NANKANG AW-1【改良版投入】
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第4回 高速走行はこんなもんでしょ

掲載日 2013.06.28

 昨日は天気にも恵まれ高速走行を実施しました。走行距離は約180km、まぁまぁ評価にはなるかと。早速インプレッションです。

 まず燃費から。平均燃費13.6km/Lです。高速だと燃費は伸びますね。なんせ街中では7km/L台で推移していましたので。

 そして走行の感想。一番は静粛性、正直にいえばウルサイ。街中でも多少気になっていますが、高速走行では顕著です。路面に左右される傾向にあり、新しい舗装路なら低音のこもる様なグォーという音。少し経過した路面ではザァーと高音に。更に古い路面ではガァーです。ガァー音は私にとってはかなりうるさい表現です。

 次に乗り心地。途中路面の荒れたところ数箇所あり。窪んでいるような箇所も、結構危険と感じました。ここを通過した際にはかなりの衝撃で跳ねるような動きも。なので超快適とは行きません。静粛性同様に路面に左右される傾向、新しい舗装路なら「まぁまぁ」、少し経過した路面では「こんなもんでしょ」、古い路面では「疲れるなぁ」という表現になるかと。

 対してハンドリングは比較的安定しています。コーナーでのグリップはやはり高いです。合流でのきついコーナーでも追従性はいい感じ。粘りつくような感触は気持ちいいものです。

 ただ100km/h付近からはステアリングに対して微妙なブレが発生します。90km/hくらいでは全くなかったものが、それ以上から感じ始め、100km/hでは明らかなものになります。タイヤそのものに起因するのか、それともその他要因が影響しているのかは不明です。いつもの街中では全く感じられないことです。

 ザックリな印象はこんなところ。シックリ来るような来ないような曖昧さがあります。剛性もあるような無いような。以前装着していたNEXEN「N6000」よりも体感の剛性は落ちるような気がします。

 国産スポーツタイヤのようなカチッとした性格ではありません。この感触は人によるでしょうね。私はカチッとしたのを好むタイプです。

 しかしながら、購入は215/45R17が1,890円/本でした。(6/28時点の価格は5,590円/本) 微妙な感触と好みは仕方ないとして、価格を考慮すればこれでも受け入れないといけないでしょう。走行距離は1,208kmになりました。

更にジックリ高速走行

掲載日 2013.08.19

 「ATR SPORT2」の本質は大分理解して来ました。その状況で今回、夏休みを兼ね高速道路を中心に暑さ厳しい中での走行を実践しました。走行距離は520km以上、トータルでやっと2,500kmを超えました。また前回から今回までの過程でヘビーウェットも経験することになり、その点についても触れておこうと思います。

 7月後半まで毎日梅雨空、1日置きに降る雨はシトシトというよりもゲリラ的な降り方。突如激しくということです。それにより走行も厳しくなります。しかし私にとっては貴重なヘビーウェット走行です。

 結果から言えば、一般道レベルのスピード域では悪くないのでは。接地性高く、排水性は意外な効率を示します。ブレーキングでの効きにも全くの不安なし。またコーナリングでもズリと行く事はないです。

 但し、アスファルトの凹みが川と化したところでは不安感が全く無い訳ではありません。微妙なハンドリングの違和感が気持ち悪いというか、時に不安を感じさせます。この点はやや心配。

 決してハイドロプレーニングのようなコントロールを失うものではありませんが、しっかりとした安定性を感じるには至りません。

 それでも発進時の縦のズリやコーナリングの横のズリ、ブレーキングでの不安感などは最小と言ってもいいでしょう。街中に限ればヘビーウェットでも十分です。

 さて、今回の本筋へ。前回も高速走行はお伝えしました。今回は520km以上というそこそこの距離を走行したことで、快適性を中心にレポートします。

 その前に点検を。自称タイヤ空気圧オタクですがここ2ヶ月近くは放置プレイ。興味が失せた訳ではなく諸々の理由です。そしたら空気が抜けています。4%位の漏れがある。一般道では微妙ながら、高速ではそれなりの体感があるのでは。燃費も僅かに影響するか。なので空気の充填を完了させておきます。

 さて改めて体感を。まずは乗り心地、良いか悪いかなら悪い方。でもアジアンスポーツタイヤであることを考慮すれば仕方ないか。シャキッとした乗り心地にはどうも感じられません。硬いことはこの種のタイヤは当然ですが、その感触は曖昧さが随所で感じられてしまいます。

 最も気になるのは静粛性。耳を澄まして感じてみましたが路面に左右される状況は相変わらず。特に古い路面での乾いた走行音はうるさい。音楽を聴いていれば確実にボリュームはひつと上げないと聴こえません。新しい路面に入るとフーとため息出ます。従ってノイズに関する評価は厳しくなりそう。

