タイヤ選びはクルマ用品を選ぶ際の基本とも言えます。4本交換すると費用は相当なモノになります。従い慎重に行いたいけれど、的を射た選び方は想像以上の恩恵を得られる可能性があります。
スリップサインが出ていないからと言っても、タイヤ性能はピークを越えており低下する一方です。不快な振動を感じ、雨の日は不安が襲います。これもう新品タイヤへ交換する時期が来たと判断出来るのでは。
そうすれば乗り心地や静粛性が良くなり、更にはドライビングレスポンスが向上するなどこれまでの不安が解消されます。特に乗り心地は変化に気付きやすいかと。ゴムの劣化や偏摩耗などが一新され走りのスムーズさが再認識されます。
新品タイヤの恩恵
新品タイヤはフレッシュなゴムと骨格を持っています。古いモノより柔軟性に優れ、路面の凹凸に対してスムーズに変形するので細かな振動を吸収してくれます。突然のギャップも乗り越え、乗り心地の向上が実感出来るはずです。
古いタイヤは溝が減ったものが大半かと。溝はタイヤと接地面から雨水を排出する大切な役割があるので、それが減ると排水能力が落ちてしまいます。新品なら雨の日でも安全に、安心してドライブが可能になります。
走行中に聞こえるガー音やゴー音は、ロードノイズと言われるものです。路面を擦り付けながら回転するタイヤは、どうしてもこの音が発生してしまいます。古ければ特にこの傾向が強くなります。
新品は先進技術による溝の形状や素材改革で改善します。柔軟に路面対応が可能、従い擦れ方も優しくなるのです。不快なロードノイズの抑制に繋がるということです。またドライビングやクルマの動きそのものがスムーズになります。バランスを適正に近い状態に整えます。これにより無駄な燃料消費を抑え低燃費化が促進されます。
タイヤ交換の具体性
日常的にタイヤはどうしている? 全く気にしない‥ なら要チェックです。もしかするともう新品に交換した方が良いかもしれません。不快な振動が増え、ロードノイズも気になっていたりして。雨の日も実は不安です。こんな状況なら正に交換のタイミングと言えるでしょう。
タイヤは毎日少しずつ性能が低下するので気付き難いけれど、新品に交換するとそれまでから一新し全くの別物と感じます。雨の日も不安が解消されます。
そこで肝心となるのがその選び方。多くのメーカーから様々な製品が投入されており、一筋縄では決められません。これが難しいと感じるところです。なので価格面も含め現在と同レベルにしてしまう人が多いという。
ただ期待に具体性を持たせれば、納得の選択が可能になるはずです。例えば、もっと乗り心地を良くしたい、静粛性を高めたい、走りの安定性を得たいなど。こうすることでグッドチョイスに相当近付くはずです。
方向性を読む
実際の性能が分かり難いタイヤであるけれど、実は数種のカテゴリーに分類でき、シンプルな製品設定でもあるんです。ラインアップの位置関係を把握すればその性格は理解可能です。
基本は相反する性能を有する「スポーツ」と「コンフォート」になるでしょう。これを横軸とします。縦軸は価格相応とも置き換えられ、上位に「プレミアム」、対するスタートに配されるのは「スタンダード」です。
基本的な機能は同じ方向性でも、実際に搭載される性能は大きく異なります。ここで期待に対する具体性を活かします。運動性能なのか快適性か、また標準性能重視なのか快適の最上級を目指すのか。
より性能の向上に優れる製品を一度選択すれば、ランクダウンするのは難しくなります。使ってみて初めて分かる性能がタイヤには秘められています。
求める性能、最後は価格?
興味としてのタイヤ性能は、満足を高める上で非常に重要です。ただ全てにおいて高性能がクルマとのバランスに長けている、ということではないはずです。
バランスの良さが重要です。これが本来のクルマ性能を最大限に高めます。タイヤが果たす役割、実はここが大切。どちらかが突出していたのではその恩恵を受けることが難しい。最大限には到達しません。
そして同様なら向かうのは価格でしょう。下を見ればアジアンタイヤなど強烈な価格設定が行われており、価格オンリーによる直接的な対峙は必ずしも的を射た選択にはなりません。国内や海外のメジャー製品が誇るのは性能に裏付けされた価格です。
近年はタイヤさえもリアル店に拘らず、インターネットでの購入を選択する人が珍しいことではなくなりました。取り付けの手間も価格への期待が望めることで煩わしさを感じない、ということかと。
双方で一長一短あると思うけれど、そこは価格に限定すれば自分である程度のあたりを付けておきたいというのもあると思います。タイヤ選択の重要性に含まれる価格です。どうせなら納得いくようじっくりと吟味してみたいものです。