オールラウンドとしてGRAPPLERブランの中核をなす
- カテゴリー:SUV(A/T)
- サイズ:17~18インチ
- 扁平率:70~60%
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オン・オフ対応のA/T(All Terrain)、そうオールラウンドタイヤ。様々な厳しい走行環境でも高い性能を発揮、GRAPPLERブランの中核として評価著しい。M/Tに近いA/Tのイメージ‥
製品情報
NITTO「TERRA GRAPPLER(テラ グラップラー)」はオン・オフ対応のA/T(All Terrain)、そうオールラウンドタイヤです。様々な厳しい走行環境でも高い性能を発揮、「GRAPPLER」ブランの中核として評価著しい。北米ではよりマッドなオフロードへ傾倒した製品が複数ラインアップされるけれど、国内ではM/Tに近いA/Tのイメージとして貴重です。
北米におけるNITTOの主張はアート オブ タイヤ、これってオンロードだけに向けられたものではありません。オフロードでも「GRAPPLER」がそのやる割を担い、更なるパフォーマンスの主張を展開します。
しかしながら、これを受け入れる国内ユーザーはまだ限定的。市場の認知は進んでいるとは言え普及は遠い。なら少し緩いオン・オフ対応のA/Tに目を向けましょ、というのがメーカーの狙いかと。これ相応以前の考え方。
そして最新はラインアップに変化も。実は2018年初頭の東京オートサロンではそれが見られました。よりマッドな製品となる「Mud GRAPPLER」や「RIDE GRAPPLER」、そして進化した「TERRA GRAPPLER G2」などが展示。大口径サイズにその様は迫力満点です。
更に2019年のオートサロンは、10年ぶりにフルモデルチェンジしたJL型「ジープ ラングラー」に「RIDGE GRAPPLER」を、トヨタ「タンドラ」には「TRAIL GRAPPLER M/T」を装着。いずれも大口径で北米向きね、を改めて感じさせるものとなりました。そして最新は「RIDGE GRAPPLER」、「TERRA GRAPPLER G2」が既に投入を果たしています。
という動きもあるけれど、ここでの製品は「TERRA GRAPPLER」です。ではその特徴を。
最大主張になるのはトレッドパターン。H/Tとは比較にならない威厳さを感じさせます。注目はボイド比(溝とトレッド面の比)、オフロードでのトラクションとオンロードのハンドリング向上という両立に大きな影響を与えます。
また2つのブロックで1ペアとしたパターン構成から剛性面の強化を図ります。ショルダーブロックは、接地端が交互に凹凸しオフロードでのトラクションに効果を発揮します。サイプと横溝は効果的な排水作用を実現し、ハイドロプレーニングを抑制します。
オールラウンドの特性はオンで快適性を示すこと、そしてオフでは走破性の向上です。その指針に沿って「TERRA GRAPPLER」も訴えを強化します。