NANKANG AW-1【改良版投入】

アジアンタイヤメーカー別性能比較

 アジアンタイヤをメーカーに分類し比較、として一覧表示します。新興メーカー(ブランド)を中心にした展開で、最新の製品を詳細に伝えます。

 タイヤの括りは車種への装着を鑑みると、まずはカテゴリー別で検討されるのがいい。ただメーカーへの意向もあるだろうしそこは譲れない、として拘りを持つ人も居るはず。

 多面的な方向性から比較検討するのが理想、その点でメーカー展開は沿革等にも触れており、詳細に製品情報を探ることが可能です。アジアンタイヤは大丈夫? という疑念には尚更メーカー理解から深めることをお勧めします。

 掲載するのは最新13にも及ぶメーカー(ブランド)です。黎明期には NANKANG、ATR RADIAL、NEXEN、FEDERALなどが礎を築いています。そこから20年近く経過しアジアンタイヤの展開も随分様変わりしています。

 近年はメーカーよりもブランドの特色を色濃く打ち出すのが顕著です。アジアンタイヤを新興国製と示されるケースが増え、グローバルディーラーのPBタイヤさえもその範囲に加えます。更には欧州関連でも安さを見出すことで括り付けている。何とも曖昧で強引ですが、注目は決して低くないから面白い。

 メーカー筆頭はNANKANG(ナンカン)でしょう。黎明期からずぅ~と注目です。日本国内で普及するアジアンタイヤの歴史でもあります。そこにFINALIST(ファイナリスト)、MINERVA(ミネルバ)、ZEETEX(ジーテックス)、MOMO(モモ)、DAVANTI(ダヴァンティ)、NITTO(ニットー)など入り交じります。

 異質なのがNITTO。存在がアジアンタイヤを超えるのは明らか。しかし、敢えてポジショニングを図り国内におけるトーヨーとの差別化に繋げます。

 メーカー展開ではカテゴリーへの拘りも見出します。ただ全てに設定製品を投入している訳ではなく、ここはメーカーの得意性、そうスポーツメイン、コンフォートメインなど傾向があります。その中で近年はアジアンタイヤもSUVフォローが顕著、世界的な潮流が見出されています。

 結果的にこの特性が現在のアジアンタイヤ認知に大きく影響しました。必ずしも理想系とは言わないけれどラインアップの見応え感は相応のものを感じます。というようにメーカー毎の特性はそれぞれで、メジャーに比較すると個性的な印象が強いかと。あとは高性能化をいかに実現するかでしょう。

 同様のコンテンツとして展開するのは「アジアンタイヤカテゴリー別性能比較」です。カテゴリー別で検討する理想形として構築しました。スポーツからSUVまで7つに大別し類似性能製品を括ります。

 メーカー展開ではこれらへの拘りも見出します。ただ全てに設定製品を投入している訳ではなく、ここはメーカーの得意性、そうスポーツメイン、コンフォートメインなど傾向があります。その中で近年はSUVフォローが顕著、世界的な潮流が見出されています。

 アジアンタイヤはスポーツに傾倒している、という流れが強烈に印象付けられています。最新のようにストリートからサーキットまで幅のある展開とまではいかないまでも、ストリートメインに様々な製品投入を果たしました。

 結果的にこの特性が現在の認知に大きく影響しました。筆頭はNANKANGになるでしょう。必ずしも理想系とは言わないけれど、ラインアップの見応え感は相応のものを感じます。というようにメーカー毎の特性はそれぞれで、メジャーに比較すると個性的な印象が強い。あとは高性能化をいかに実現するかでしょう。

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アジアンタイヤメーカー別性能比較

NANKANG(ナンカン)

 NANKANGタイヤ、1959年創業の台湾メーカーです。何と読めばいい? ナンカングかな・・ ナンカンです。現在は認知され正しい読み方は定着した、と思います。英語名で NANKANG Rubber Tire、中国語名で 南港輪胎 です。台湾で最も長い歴史をもつタイヤメーカーだという。

NANKANG(ナンカン)タイヤ性能比較
NANKANGタイヤ、1959年創業の台湾メーカーです。何と読めばいい? ナンカングかな・・ ナンカンです。現在は認知され正しい読…

CEAT(シアット)

 CEAT(シアット)はインドのタイヤメーカー。設立は1958年、ムンバイに本社を構えます。1982年からインドの複合企業(コングロマリット)RPGグループの傘下となり、同グループではフラッグシップ企業。インド国内でのシェアは13%、世界110ヶ国に製品を展開するグローバル企業。

CEAT(シアット)タイヤ性能比較
CEAT(シアット)タイヤはインドのタイヤメーカー。設立は1958年、ムンバイに本社を構えます。1982年からインドの複合企業(コ…

HIFLY(ハイフライ)

 HIFLY(ハイフライ)、国内導入をまず果たしたのはスタッドレスタイヤ「Win-turi 212」からでした。中国工場で生産され、北米、欧州など世界各国で販売されています。日本へはアメリカに拠点を置くユニコーンタイヤ社によって供給、そして日本輸入販売店となるのがオートウェイです。

HIFLY(ハイフライ)タイヤ性能比較
HIFLY(ハイフライ)タイヤは中国工場で生産され、北米、欧州など世界各国で販売されている製品です。日本へはアメリカに拠点を置くユ…

ZEETEX(ジーテックス)

 ZEETEX(ジーテックス)は、ドバイを拠点にしている大手タイヤディーラーであるZAFCOのPBであり、ブランド誕生は2005年です。ZAFCOは1993年に設立され、800以上の顧客に対する自動車タイヤ、バッテリー、潤滑油の輸出入企業。UAE、米国、ロシアなど85カ国以上に進出しています。

