掲載日 2013.04.26
まだまだ「ATR SPORT2」の本質を完全に把握出来ていません。と言うことで、峠に行って来ました。こんな時適度な田舎は便利です。約1時間程走れば結構な峠に辿り着きます。ここで本日の目的である峠の走りを感じるつもりです。
その前に空気圧の確認を。前回(4月15日)に調整したばかりですが、今日は峠なのでより厳密に調整してから出掛けます。チェックすると前回よりも約10kPaほど空気圧が下がっている。ん‥、気温変動激しい為か。現在の気温は約15℃、晴れているので陽があたっているところはもっと高いはず。
タイヤ装着から1ヶ月強、冬から春への季節の変わり目で確かに気温変動は大きい。この時期に頻繁に空気圧に拘ればこんな動きになるのかな。その都度適正値への調整欠かせません。
一応空気圧計を替え再度計り直し。すると微妙に違う。ならもうひとつ、こちらも微妙‥ 結局エアーコンプレッサーの空気圧計に合わせることにします。この値を元に適正値へ。
さて天気は快晴、走り出すと陽があたり気温は上昇し約20℃、走りには最適です。窓を閉め切っていると暑い、少しだけ開けて風を通すと快適。こんな時音楽はいらない、エンジン音を、そしてタイヤノイズを楽しみます。
峠に近づくと桜が咲いている。少し得した気分です。徐々に道は狭くなり、対向車も少なくいよいよ峠であることが感じられます。その前に一旦パーキングで態勢を整えます。写真を撮る必要がありますので、ここらへんで峠の雰囲気を収めます。そしていよいよスタート。
まずは結構な登り、2速で加速し3速まで。そのままキープで右、左とコーナーを抜けて行きます。なかなか快調、粘りある走りが期待できそう。道狭く登りきつい為に4速まで入らず。対向車は来るので注意しながら運転集中です。繰り返しますがいい歳した親父ですので無謀な走り屋(古い?)にはなりません。
途中、転回するほどのきついコーナーを超えまだグイグイ登って行きます。ここでのグリップは気持ちいい感触が得られます。その先は視界が開け大きなコーナーは橋となっており、高めのスピード域で超えて行きます。スピードに乗り加速感もいい。ただ橋の継ぎ目では少し跳ねる。
その先直線でやっと4速、そして5速へ。次にトンネルが出現し減速、トンネル内でもノイズは気になりません。乾いたような低音が響きます。出るとまた直線、その先にパーキングがあるので一旦休憩します。
下のパーキングからここまで約20分位。グリップ感は高い。ピッタリ吸い付くような感触とは異なり、粘り付くような柔らかい感触が特徴。ただ前回も感じたその先が分かりずらい。スコンと抜けてしまうのか、徐々にズリズリ行くのか。このあたり一般道で確認するには限界があります。
さて、そろそろ帰りを心配しないといけません。この先はまだまだ続きますが、本日はここで戻ります。今来た道を今度は下ることに。下りながらのコーナーはブレーキを引きずるものの、切り返しの反応はいい。タイヤが鳴く程では有りませんが、前輪加重でのロールにも耐えているのがわかります。しかし、これ長時間の走行でも同じような状態がキープできるか? この点気になります。
登り下りで約40分、峠の走りとしてはまぁ満足としましょう。柔軟なグリップ感はきついコーナーほどいい感触が得られます。ハンドの切り返しはルーズさも無く反応します。反面、気になるのは柔軟さの要因です。トレッドの柔らかさから来るものなのか、それともサイドの柔らかさから来るものなのか、いまひとつ分からない。
もしかして双方その特徴(弱さ)を備えているのかも。試しに転回を繰り返したところ、タイヤ跡が激しく付いてしまいました。これは、ん‥のレベルかと。寿命への期待は低いかな。
いずれにしてもマイナスは当然ある。それを上回るプラスの感触が得られるか、です。今回は当然プラスが上回ると判断しておきます。しかしながら、マイナスは今後の継続確認かと。
最後に燃費を。給油してからリセットになったので改めて確認。その結果99.5kmの走行で約7.9km/Lに上昇しました。良くなっている。これタイヤが馴染んだことでのプラス材料かと。なお装着からの総走行距離は本日まで313kmです。
燃費が問題だ
掲載日 2013.05.31
3月下旬に装着し早2ヶ月。ここまでの走行距離は約745km、まだ少ないですなぁ。残念ながらウェット走行が本格的に出来ていません。雨が降らないのではなく、そのタイミングでインプレッションをお伝えできるほどの走行が出来ないのです。タイミングが悪い、ちょい乗りでは不十分ですから。
高速走行も同様。相応の距離を走るにはしっかり時間を作らねば。ということで、街乗りに終始している現在です。
それでも感じることはあります。初期はブリヂストン「POTENZA RE050」のような感触(硬さという点で)を意識したのですが、どうもその感触が変わりつつあります。サイド剛性は期待したほどではないかと。それによる微妙なバランスのズレが意識されるようになりました。
これコーナーリングでの安定性よりも凹凸が僅かに続く直線路で意識されます。お尻の下のほうから何ともいえない不安定さを感じます。毎日通る道での印象。
ただコーナーリングは非常に面白い。粘り付くような柔らかい感触は気持ちがいい。ハンドルに対しての伝達もスムーズであり、まだまだ行けますよ~と伝わってきそうです。グリップに対する評価は明らかに高いかと。
静粛性は相変わらずのゴー音オンリーです。それでも不快さが感じられる程ではありません。スポーツタイヤとしてはこんなもんでしょ! のレベルです。
さて、空気圧オタクとしては今回も拘ってみました。本日の気温は25℃を越えています。車の温度計は30℃になっています。この状態では、(前)255kPa、(後)245kPaを示しています。規定は(前)250kPa、(後)240kPaとしていますので気温上昇により増えているよう。
前回はもっと顕著でした。(前)260kPa、(後)250kPaにまで増えていましたので。季節の変わり目は空気圧管理がやや面倒。今回はこのままを維持しておきます。
そして燃費です。燃費履歴表示で5月11日から28日までを確認できます。これ給油のタイミングです。結果は7.4km/L! 悪い。ただ平均車速20km/hって、これが原因かも。
次はウェットか、それとも高速走行か、いずれかを必ずお伝えしたいと考えています。そういえば、同一1本の価格5,590円になっています。円安の影響で今後更に値上げになるか?
