NANKANG AW-1【改良版投入】
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第6回 いよいよ本気で行きますよ! 慣らし完了でその本質に迫るとこうなる

 だらだら走っていただけではショウガナイ。そろそろ本気出すぞ! ということで、本日ようやく走行距離250kmを超えました。トレッド面の薄皮は剥がれたし、ホイールとの馴染みもOK。更には寸度成長もいい感じかな。これで慣らしが終わり、ようやく「N7000 Plus」の本質に迫ることが可能です。

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 それにしても静か、路面に左右されない静粛性は素晴らしい。直進性も悪くない。微妙なところあるけれど舵角の修正は最小限、と言っていい。この2つは装着直後から一貫したもの、これだけでも得るものあったのでは。

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 更には転がり抵抗の感触が悪くない。低燃費タイヤ並み、とは言わないけれど、新車装着の低燃費を謳うスタンダードレベルに近い印象を受けました。シフトアップしてスピードが乗れば乗るほど転がりの良さが伝わって来る。ブレーキングのタイミング、僅かながら早まっています。

 いいとこだらけの安売りがいっぱい。これではレポートとしてどうよ?

 レポートとしては本来辛口から触れることで受け入れにはプラスになるんでしょうが、ここが私の弱点なんです。正直甘い、と思う。何でもかんでもいいところを見つけようとしてしまう。最後に少し難しいっすね、でまとめる。

 これって性格的なところが大きい。攻撃的に弱点を攻めることが出来ない。インプレッションを伝えるの実は不向き・・ ただ10年もやっていると少しは的を射た姿勢を示さないと今後に影響します。ここからはビシッと行きますよ。

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 当初から触れた M+S が意味するオールラウンドは、1度の走行距離が伸びるほど微妙な違和感に触れるケースが見られます。溝の多用による効果は排泥、排雪に対して最小ながら、排水性に高い期待を寄せることになります。しかしながら、コーナーや車線変更時のハンドリングに、慣れない軽快さが決してスムーズとは感じなくなる。安定しているけれどこれまで染み付いた感触とはどこか異なり、少し気持ち悪い。

 微妙ながらもスタッドレスに近い表現で伝えたい。近いと言っても少しだけですよ。だけど気になるんだよなぁ。感触は100kmも走れば慣れるはず、なのに中々受け入れられなかったのはマイナスとして示しておきましょう。

 また安定性に裏打ちされた剛性は、ブレーキングの多用なシーンで異なる側面を露呈します。転がりの良さによるタイミングの早まりは伝えた通り、その際スムーズな動作には信頼を得ています。

 ところが急激な踏み込みは更なる動作の深度が必要かも。まだ激しくは試していないけれど縦グリップに対する要求が満足レベルに達していないのでは。横も同様の印象を抱いています。残念ながら本日はその機会に恵まれず、次回への課題としておきます。

 本日の走行を1人で行うには飽きが来きそう。従って珍しく女房を乗せお昼を兼ねて出掛けます。いつもは誘っても、行かない! とそっけない返事が返って来るも、今日は違った。誘っておきながら戸惑います。

 因みに乗り心地と静かさの変化について問うてみた。その答え、変わらない! だそう。良く分からない? とも重ねてくれました。そんなもんですかね。

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