ドライグリップに拘る姿勢を強調する!
- カテゴリー:スポーツ
- サイズ:14~18インチ
- 扁平率:55~35%
- 発売:2023年8月
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「PROTOURA SPORT」との圧倒的な違いはトレッドパターン。ブロックの面積を可能な限り大きくセミスリックに寄せた設計。これによりドライグリップの更なる高みを果たす。
製品情報
DAVANTIから新たなスポーツタイヤ「PROTOURA RACE(プロトゥーラ レース)」が投入されました。ドライグリップに拘る姿勢を強調、それでもサーキットからストリートまで対応可能だというから本気の姿勢を感じます。
サイズは 265/35R18 97Y XL ~ 165/55R14 72V までの10を設定。耐摩耗性能を示すTreadwear係数は200。Made in China、Engineered in UK です。サイズ設定数はまだ初期と言えるのでこの展開はショウガナイ。今後拡大を期待します。
DAVANTIのスポーツカテゴリーには「PROTOURA SPORT」が存在します。ハイレベルなスポーツへの主張、トレッドデザインは独自性を謳いつつも「DX640」の流れを汲む。違いは溝とブロック面の割合、そうシーランド比が小さくなっていること。またTreadwear係数は400、「DX640」は同440です。
215/45R17の1本あたり「PROTOURA SPORT」が8,750円、一方「PROTOURA RACE」は9,070円なり。(2024年2月現在) ストリート重視の展開とサーキットまでも取り入れる性能、この差が価格への差異となっているのでは。
アジアンタイヤとしてはこの括りでこの価格、まぁ平均的と言えるでしょう。ただ価格よりも性能へ焦点を充てる、そんな製品かと。
より詳細を見ると、圧倒的な違いはトレッドパターン。「DX640」よりシーランド比を小さくした「PROTOURA SPORT」、更なる極みが「PROTOURA RACE」となります。ブロックの面積を可能な限り大きくセミスリックに寄せた設計です。
これによりヨレの防止、そして接地性の向上を高め、ドライグリップの更なる高みを実現します。コンパウンドは新開発を採用し、加速時の食い付き、優れたブレーキング性能を期待させます。カーカスは高剛性構造で、コーナ―リング時の安定性がより一層高められているそうな。
サイドウォールは、「PROTOURA RACE」と描かれた部分が他よりも濃厚なデザイン。これは「PROTOURA SPORT」でも採用された、DAVANTIのレーザーエッチングテクノロジーです。見た目の拘りも十分。
サーキットからストリートまで対応可能となっているけれど、ストリートの日常使いでも不満が無いレベルらしい‥
ウェットでは、太めのセンターグルーブとショルダーへ延びる方向性のある横溝を保持し排水性を意識。また快適性もこの括りにしては上等、随所でしなやかさが得られるよう。
全体としてバランス性能が極めて高く、縦横のグリップ性能はアンバランスを感じることが少ない。更にウェットと快適性も備え、ストリートでも十分可能な要因を示します。