ホワイトレターで演出したスタンダード
- カテゴリー：スタンダード
- サイズ：13～17インチ
- 扁平率：70～50％
- インプレッション募集中
導入サイズは13～14インチが中心、軽カーやコンパクトカーに向けられた展開。基本性能を踏襲しタイヤへ見た目の個性を求めるなら結構いい。耐摩耗性に優れた特殊コンパウンドを採用。
製品情報
NANKANG「N-729(エヌナナニーキュウ)」はパターン名が「N729.RWL」、そう後ろの文字はサイドに刻印されるホワイトレターを意味します。ホワイトレターとは、レーシングカーのタイヤに良く見られるメーカー名やブランド名、製品名などをホワイト塗装したもの。一般向けでは主にSUV/4×4などに多い。昔のアメ車のイメージでもありますね。それはホワイトリボンか‥
このホワイトレターで演出したのが「N-729」、カテゴリーはスタンダードになります。導入サイズは13 ～ 14インチが中心、軽カーやコンパクトカーに向けられています。
トレッドパターンは4本の縦溝がまずは目に飛び込みます。整然とした横溝とのコンビネーションでウェット性能の効率化を図るのが狙いです。配置されるブロックは比較的大きい面積を確保します。そこに刻まれる細溝が路面からの衝撃を抑え騒音を抑制、コンフォート性能を強調します。また耐摩耗性に優れた特殊コンパウンドを採用、コストパフォーマンス向上を謳います。
アジアンタイヤにおけるスタンダードの役割は難しい。価格展開に主張が傾倒し、PBや中国メーカーの優位性が目立つばかり。そんな中ホワイトレターで武装する「N-729」は異なる存在です。
NANKANGのスタンダードには「CX668」が配置されていました。コンフォートへの意向から静粛性や乗り心地を訴え、そして何よりも価格が凄い。そうPBや中国メーカーとのガチ勝負でも選択への可能性を高めているんです。しかし最新はフェードアウトに。
対して「N-729」、価格に終始すれば正直厳しい。ワンランク上のコンフォート並の価格にも感じます。そこで付加価値が必要、それがホワイトレターの演出です。基本性能を踏襲しタイヤへ見た目の個性を求めるなら結構いいかな。アジアンタイヤでホワイトレター、センスの良さを感じると思います。