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アジアンオールシーズンタイヤ比較

 日本国内において、オールシーズンタイヤが徐々にだけれど評価を得るようになって来ました。夏・冬用の性能を兼ね備えた全天候型、特殊コンパウンドとトレッドパターンは季節を問わず多彩な路面コンディションに対応します。

 アジアンタイヤにおいてもよりグローバル化を目指す上でこの存在は見逃せません。アジアンオールシーズンの現状を含め、今後の展開へ期待を膨らませます。ということで注目製品など探っていこうと思います。

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現状はどうなっている?

 アジアンオールシーズンタイヤの現状はどうよ? MINERVA(ミネルバ)タイヤ1製品‥ だったけれどDAVATI「ALLTOURA」が加わり2製品。そしてSUV/4×4やミニバンを対象にしたハイト系専用「ALLTOURA H/T」を投入し3製品。更にMOMO「4RUN M-4 ALLSEASON」が加わり4製品へ。

 これで今後拡大への可能性が出てきましたが、それでもラインアップ数においてはまだまだ不満です。将来的な期待を寄せています。他メーカー(ブランド)も前向きに様子見の段階かと。

 様子見とは、アジアンオールシーズン云々よりもメジャー製品の動きです。既に国内外の乗用車用、SUV用、更には4×4用も併せ15以上にも及ぶラインアップを実現します。僅か数年前には想像も出来なかった躍進ぶり。

 その筆頭はグッドイヤーです。1977年世界初のオールシーズンタイヤ「TIEMPO(ティエンポ)」を発売。四季がより明確な日本特有の気候環境こそ向いている、と地道に訴えて来ました。風向きが変わってきたのは2019年シーズンから、国内メーカーも一気に参入を果たします。

 この状況にアジアンタイヤメーカーも国内導入へ向け前向きに。2021年シーズンにミネルバが「ALL SEASON MASTER」を導入開始。当初こそ14~17インチまで13の設定でしたが、現在は13~19インチまで相応数に拡大しています。そしてDAVATI「ALLTOURA」が2022年6月に追加されました。更に12月、第2弾として「ALLTOURA H/T」も投入。

 そして2024年1月、MOMOから「4RUN M4 ALLSEASON(フォーラン エムフォー オールシーズン)」 が投入になりました。V字型のトレッドパターンは、悪天候下でも優れたトラクション力を発揮するという。

 いずれも重要な「スリーピークマウンテン・スノーフレークマーク(3PMSF)」を搭載、オールシーズンとしての性能要件を満たします。

 メジャー製品が冬場を過ぎても相応の注目を浴びていることを考えると、オールシーズンの可能性は拡大中と捉えます。ただ現状だけでメジャー同様の導きは難しい。他メーカー(ブランド)も積極導入を是非実現して欲しい、と期待します。

アジアンオールシーズンタイヤ性能比較

DAVANTI

乗用車用

DAVANTIからまたひとつ国内導入が実現、オールシーズン「ALLTOURA」がそれ。「M+S」は勿論のこと「スノーフレークマーク」を搭載し性能要件を満たす。サイズ展開も本格化しほとんどの車種をフォローする。

ALLTOURA 詳細

SUV用

乗用車用「ALLTOURA」が既に投入済み。国内ではこれに続く第2弾となる。乗用車用のV字型を採用したパターンとは異なり左右非対称パターンを採用。左右で異なる効きを実現しより専用性を高める。

ALLTOURA H/T 詳細

MOMO

乗用車用

季節ごとに異なる路面で優れたパフォーマンスを発揮。トレッドパターンは路面変化への対応力が高いV字型を採用。悪天候でも優れたトラクションを発揮し、転がり抵抗を低減。オールウェザーコンパウンドは気温変化への順応性に優れる。

4RUN M-4 ALLSEASON 詳細

MINERVA

乗用車用

「スノーフレークマーク」を刻印しオールシーズンとしての性能要件を満たす。トレッドデザインはその多くが採用すV字スタイルを踏襲。サイプは夏冬路面で効果的なグリップを実現する高密度3Dサイプを採用。

ALL SEASON MASTER 詳細

オールシーズンタイヤの様々な知識

 オールシーズンに関する知識を理解しましょ、ということで関連について触れるのがこのページ。スッタドレス・オールシーズン・ウインター 各タイヤの違いを理解し、的確な選択を実現したいものです。是非参考にして欲しい。

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