縦安定性能と優れたウェット性能を兼ね備え、高重心のSUVに最適化した専用構造を採用。高速走行時のふらつきを抑え操縦安定性を実現しているという。
パターン形状は乗用車用「SP SPORT MAXX 050+」とほぼ同じ、OUT側のブロックを大きくした左右非対称パターンを採用。コーナリング時でもブロックがヨレ難く、また高剛性構造により高速走行で発生するブレーカーの変形を抑制、接地形状の変化を抑え面積の確保を図ります。
更にSUV向けに構造を最適化、重心の高さに対応しケースに強靭な材料を採用、高荷重時でもタイヤ全体の剛性を保ちふらつきを抑制し安定した走行を可能に。
「SP SPORT MAXX 050+ FOR SUV」のコンセプトは、ヨーロピアンSUVの高荷重・高重心・高出力に対応、スポーツパフォーマンスを追求したプレミアムSUV専用タイヤであること。従ってターゲットは欧州SUV車、しかもプレミアム。高出力のビックボディーを支え高度に走りの質を高めることです。
サイズは17~22インチ、60~30扁平をラインアップ。17、18インチを設定するもそれは僅か、メインは19インチからというのが見えて来ます。なので欧州SUV車、しかもプレミアムを掲げる訳です。
世界的なSUV人気は周知のこと。ただ国内でメインとなるのはコンパクトからミドルクラスかと。道路事情や駐車スペース等考慮すればそうなります。それでもプレミアムSUVと呼ぶに相応しい車種も存在。例えばレクサスやランクルなどそれに該当するレベル。ということでヨーロピアンSUVを強調するもこれらも範囲に含むのでは。
近年、SUV車へのフォロー体制はかなり凄い。充実度は全体カテゴリーで群を抜いています。多くのメーカーが製品の複数展開を果たし、コンパクトからミドル、そしてプレミアムまでくまなく行き渡る様には感心しきり。
そんな中、ダンロップはやや控えめな展開です。2014年に投入された「GRANDTREK PT3」が孤軍奮闘。そこに「SP SPORT MAXX 050+ FOR SUV」が加わるも、全体フォローという点では両者の性能に開きを感じます。その中間が欲しい‥
一方対照的なのがヨコハマです。コンパクトからミドル、そしてプレミアムまで、しかも同様にヨーロピアンハイパフォーマンスSUV車向けも投入しフラッグシップに位置付け、現時点でフォロー体制は最強でしょう。
但し、プレミアムのみに照らせば「SP SPORT MAXX 050+ FOR SUV」の実現レベルはそれに大きく劣るものでは無いと思います。ただ2015年の投入から相応の年月が経過、この点は気になるところですが‥ なおメーカー指針ではほぼほぼフェードアウトに近い展開。従って示すサイズ表は昨シーズンを踏襲します。