ZEETEX(ジーテックス)タイヤ性能比較
ZEETEX(ジーテックス)は、ドバイを拠点にしている大手タイヤディーラーであるZAFCOのPBであり、ブランド誕生は2005年で…

DAVANTI(ダヴァンティ)

 DAVANTI(ダヴァンティ)は英国メーカー。「DX240」はウェット・ドライともに優れたグリップ力を備えたコンパクトカー用で静粛性に優れた製品。「DX390」は低燃費と快適性を実現するオールラウンド。「DX640」はハイグリップかつ高性能を持ち合わせたパッセンジャーカーとSUV向け。「DX740」はミニバン、SUVに向けられ専用性を高めます。

DAVANTI(ダヴァンティ)タイヤ性能比較
DAVANTIはダヴァンティと読む。英国メーカー(製造は中国)です。アジアという枠を超えながらも、アジアンタイヤで括るのはこれまで…

MOMO(モモ)

 MOMO(モモ)の沿革によると、ブリヂストン・ピレリ・ミシュラン・コンチネンタル等のOEM供給をしているイタリアのタイヤ製造会社 UNIVERGOMMA社の傘下になったのが転機。レースシーンで高い認知を誇るMOMOブランドのタイヤ構築が進んだという。

MOMO(モモ)タイヤ性能比較
MOMO(モモ)はレーシングドライバー、ジャンピエロ・モレッティによって設立されたブランドです。最も有名にしたのがステアリングかと…

RADAR(レーダー)

 RADAR(レーダー)は、シンガポールに本部を置く omni 社が運営するタイヤブランド。製造は中国、インドネシア、そしてタイまで拡大しています。乗用車から商用車、バス、トラックまでラインアップしグローバル展開を謳い、製造技術も最先端を用いて日本市場へのマッチングに自信を示します。

RADAR(レーダー)タイヤ性能比較
RADAR(レーダー)は、シンガポールに本部を置くomni社が運営するタイヤブランドです。製造は中国、インドネシア‥ など。  乗…

ARMSTRONG(アームストロング)

 2019年初頭の東京オートサロンでお披露目された新たなブランドがARMSTRONG(アームストロング)です。米国メーカーながら1988年ピレリに買収。しかし2012年に独立、リスタートを切ることに。フロリダ州マイアミ本社で、理念を継続し次世代へ繋ぐ先進性のある製品つくりを強調します。

ARMSTRONG(アームストロング)タイヤ性能比較
2019年初頭の東京オートサロンでお披露目されたブランドがARMSTRONG(アームストロング)です。米国メーカーながら1988年…

MINERVA(ミネルバ)

 MINERVA(ミネルバ)はベルギー生まれの有名な自動車メーカーの一つだった、という。幻のベルギー製高級車、MINERVAに対してはそんなイメージを抱きます。1992年コンチネンタルによってタイヤブランドMINERVEの提供が開始されました。2011年にはノキアンと提携。

MINERVA(ミネルバ)タイヤ性能比較
MINERVAはミネルバと読む。ベルギー生まれの有名な自動車メーカーの一つだった、という。幻のベルギー製高級車、MINERVAに対…

MAXTREK(マックストレック)

 MAXTREKは(マックストレック)は中国メーカーです。2006年に設立されたというので歴史は浅い。広東肇慶駿鴻実業有限公司が企業名、そのブランドがMAXTREK(マックストレック)です。生産をスタートさせたのが2007年10月から、年間生産量は700万本を達成するレベルまで成長。

MAXTREK(マックストレック)タイヤ性能比較
MAXTREKはマックストレックと読む。なんか格好いいんですけど中国メーカーです。2006年に設立されたというので歴史は浅い。広東…

NITTO(ニットー)

 NITTO(ニットー)はトーヨータイヤの輸出用ブランド、特に北米を中心とした展開が顕著です。一定層に人気がある、一定層とはまぁコアなファンとでも言えばいいか。熱烈な支持をしてくれる人達でしょう。ニットー、元々は日東です。

NITTO(ニットー)タイヤ性能比較
NITTO(ニットー)はトーヨータイヤの輸出用ブランド、特に北米を中心とした展開が顕著です。ニットー、元々は日東です。一定層に人気…

FINALIST(ファイナリスト)

 FINALISTブランドとして「595EVO」が蘇る。名称こそFINALIST「595EVO」となっているけれど、実はFEDERAL「595EVO」との関連性が深い。但し、国内においてFEDERAL「595EVO」銘柄は既にフェードアウト。FINALISTへと引き継がれている、と考えます。

FINALIST(ファイナリスト)タイヤ性能比較
FINALIST(ファイナリスト)は2021年9月からオートウェイの独占販売です。FINALISTとは何処かで聞いたことがるような…

FEDERAL(フェデラル)

 FEDERAL(フェデラル)の新たなラインアップを確認。スポーツモデル「EVOLUZION」シリーズがそれ。絶対的なグリップ性能は「595」シリーズに譲るけれどトータルでの性能向上、要はバランス性能の高さを誇ります。また「SS595」「595RS-R」そして「595RS-RR」がオートウェイで特別に販売されます。数量限定、特別価格で販売だそうな。なお製造年が2019 ~ 2020年のものとなるのでご留意を。

FEDERAL(フェデラル)タイヤ性能比較
FEDERAL(フェデラル)は台湾のタイヤメーカーです。1954年に設立され、1960 ~ 1979年まではブリヂストン、1981…
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