トーヨー ミニバンへの回帰!
スタッドレスの全体傾向として1つの製品で乗用車用は勿論、ミニバンにも対応する汎用性能が高度化、サイズ設定は100以上にも及び、SUV/4×4以外での専用性が薄らいでいます。
これが意味するものは新たなカテゴリーの細分化は必要なし、の様相が強まっているということです。現状、トーヨー以外でこの対応を謳う製品は見られません。
スタッドレスでのミニバン専用はふらつきなどによる片減りや偏摩耗の抑制により、効きを高めるのが最大の主張点です。しかし、最新はサイドとトレッド剛性が飛躍的に向上、専用タイヤ同様にミニバンにも十分な対応性能を示します。
これに引き寄せられたのかどうか、トーヨーも昨シーズンはラインアップのメインを「OBSERVE GARIT GIZ」へ求めていることから、「TRANPATH MK4α」へはトーンダウンしていました。当然2011年投入製品でもあり基本性能の古さは否めませんが。
しかし、そこは長年築き上げた先駆者としての意地かな。新製品「Winter TRANPATH TX」はミニバンだけに留まらず、SUVをも取り込んだ ハイト系 への対応製品として復活しました。より汎用性を高め過去最高の対応性能を誇ります。
(2018.更新)