iceGUARDの基本コンセプトを踏襲しウェット性能強化
- カテゴリー:スタッドレス
- サイズ:13~19インチ
- 扁平率:80~40%
- 発売:2017年9月
- 4件のインプレッション
「iceGUARD」シリーズの基本コンセプト氷に効く、永く効く、燃費に効くに加え、ウェット性能(ウェットに効く)新たに追加。氷上制動を大幅に向上させつつ、ウェット性能も一段と高めた。
製品情報
ヨコハマ「iceGUARD 6(アイスガード 6)」、愛称が「アイスガード シックス」、製品名は「iceGUARD iG60(アイスガード アイジー 60)」です。
「iceGUARD」の基本コンセプトである氷に効く、永く効く、燃費に効くに加え、ウェット性能(ウェットに効く)を追加。最重要性能である氷上制動を大幅に向上させつつ、ウェット性能も一段と高めたのが主張点。
それにしてもヨコハマの攻めの姿勢には敬服! 「iceGUARD 5 PLUS」は2015年8月に登場。PLUS進化はある意味マイナーチェンジとしての捉え方があるも、それでも僅か2シーズンで進化とは。
ということでまずはコンパウンドから確認しましょ。今回新開発のプレミアム吸水ゴムを採用しています。配合した新マイクロ吸水バルーンとエボ吸水ホワイトゲルが、氷上で滑る原因となる氷表面の水膜の吸水効果を向上させます。
更にシリカの配合を増量、そして均一分散を促進するシリカ高反応ホワイトポリマーを新規採用し、しなやかさを維持するゴムが路面の凹凸にしっかり密着し、氷上性能とウェット性能のレベルアップを実現しました。
トレッドパターンは、IN側で氷上、OUT側で雪上性能に特化した非対称パターンを継承しつつ、氷雪性能、そしてウェット性能も高めた専用パターンを開発。特にIN側のエッジ効果と接地性を向上させることで氷上でのグリップ力を強化します。
また新開発のダブルマイクログルーブが装着初期から優れた氷上性能を発揮するほか、4段立体のクワトロピラミッドディンプルサイプがブロック剛性を高め操縦安定性を向上させます。
スタッドレス用に開発したオレンジオイルSは、時間が経過してもゴムの硬化を抑制し性能維持を図ります。など投入された技術は豊富です。
これらによって従来品比較は氷上制動性能15%、ウェット制動性能5%向上のほか、転がり抵抗2%、パターンノイズ33%、ロードノイズ25%など大幅に低減しています。比較試験の詳細はタイヤ公正取引協議会へ届け出ているというので、興味の高い氷上制動とコンセプトにプラスされたウェット制動を確認してみました。すると・・
ウェット制動性能がやはり高い!
「iceGUARD 6」と「iceGUARD 5 PLUS」の比較です。室内アイスアリーナにて初速20km/hから完全停止までを測定、それぞれ12.1mと14.2mでその差は2.1m。従って15%の向上を示します。因みに「iceGUARD 5」から「iceGUARD 5 PLUS」への向上が7%、制動差1.1mでした。「iceGUARD 5」から「iceGUARD 6」へは6シーズンで3.2mの向上になる訳です。
同様に「iceGUARD 6」と「iceGUARD 5 PLUS」のウェット制動性能比較です。水深1mmの路面で100km/hから完全停止までを測定、それぞれ70.6mと74.5mでその差は3.9m。5%の向上を示します。氷上性能とウェット性能を共に向上させたことで、冬のウェット路面の安心感を謳います。
「iceGUARD 6」は転がり抵抗も低減しているけれど、そのポジションイメージは同社低燃費タイヤ並だという。グレーディングで「A」を実現するスタンダード「ECOS ES31」と同等、低燃費タイヤシリーズ「BluEarth」で培った低燃費技術を応用した結果です。
基本コンセプトにウェットが追加され進化レベルは非常に大きい。常に世代最新を狙うヨコハマ、ブリヂストンに対してどれほど食い込むことが可能なのか興味です。但し、他の追随もあるし全体として激しい展開になるのかな。
重複サイズ
225/60R17 99Q は「iceGUARD SUV G075」と重複サイズになります。しかしながら双方で特性が異なります。以下ヨコハマの指針を示します。
「iceGUARD 6」
氷上性能 ◎
雪上性能 ○
耐摩耗性能 ○
静粛性 ◎
(雪路より氷路を走る方が多い方、耐摩耗性よりも静粛性を重視する方におすすめ)
「iceGUARD SUV G075」
氷上性能 ○
雪上性能 ◎
耐摩耗性能 ◎
静粛性 ○
(氷路より雪路を走る方が多い方、静粛性よりも耐摩耗性を重視する方におすすめ)
サイズ・購入
インプレッション
- 投稿数 【4】
- 氷 上 性 能
- 雪 上 性 能
- ド ラ イ性能
- ウェット性能
- 寿 命
- 平均評価値(5満点)
- 5.0
- 5.0
- 4.4
- 4.4
- 4.4
- 氷 上 性 能
- 雪 上 性 能
- ド ラ イ性能
- ウェット性能
- 寿 命
- 氷 上 性 能
- 雪 上 性 能
- ド ラ イ性能
- ウェット性能
- 寿 命
- 氷 上 性 能
- 雪 上 性 能
- ド ラ イ性能
- ウェット性能
- 寿 命
長野の北信地域在中
スキー持って冬山メインで雪道はよく走ります。
VRXが4年経ち税金が上がる前に購入
志賀高原のあの凍結路面も問題なく上り下り走れます。
通常速度でね(笑)
初めてのヨコハマでしたが、思った以上に凍結コーナーでの粘りがあるかなと思いました。ずっとブリザックだったもので不安でしたが・・
VRX<IG60<<<<VRX2かな?私の所見・感覚
まあ、長野北信地域の雪道では問題なく安全に使用できるタイヤです。
寿命は履いたばかりでまだわりませんが、新品ヒゲ減るのが多少遅かったような・・・
- 氷 上 性 能
- 雪 上 性 能
- ド ラ イ性能
- ウェット性能
- 寿 命
アイスガード5プラスを以前装着していましたので、それとの比較レポートになります。まず装着して驚いたのが静粛性の高さで、5プラスはスタッドレス特有のシュワーというロードノイズがあったのですが、6はほとんど気になりません。またドライ路面走行時のブレーキ時における腰砕け感もなく、ドライ路面走行時は満点です。氷上・雪上に関しては、同条件で比べられないため比較は難しいのですが、特に不満は感じませんね。
とりあえず最新モデルなので良いのでは・・・(笑)長野の雪の多い場所にて使用しておりますが、全く不満のないスタッドレスです!