スタンダードとして軽/コンパクトカーへ最適化
- カテゴリー:スタンダード
- サイズ:13~16インチ
- 扁平率:80~55%
- 2件のインプレッション
トレッドパターンは左右で異なる非対称デザインを採用。3本の縦溝を有し、軽/コンパクトカーの小径サイズに対応。溝幅を広く確保し高い排水性を実現。接地面の剛性を高め摩耗を抑制する。
製品情報
MINERVA「209(ニーマルキュウ)」は主に軽/コンパクトカーを対象にしたスタンダードタイヤです。紛らわしいけれどコンフォートに配置した「F209」という製品も存在します。「F」の有無だけで差別化、一応上位の「F209」に対し下位の「209」という捉え方になります。
トレッドパターンは左右で異なる非対称デザインを採用します。3本の縦溝を有し排水性を増し、ハイドロプレーニング耐性が向上しているという。
3本の縦溝は、軽/コンパクトカーの小径サイズに対応する為です。溝幅を広く確保し高い排水性を実現。接地面の剛性を高め摩耗を抑制、しっかり安定した走りも可能にしています。またコンパウンドにはシリカ混合物を配合、転がり抵抗低減とグリップ力の向上という背反性能を謳います。
サイズは13 ~ 16インチをラインアップ。幅を待たせるも15インチまでがメインになるかと。既存のスタンダード展開は「EMI ZERO HP」がポジショニングされるもフェードアウト。そこで「209」を投入。
軽カーはタイヤ径が普通乗用車に比べて小さい。その為に同じ距離を走るにも回転数が多くなります。この点はブリヂストンが示したデータを参照してみます。
計算値では10,000Km走行時、195/65R15サイズのタイヤが500万回転なのに対し155/65R13は600万回転になります。1.2倍です。
従って軽/コンパクトカー特有の弊害に対する対応、そう耐摩耗性の向上は重要です。回転数の多さによる摩耗抑制、そして街中での小回り・据え切りによる偏摩耗(片減り)対応も果たさないといけません。
一般にスタンダードへ配置される製品は基本性能重視。しかしながら、軽/コンパクトカーからミドルセダン、そしてミニバンまで幅広いフォロー体制を敷く製品も少なくありません。これを実現する為には多数のサイズを構築する必要があります。
メジャーにおけるスタンダードはまさにそれ。一方アジアンタイヤのスタンダードはこの体制には限界も。従いターゲット層、特に軽/コンパクトカーに絞り込んだ展開が目立ちます。「209」の方向付けもこれを踏襲するものかと。
その分、求められるのはコストパフォーマンスのあり方です。この辺りは非常にシビア。ある意味、性能に対する妥協が価格重視へ向いている顕著なカテゴリーかもしれません。
安かろう悪かろう‥ のイメージは過去のもの。そこは基本性能重視を謳うも特性はきっちりと主張します。「209」も求められのはこれ。13インチで3,000円台の価格を実現しているし、あとは性能面で相応のレベルを果たすことです。
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インプレッション
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- 4.0
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先日12ヶ月点検の際にタイヤローテーションをしてもらいましたが交換前でフロントタイヤが6mm、リアタイヤが6.5mmでした。
走行割合的には高速6割の下道4割で5500km走行になります。
雨などの際に金網やマンホールの上を走行する際には滑る感じがありますが大雨で路面状況の悪い高速道路のカーブでも問題なくグリップしています。通常天候時の高速での走行時も安定してます。
新品状態の溝幅が分からない為何とも言えませんが8mmなら消耗がやや早いかなと思いますが7mmであれば国産タイヤと比較しても遜色ない耐久性だと思います。