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第18回 タイヤ性能を本体側で消しているのはある意味致命的

 コンフォート性能を期待し装着したのが「N7000 Plus」です。NEXEN史上最上級の静粛性、というフレーズにも惹かれました。実際、スポーツタイヤに比較するとかなり異なる体感です。コンフォートの魅力を兼ね備え、走りのバランスもいい感触を得ています。

 ただ老いてきた愛車のサスはヘタリが進み、恐らくどんなタイヤを履いてもこれ以上の満足を得ることは難しい。細かい点で評価を繰り返したい、しかし体感がプラスに向く可能性は低いと考えます。

 タイヤ性能を本体側で消しているのはある意味致命的です。解決にはサスのリフレッシュ、いや新たなクルマでしょ、とは直ぐに決断出来ません。

 愛車歴はそこそこスポーツに拘って来ました。ピークはFCの「RX-7」から80の「スープラ」あたりかな。いい歳の人は理解いただけるかと。「RX-7」はある意味ピュアスポーツです。純粋に走りに傾倒した、しかもヘビーでなくライトでもない。程好い大きさで扱いは最高。

 一方「スープラ」は正にバブルの落し子のよう。走りはオンザレール感覚だし、重量ボディーを大排気量で引っ張ります。豪華さもありましたね。

 可能ならこの続きを。しかし、そこはおっさんだし、家族持ちであることを考えると絶対無理。現在の「アコード ユーロR」だって相当妥協したものです。ただリアルレポートは、半端な特性車種ほど装着タイヤの可能性を広げます。「RX-7」や「スープラ」に「N7000 Plus」は決断出来なかったでしょう。

 その点で「アコード ユーロR」のセダンとスポーツを併せ持つ特性はかなり有効です。で、今後も愛車は同様の使命を背負うことから似通ったタイプが望まれます。ただ夢を見れば新しい「シビック タイプR」など乗ってみたい。恐らくガチガチの高級セダンは可能性ゼロですね。

 ということで、レポートはかなり厳しい展開です。従って次々回あたりを最後としてお伝えすることになりそうです。

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