ハイパフォーマンスクロスオーバーSUV車向けコンフォート
- カテゴリー:SUV
- サイズ:18~22インチ
- 扁平率:55~35%
- 発売:2019年4月
- 1件のインプレッション
新次元のH/Tとし「PARADA Spec-X」の後継に位置付けされる。ハイパフォーマンス「PARADA」であっても「GEOLANDAR」シリーズへ取り込み、メーカーとしてSUVの統一を図る。
製品情報
ヨコハマから欧州などのハイパフォーマンスクロスオーバーSUV車向けコンフォート、「GEOLANDAR X-CV(ジオランダー エックスシーブイ)」が2019年に投入されました。パターンナンバーは「G057」です。
新次元のH/T(ハイウェイテレーンタイヤ)とし、「PARADA Spec-X」の後継に位置付けられます。設定サイズは初期の17から2022年シーズンまで25に拡大。そして最新は29まで拡大しています。
従来品「PARADA Spec-X」は、ドレスアップ志向のインチアップに最適を謳う製品です。SUV/クロスオーバー、しかも大口径をターゲットに展開します。ただヨコハマのSUVブランドは「GEOLANDAR」シリーズが完全定着しています。認知では断然こちらが上でしょう。従って今回ハイパフォーマンス「PARADA」であっても、同シリーズへ取り込み統一を図ったと捉えます。
「GEOLANDAR」シリーズは既にオンロードで中・大型を対象にする「GEORANDAR H/T G056」、中・小型向け「GEOLANDAR SUV」がラインアップされます。「GEOLANDAR X-CV」はこの2つの上、そう最上位に配置されるかと。ただ2020年シーズンは新たな製品が追加。「GEOLANDAR SUV」の後継として「GEOLANDAR CV G058」、更に「BluEarth-XT AE61」も同時投入しています。
さて「X-CV」に対するヨコハマの主張はこう。モノコックボディの中・大型輸入車に代表される高速性能と運動性能を重視した、ハイパフォーマンスクロスオーバーSUV向け新次元のH/Tだと。
安全性、快適性、経済性を備えながらも、全サイズで最高速度270km/hに対応するスピードレンジ「W」を実現。高次元で異なる性能を併せ持ち、更に「M+S」規格を獲得していることから急な降雪にも対応するという。ただこのことは低燃費タイヤ対象外ということです。
この種のSUV車はスポーツカーにも迫る走りを実現するものが多い。その為にスポーツ重視の製品が装着されるかと。しかし、国内ユーザーの要求は快適性、そうコンフォートのレベルアップです。これを埋めるのがヨコハマの狙いでは。
それにしてもSUVの車種区分けに、クロスオーバーが目立つようになりました。基本的にはオフロードでの走破性を重視したクロスカントリーから、オンロードでも乗用車並に走れることで台頭したのがクロスオーバー。少し曖昧だけれど乗用車と同じモノコック構造を持つSUVがクロスオーバーに定義されるのかな。
製品特徴
安全性および経済性では、4本ワイドストレートグルーブや2-3Dコンビネーションサイプなどを採用した専用の左右非対称パターンと、新たなハイシリカコンパウンドがウェット制動性能と耐摩耗性能を発揮。
快適性は専用の左右非対称パターンに加え、高剛性、高耐久の専用構造が高速走行時の安定感、快適なロングドライブを実現。また、ブロックに施した5ピッチ・バリエーションがパターンノイズを抑制し静粛性の向上に貢献。
従来品「PARADA Spec-X(PA02)」に比べ、ウェット制動性能を8%、ウェット操縦安定性を3%向上。更にロードノイズを23%、パターンノイズを2%、転がり抵抗を3%低減しています。
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インプレッション
- 投稿数 【1】
- グリップ性能
- ウェット性能
- 乗 り 心 地
- 静 粛 性
- 寿 命
- 平均評価値(5満点)
- 4.0
- 5.0
- 5.0
- 4.0
- 5.0
- グリップ性能
- ウェット性能
- 乗 り 心 地
- 静 粛 性
- 寿 命
横方向のふらつきが無くしっかりして直進安定性が増しました。乗り心地は固くなく振動の角が取れて快適です。M+Sの為、騒音を覚悟していましたが予想に反し静かでした。ドライグリップは踏んばりがありブロックよれの心配はありません。ウエット路は太くて深い溝のおかげで心配無用です。
ノーマルサスペンションでは役不足かもしれませんが、タイヤを変えただけで一クラス上の車にアップした感じです。