AS-2+の実質後継、すなわち正当進化となる
- カテゴリー:スポーツコンフォート
- サイズ:14~22インチ
- 扁平率:60~35%
- 発売:2024年4月
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スポーツコンフォートにおけるスポーツ性よりもコンフォート性、そう快適性に重きが置かれた「AS-3」。高性能へ進化しているのは間違いない。製造は台湾、NANKANGをより色濃く演出。
製品情報
NANKANGの「AS」シリーズ最新となる「AS-3(エーエススリー)」が日本国内でも投入されました。現市場では「AS-3EV」が存在するも、こちらはEV・ハイブリッド専用を強調する姿勢です。従い派生の捉え方が適切かと。一方「AS-3」は従来品「AS-2+」の実質後継、すなわち正当進化と言えるでしょう。
導入サイズはまだまだ最小レベルです。しかしながら、グローバルでは14 ~ 23インチ、34をラインアップするのでいずれ実現を果たすかと。因みにグローバルにおける「AS-3EV」のサイズラインアップは、18 ~ 20インチまでの6です。2024年4月から正式販売を開始しています。
パターンは「AS-3」と「AS-3EV」ともほぼほぼ同じ。ただEV・ハイブリッドは重量があり、専用タイヤはそれを支える剛性向上が必須です。「AS-3EV」はこれに対応したもの。基本を同一としながらも、フォローの追及で差異が見出せます。
製造は台湾になっています。従来品「AS-2+」が中国であったことから、今回NANKANGをより色濃く演出していると思います。
「AS-3」がスポーツ系を謳うのはシリーズ従来からの特徴として頷ける。しかも、配置するスポーツコンフォートを担う上で、静粛性を搭載し、ドライ、ウェットにおいてもハンドリング操作の得意性は主張のウエイトを高めます。
メーカーでは、ナノマテリアルという極小の素材を使用した最新コンパウンドによる効果を強調します。ウェットグリップとドライで安定性を得る、その為のメイン技術となるそうな。
また排水性の高いトレッドグルーブ設計を採用し、ウェットグリップ性能を高めるだけでなく、路面と溝の間で生じる空気の摩擦によって発生するパターンノイズも低減させています。音響ソフトウェアでノイズの音圧分布をシミュレーション、耳障りなノイズを抑制し乗り心地のアップに繋げます。
ショルダーの横溝は面取されノイズを低減、ブロック剛性を高めることで摩耗が進むにつれて起こりやすい偏摩耗を抑制します。
スポーツにおいてもコンフォート性能が要求されるスポーツコンフォートカテゴリーの特性、これを持って機能を高め性能の向上効果を得ているらしい。
残念ながら、従来比を見出すのは難しい。ただ最新・高性能へ進化しているのは間違いない‥ と思いたい、そのレベルは確実だと受け止めます。
それを持ってスポーツコンフォートにおけるスポーツ性よりもコンフォート性、そう快適性に重きが置かれた「AS-3」なのでは。