サーキット走行でも搭載性能を遺憾なく発揮
- カテゴリー:スポーツ
- サイズ:15~18インチ
- 扁平率:55~35%
- 発売:2024年5月
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採用したのはVシェイプのトレッドデザイン。見た目のインパクトは強烈。ドライグリップを主張するピュアスポーツに括る捉え方が適している。ドライは勿論ウェットにおいても安定性を得る。
製品情報
MAXTREKから「MAXIMUS DS01(マキシマス ディーエスゼロワン)」が投入されました。接地面積を拡大し走行安定性を向上、サーキット走行でもコーナリングを高めるなど高速域で搭載性能を遺憾なく発揮するという。
採用したのはVシェイプのトレッドデザインです。アローヘッド型やファイヤーフレークなどとも呼ばれ、見た目のインパクトは強烈です。
ハイドロプレーニングを抑制するなど排水性が高く、横滑りを防止し優れたトラクション性能を発揮する。豪快に斜めカットされたグルーブは高い排水性の実現を謳います。ドライは勿論ウェットにおいても安定性を得る。総じてドライグリップを主張するピュアスポーツに括る捉え方が適しているかと。
レース用スリックタイヤは、溝がないのでシーランド比は0%。ストリート用の一般的な夏タイヤだとシーランド比は30~40%が標準だと言われます。因みにスタッドレスで約50%のシーランド比になっています。
ドライグリップだけを考えればシーランド比は小さい方が有利。でも雨を考えるとシーランド比が大きく、しかも縦方向に太いストレートグルーブが多いほど排水性はいいはず。
「MAXIMUS DS01」はストレートグルーブを有していない。従い主張するウェット性能向上は正直どうよ? となる。そこで採用されたのがVシェイプのデザインです。
ワイド化し、しかも効率的な作用を持たせることで安定性を得ているような。具体的なシーランド比は不明ながら一般的な夏タイヤとしての機能は十分持たせているはず。
またサイドはビード部を補強し剛性を高め、安定性と向上性に貢献しています。ドライビングでの応答性を得て、リニアな加速を実現する為に回転方向を指定するワンウェイパターンになります。
MAXTREKの国内展開は、コンフォートカテゴリーに括られる「MAXIMUS M1」が全体を牽引する役割りを果たします。更に「FORTIS T5」がインチアップや、見た目の格好良さを求める層へ訴えます。
しかしながら、アジアンタイヤにおける絶対的なスポーツへの主張には物足りなさを感じていました。ここに投入された「MAXIMUS DS01」はその役割を担い、更なる興味を得ることになろうかと。これはかなり興味です。