NS-2Rを更に凌ぐドライグリップにシビレル
- カテゴリー:スポーツ
- サイズ:13~20インチ
- 扁平率:60~30%
- 発売:2016年
- 1件のインプレッション
ドライグリップに拘る姿勢は本物。極限まで高めたハイグリップとしてサーキットやスポーツ走行で気合を入れたいユーザーへ向けられている。ラップタイム向上など、より速くより洗練さを実現。
製品情報
NANKANG「AR-1(エーアールワン)」、ドライグリップの進化が凄い。トレッドデザインは正にSタイヤ、R の称号を得たことでドライグリップの飛躍的な向上が謳われる「NS-2R」よりも更に上を行く、そんな雰囲気を感じさせるに十分な製品です。
ドライグリップに拘る姿勢は本物かと。性能を極限まで高めたハイグリップタイヤとして、ターゲットはサーキットやスポーツ走行で気合を入れたいユーザーへ向けられています。ラップタイム向上などより速くより洗練されたタイヤを謳います。
最大主張点はトレッド面のブロックとショルダー部分の剛性向上、効果はコーナーでも安定したグリップ力を発揮するという。アングルパターンと呼ばれるトレッドデザインは、スリック状となるセンター部分の剛性を高め、斜めに特殊形状を施す溝は素早い排水性と高度なハンドリング性能を実現します。
ショルダーも溝が無いスリックショルダーにより、コーナーリングの限界性能を極限まで高めます。また特殊セミスリックコンパウンドの配合で、グリップ向上と温度上昇時間短縮を強く謳っています。
2016年の春頃、国内で一部販売が開始されました。しかし、NANKANGのグローバルサイトに詳細な情報は見当たりません。7月に入りオートウェイで発売が実現するも、やはりNANKANGのサイトに変化なし。このあたり正直イライラしました。
でもしつこく調べたところ、NANKANG UKでヒット。括りはモータースポーツ、「NS-2R」と伴にハイパフォーマンスを強調。そして2017年春から日本向けでもモータースポーツの括りでフラッグシップにラインアップ。これにより「NS-2R」は一歩後退します。
摩耗係数はこうなる
「AR-1」の摩耗係数となるTREADWEARは80を示します。「NS-2R」は120と更にハイグリップとなる80のレース用、そして180のストリート用が存在します。オートウェイの取り扱いは120と80のレース用。レース用でも公道走行は可能という。
摩耗係数だけなら「NS-2R」の80と同等では。但し、全体的に進化しているだろう「AR-1」が勝る、と考えるべきでしょう。「NS-2R」の出現に驚いたけれど、更にそれを上回る話題性にシビレル。
これにより気になるのはFEDERAL「595RS-RR」への注目かと。「NS-2R」を上回る、と言われる戦闘力ながら「AR-1」の出現に市場のワクワク感が高まっているのでは。アジアンタイヤにおけるドライグリップ戦争、また新たな次元へ突入します。
サイズ展開は2017年5月に6サイズだったものが、2018年1月には20サイズまで拡大、2019年1月は30サイズに。そして最新は40! まぁ理想に近い展開です。
但し、というべきか! これを上回る「CR-S」が2022年3月に登場。スポーツと言えどもうほとんどコンペティション、「AR-1」も同様の評価であるけれど「CR-S」優位が現実かな‥
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インプレッション
- 投稿数 【1】
- グリップ性能
- ウェット性能
- 乗 り 心 地
- 静 粛 性
- 寿 命
- 平均評価値(5満点)
- 5.0
- 5.0
- 3.0
- 3.0
- 2.0
- グリップ性能
- ウェット性能
- 乗 り 心 地
- 静 粛 性
- 寿 命
ドライグリップは非常によく、横も縦も斜めも申し分ないです。
ウェットも試しましたが、他の国産ハイグリと比べて見劣りしません。
ただ、減りは早いです。
スピンすると、見た目で分かる減り具合でした。
乗り心地ですが、ゴツゴツはあるけど許容範囲です。
走行音ですが、RS-RR等に比べればマシですが、ゴロゴロと音はします。
試す価値は十分にありますよ!!