SUV低燃費タイヤとして静粛性と耐摩耗性向上
- カテゴリー:SUV(低燃費)
- サイズ:16~20インチ
- 扁平率:80~40%
- 発売:2021年1月
- 1件のインプレッション
静粛性と耐摩耗性の向上。非対称パターンを採用しパターノイズを22%も低減、オンロードにおける更なる高位性を発揮。転がり抵抗係数「A」、ウェットグリップ性能「b」は従来品同様。
製品情報
トーヨーでは「PROXES」シリーズのSUV専用タイヤとして「PROXES CL1 SUV(プロクセス シーエルワン エスユーブイ)」を投入しました。サイズは全24をラインアップ。2021年1月14日より発売を開始しています。
トーヨーの既存SUVカテゴリーには「PROXES」シリーズとして「PROXES Sport SUV」、そして「PROXES CF2 SUV」がラインアップされます。
「PROXES CF2 SUV」はラベリング制度の転がり抵抗係数「A」、ウェットグリップ性能「b」を達成。剛性を強化しながらも熱伝導の抑制により、SUV低燃費タイヤとして優れた性能を発揮します。実質これの後継になるかと。
「PROXES CL1 SUV」はラベリング制度で転がり抵抗係数「A」、ウェットグリップ性能「b」と同様を維持。しかし、パターノイズを22%も低減していることから更なるオンロードにおける高位性を発揮すると思います。
これでラインアップは「PROXES」シリーズと、更には「OPEN COUNTRY」シリーズのオンロード用「OPEN COUNTRY U/T」もラインアップしており、この展開はかなり際立つものになるかと。但し、いずれも差別化は明確であって欲しい。同様レベルを複数並べてもユーザーの混乱を招くだけですから。
国内クルマ市場は更なるSUVの隆盛が見られます。ここに集中投入される所以は最もなこと。多彩なユーザーなニーズに対する主張は響くでしょう。但し、他メーカーも同様の施策で臨みます。従って競争は必然的に高まります。
搭載技術
「PROXES CL1 SUV」の主張として注目するのは静粛性と耐摩耗性の向上です。近年はハイブリッドモデルのラインアップも充実、装着タイヤには車重の増加による摩耗を抑え、エンジン音が発生しない走行時に聞こえるノイズを低減することが求められます。
トレードパターンは、タイヤ設計基盤技術T-MODEを活用し、機能を分担させる非対称パターンを採用。最適設計で局所的な摩耗を抑え、ノイズを従来品より22%低減しています。
また材料設計基盤技術Nano Balance Technologyを駆使したゴムの配合で、すべてのサイズがラベリング制度の転がり抵抗係数「A」、ウェットグリップ性能「b」を実現。SUV低燃費タイヤとしての性能も確保しています。
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