前回から少し間が開きました。走行距離は400kmを超え、また個人的に気になっていたグリップ性能を体感、その結果「N7000 Plus」に対する関心が新たな次元へと湧き上がっています。
「N7000 Plus」を装着したのは7月7日、丁度3週間前ですね。そろそろ空気圧も確認した方がいい。装着直後はホイールへの馴染みが完全ではない為に、微妙な空気の漏れが懸念されます。
なるほど、前2本は1kPa、後左が1.5kPa、後右が1kPaほどの抜けです。大したことは無いけれど、前後左右で数値が異なり一定の圧を保っていません。ただ全体バランスの崩れを感じるほどではなく、通常点検でもこれぐらいなら減っていることが多い。まぁその点は安心しました。4本調整しバッチリ。
結論から触れると、やはりコンフォートレベルと受け止めます。外へ逃げるような、アンダー厳しい、とは異なる体感ながらスポーツのそれとは全く異なります。決してハイスピードではなくても切り返しのレスポンスに微妙なズレを感じます。そして鳴きも早い。踏ん張り感は残っているけれどそれ以上攻める気にはなれません。ここが限界かな。
ただ感じ方はスコーンと抜けるようなものではないんです。食い付き感を残しながらも、ああ限界、というイメージです。分かり難い? いずれにしてもコンフォートへスポーツ並みのグリップ性能を求めるのは難しい。そこ敢えて挑戦しています。
そう言えば「ATR PORT2」でもレスポンスの体感を得る走りは何度も行ったけれど、鳴きを感じるレベルまで到達しませんでした。この点は今更ながら優秀だと思う。
グリップ性能をこれ以上試してもいい感触は得られないでしょ。なら一応満足とします。それよりもやはりコンフォートとしての特徴を掴むべきかと。ということで、実は最も興味を高めているのは燃費です。
上の写真は現在までの走行距離400km中、360kmを走行しての燃費状況です。11.4km/Lは街中走行での最高記録。条件によるけれどいずれも7 ~ 8km/Lだったはず。1L当たり3 ~ 4km/Lも違うって・・ 今までが悪過ぎた?
ガソリン価格、私がいつも給油しているところハイオクが120円/Lくらい。11km/Lの燃費なら1km走行で10.9円、対して8km/Lの燃費なら15円。その差約4円は大きい。100km走ると400円、1,000km走ると4,000円もの差になります。
当初から転がりの良さを感じていましたが、その結果が低燃費となって示されます。スポーツからの履き替えだから尚更感じ方が大きい。アジアンタイヤとして価格の優位性を備えながらのこの性能、新たな注目点となるのでは。