アグレッシブなパフォーマンスを実現する
- カテゴリー:スポーツ
- サイズ:15~19インチ
- 扁平率:50~30%
- 発売:2024年10月
- インプレッション募集中
従来品が「595RS-RR」。その前が「595RS-R」という進化を辿る。炎を彷彿させるファイヤーパターンで武装し、FEDERALの最新技術を結集した最強のハイグリップタイヤを受け継ぐ。
製品情報
FEDERAL「595RS-PRO(ゴーキュウゴアールエス プロ)」がオートウェイから発売になりました。国内では既に2019年から登場しています。オートウェイにとっては満を持しての投入と言うことになろうかと。
「595RS-PRO」は従来品が「595RS-RR」です。その前が「595RS-R」という進化を辿ります。炎を彷彿させるファイヤーパターンで武装し、FEDERALの最新技術を結集した最強のハイグリップタイヤを受け継ぎます。
ドライグリップへ傾倒するのはこれまで通り。摩耗係数(TREADWEAR)200を搭載し、ストリートスポーツ最強を謳います。しかしながら、「EURO R117」の認定を受けた低車外音タイヤでもあります。
これ騒音規制に関する欧州規定かと。タイヤに起因する騒音規制、国内でも2018年4月からスタート。現時点では新車乗用車が対象、内容は欧州連合が2013年以降導入している「UN/ECE RegulationNo.117 02 Series」、通称「R117-02 タイヤ騒音規制」に準じるもの。要は「72」~ 「79」dbに収めるのが基準です。「EURO R117」認定とはこのあたりのことを指している?
一説では「595RS-RR」のロードノイズの煩さが不評だったのを受けてのことかと。ストリートを謳う上で、アップデートによるプラス評価を獲得する狙いがあるはず。この点については、従来無かった縦溝が2本追加されているのも注目したい。ウェット性能への効果を主張しストリートでの信頼性へ更に繋げます。
また特徴となるファイヤーパターンは高剛性で大型化しています。アグレッシブさを主張、効果も優れたグリップ力とハンドリングを実現します。その一方で転がり抵抗値は低減し低燃費も果たします。全方位の高性能を訴えます。
ストリートからサーキットまで幅広い使用が可能。コントロール性が高く、アグレッシブなパフォーマンスを実現するように設計されたという主張が響いてきます。
いずれにしてもコンペティションでライバルに対する優位性を強く示したい、これコンセプトになるでしょう。近年アジアンタイヤで見られるドライグリップへの傾倒は、かなり激しい展開です。
FEDERALにとっては「595RS-RR」で最上の仕上がりを示したかったけれど残念、追随と先行を許す現状にあるような。従って「595」シリーズの復権を掛けて投入された、と言ってもいいかと。
搭載技術
意に沿うパフォーマンスとドライビングスタイルを実現させる設計。新採用の中央リブとデュアルグルーヴにより優れたウェット性能と高速安定性を実現させます。
従来を受け継ぐ伝統のファイヤーパターン(V字型パターン)を改良そ、排水性を向上しウェットグリップを更に改善しています。またブロック剛性を強化し、最適なトラクション性能を提供します。