エナセーブ EC203の後継。トータルライフ向上に拘る
- カテゴリー:スタンダード(低燃費)
- サイズ:13~19インチ
- 扁平率:80~45%
- 発売:2018年2月
- 3件のインプレッション
耐偏摩耗性能16%と耐摩耗性能4%の向上を謳い従来の長持ちから更に発展性を持たせたトータルライフへ進化。追加サイズを除き転がり抵抗係数「AA」、ウェットグリップ性能「c」。
製品情報
ダンロップのスタンダードタイヤ、「エナセーブ EC203」の後継となるのが「エナセーブ EC204(イーシー204)」です。耐偏摩耗性能16%と耐摩耗性能4%の向上を謳い従来の長持ちから更に発展性を持たせたトータルライフへ進化します。
ラベリング制度は追加サイズを除き転がり抵抗係数「AA」、ウェットグリップ性能「c」を実現。タイヤ幅205以下は4リブパターン、215以上は5リブパターンを採用します。
「エナセーブ EC203」の発売が2014年2月なので4シーズンでのチェンジは規定通りかと。ラベリング制度のグレーディングは変わらず、耐摩耗性能を強調した従来の長持ちから、プラス偏摩耗にも拘るトータルライフへ進化を遂げています。
ターゲットはカテゴリー特性に沿った軽/コンパクトカーは勿論のこと、セダンやミニバンをも対象にします。スタンダードでも細分化すればコンフォートレベルに近い性能を保持、レベルアップしたスタンダードでより満足を高めます。コスト的には十分優位だし可能性ありでは。
拘る耐偏摩耗性能16%の向上は、非対称パターンを採用したことが大きい。コーナーで接地圧が高まるOUT側のブロックを大きく(IN48:OUT52、従来はIN50:OUT50)することでパターン剛性を高め、ゴムがよれ難く摩耗し難くなっています。
また丸い接地形状を実現し、直進時、コーナー時ともにタイヤのOUT側に掛かる接地圧を均一化、耐偏摩耗性能を向上させます。
もうひとつ耐摩耗性能4%の向上は、トレッド部のランド比(溝部分を除くブロックやリブの面積比)を高めたことで接地面積が増加。これにより接地圧を分散させることが可能となり、摩耗を抑制し耐摩耗性能向上へ繋げます。
4D NANO DESIGNにより開発された素材も維持、発熱抑制による転がり抵抗低減、そしてトータルライフ向上へ貢献します。
望むならウェットグリップ性能「c」からの向上です。「b」へアップグレードなら、スタンダードカテゴリーにおける優位性が相当なものになるはずです。ただコンフォートの「LE MANS V」が「AA/b」だし、差別化を図るのに敢えて「c」止まりとしたのかな。
それでもスタンダードとしてのエナセーブは「EC202」から続きます。「EC203」を経て今回の進化はより熟成の域を極めます。カテゴリー特性以上の満足を得ることが可能では。
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インプレッション
- 投稿数 【3】
- グリップ性能
- ウェット性能
- 乗 り 心 地
- 静 粛 性
- 寿 命
- 平均評価値(5満点)
- 3.0
- 3.0
- 3.3
- 3.3
- 4.0
- グリップ性能
- ウェット性能
- 乗 り 心 地
- 静 粛 性
- 寿 命
- グリップ性能
- ウェット性能
- 乗 り 心 地
- 静 粛 性
- 寿 命
グリップ、乗り心地、静粛性等は至って普通でnextryと比較しても大差はありません。
燃費に関しては転がり抵抗ランク【AA】が効いているのか1Km/L程伸びました。
寿命に関してはメーカーの主張通りでいいと思います。一年半で2万5千km走行して6分山以上残ってます。
タイヤの性能的に問題もなく長く使えるのでいいと思いますが、スタンダードタイヤの部類としては値段が高くコスパはいまいちな感じがします。
- グリップ性能
- ウェット性能
- 乗 り 心 地
- 静 粛 性
- 寿 命
ピレリP1からの履き替えです。
転がり抵抗の少なさと荒れた路面での乗り心地は好印象です。
グリップは可も無く不可も無しといったところです。
車との相性なのかシャキッと感は感じられず、全体的に剛性が落ちたかのような錯覚すらします。
ステアリングの復元性は低く、センター付近も緩いです。
感覚としては軽くて背の低い車に相性が良いかもしれません。
履き替えたばかりなので寿命の評価欄はとりあえずで4としておきます。