 直進性は悪くはありません。ただスピードが乗っている時の跳ねる感触は微妙。と言っても飛ぶような激しいものではありませんが、凹凸での衝撃吸収は限界が低い。

 ここまで何だかこれまでを覆すようなマイナス面が目立ってしまいました。しかし、決して完全否定ではありません。得意とするグリップは期待を高めます。Rのきついコーナー、例えばジャンクションからの合流などではまだまだ行ける安心感は相変わらず維持しています。加速に対する反応も悪くない。どちらかと言えば横のグリップの優位性が高いかも。

 スポーツタイヤの特徴はまずドライグリップです。この点を最優先で感じれば評価は決して悪くはならないかと。対して今回のような敢えて快適性へ目を向ければ、粗が見えてくるのはこの種のタイヤでは仕方ない。

 今回の燃費は14km/Lを越えました。この車にしてはかなりいい。ここに来て燃費で貢献できるようになってきた?

空気圧低下

掲載日 2013.09.18

 前回から約1ヶ月、真夏もようやく過ぎ秋の気配強まっています。そんな中、気温も徐々に下がる環境で空気圧に対して拘ってみました。

 前回8月の点検では、規定値(前)250kPa、(後)240kPaに対して、実測で(前)240kPa、(後)230kPaを示しました。約4%の低下です。そして今回は(前)225kPa、(後)225kPaを示しました。低下率はそれぞれ(前)10%、(後)6%位になるかと。

 低下は当然のことと捉えます。タイヤからの僅かな漏れも想定されますが、外気温の変動ではタイヤ内部の空気圧も変わります。冬から春、夏へ向けては空気圧は上がり、夏から秋、冬へは空気圧は下がります。

 タイヤメーカーでは温度変化と空気圧の変動はほぼ比例するとしています。温度が10℃上がると10kPa上がり、10℃下がると10kPa下がるという。

 また温度上昇が激しい夏の日中、午前中25℃から午後2時頃の30℃以上では、直射日光にさらされた場合約20kPa、日かげでも約10kPa空気圧が上がると言われます。従って空気圧設定はこうした変動も考慮されたら最高かな。かなり面倒で現実的ではないですけども‥

 「ATR SPORT2」は今回変動数値大きくなりました。一気に気温低下進んでいることが要因でしょう。これまで厳密に記録を残したことはありません。規定値に対して上がった、下がったのレベルまで。なので今回は私自身も得るものがあります。

 約10%の変動では違和感が感じられます。ハンドリングのスムーズさ、そして乗り心地バランスが怪しくなります。特にお尻に感じる衝撃ははっきり感知できるレベルです。そんなで、新たなインプレッションを感じる為に空気圧を規定値へ。なおここまでの総走行距離はようやく約3,000kmになりました。

やっぱり空気圧か? 2013年終わり

掲載日 2013.10.17

 2月の初め激安で掲載されていた「ATR SPORT2」、思わず購入し装着してから約7ヶ月、走行距離3,000kmを超え感じた点様々です。

 プラス評価もマイナス評価もその都度直に感じたこと。比較的スポーツ性能は好意的な印象で伝えてきたかと。対して快適性と寿命はやや厳しい印象でした。

 また空気圧の変化についても伝えましが、その後更に朝夜の寒さ厳しい環境下になり走行の変化はどうよ? そう問われればハンドリングのスムーズさが気になります。特に切り返しに違和感が。この点を具体的に伝えましょう。

 車庫入れの際は常に切り返しを3回前後行います。最近その際のハンドルの重さがこれまでよりも強く感じられます。走行距離はまだ僅かなので摩耗じゃないでしょ。ゴムの劣化もまだまだ問題なし。とすれば、やはり空気圧?

 調べると規定(前)250kPaに対して240kPaです。気温低下によるものとゴムの密閉性の問題が挙げられそうです。ただ僅か1,890円/本で提供されていたので、このレベルは仕方ないでしょ‥ 全く受け入れられないということでもないし現にそれ以外では大きな不満は出ていませんので。

 そんなこんなで重箱の隅をつついてみました。これに耐えられるようなら「ATR SPORT2」かなりのレベルと受け止めます。ということで今シーズンのレポートはこれで終了します。もう直ぐスタッドレスタイヤへ履き替えないといけません。

概要

ATR SPORT 第2世代。トータル性能が飛躍的向上

  • カテゴリー:スポーツ
  • サイズ:15~22インチ
  • 扁平率:55~30%

第2世代となりトータル性能向上を謳う。「ATR SPORT」はドライグリップの高さが特徴、これは「2」でも踏襲。しかしそれ以上にレスポンス、そして剛性やライフも飛躍的進化を果たす。

製品詳細

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