ウェットは・・
掲載日 2013.06.15
装着し3ヶ月弱、いくつかテストしインプレッションをお伝えしました。更にウェットでの走行を予定しているものの、お伝えできるレベルの走行が出来ていない。
装着当初こそウェットは何度かは経験済みですが、高い意識を持って走行していませんでした。また最近は馴染んできたせいか感触が全て日常的なものとなっています。それ故にインプレッションに対しては繊細さが必要。これからタイヤを感じるぞ! という気持ちの切り替えを行います。
なのに雨が降らない。本日は曇り、これから雨の予定ながら天気予報は当てになりません。もし予報通り雨になったなら急ぎテストに出るつもりです。
結局今回ネタ無しではまずいので燃費に関して継続的な確認を。前回は242kmの走行で7.4㎞/Lだったのですが、今回は178kmで9.6km/Lに向上しています。これには要因が。実は60km/h位の巡航速度で100kmほどの距離を走行した為かと。よって実燃費は前回同様7.5km/L位ではと認識しておきます。
ようやくウェット走行実施
掲載日 2013.06.19
ようやく雨になりました。急ぎでウェットを感じるために出発、感度をビンビンにして走行に望みます。走行ルートは悩むも、日常使用をメインに考えれば街中がいい。いつもの通勤ルートを含め、約1時間ほどあっちこっちへ走ります。
ただ雨脚は弱い。タイヤのサイドが半濡れ状態、トレッドも出発直後では溝の奥まで濡れているかは微妙。仕方ない、この状態で感じてみます。結構な降りを期待していたのに残念。ヘビーウェットで思いっきり感じてみたかった。
早速、ストップ&ゴーの繰り返し、これ違和感ありません。アクセルワークを雑に行ってもズリッという感触もなし。コーナーでクイックなステアリング操作をしてみるも、しっかりしたグリップを感じます。
車の挙動を変え感じ方を探るも一定のグリップは維持されています。ドライだけではなくウェットも結構なレベルでは。この程度の雨では全くといっていいほどウェットでの弱さは感じません。
ただ走行ノイズは大きい。ドライ時とは異なるうるささが気になります。水膜を押し吸い寄せる一連の流れはグリップ効果に貢献するも、ノイズへの働きはいまひとつかも。
更に水溜りや流れが出来た中を走行できれば、本筋を見出すこと出来たかもしれません。これだけではまだ半端な印象になるかと。限界はどうなんだろう? ということで広い駐車場へ移動。
ここでは2速ホールドで転回してみます。スピードを上げアンダーが出るレベルを探ってみます。スタートから20km/hでは余裕です。30km/hでも大丈夫です。でも転回でこのスピードは結構なもの。Gも掛かってきます。
更にその先・・は無理、広い駐車場ながらこのレベルまでで限界、これ以上は危険になりそう。残念ながらアンダーが出るところまで行きません。ここでも限界は見出せず。
まとめます。日常使用を前提にすれば、街中での走行はウェットでもそこそこのグリップを発揮。ただノイズへの違和感から快適性は決して高いとは言えない。ヘビーウェットはまだ何ともです。確認を継続します。
ATR SPORT 第2世代。トータル性能が飛躍的向上
- カテゴリー:スポーツ
- サイズ:15~22インチ
- 扁平率:55~30%
第2世代となりトータル性能向上を謳う。「ATR SPORT」はドライグリップの高さが特徴、これは「2」でも踏襲。しかしそれ以上にレスポンス、そして剛性やライフも飛躍的進化を果たす。