スポーツコンフォートタイヤ性能比較表

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 スポーツコンフォートは、基本設計によりスポーツをベースにしたタイプと、コンフォート(快適性)をベースにしたタイプに振り分けられます。

 スポーツベースは、グリップ感は高いのものの乗り心地や静粛性は劣ります。対してコンフォートベースは、快適性が高い一方でグリップ性能が劣ります。

 このように双方で長所と短所が混在し、相反性能を高次元で併せ持つオールラウンド性の高さが特徴です。そこから得られる恩恵、相当なものであると考えます。ただカテゴリーとしての注目度は必ずしも高くはありません。

 それは何故? 実はこんな見方もあるんです。追求し切れていない運動性能、極上になり切れていない快適性です。一言で示すなら 半端なタイヤ性能 かな。

 これをフォローする見方はこう。半端さではなく多くの性能を標準レベルで感じられる器用さが搭載される。スポーツとコンフォートをいい感じで併せ持つ、要は対極する性能の両立が高度に実現されている・・ として来た訳ですが正直難しさもあります。

 ここはより主張を明確化、絞り込んだ性能へ目を向けるべき。ということで、最新はスポーツベースの製品はスポーツへ移行し ストリートスポーツ の追及へ押し上げました。そして残る製品は、コンフォートベースの特性を追求します。コンフォートにおけるキビキビした走り、レスポンスの良さへ目を向け半端さの懸念は解消です。

(2019.5更新)
【TOPICS】

走りのニーズからタイヤ選び

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 現在のスポーツコンフォートカテゴリーは、全体活性化にやや難有りの寂しい状況です。一時のスポーツがそうであったように、ターゲット車種の具体性が見出せないのが原因であり展開は低迷しています。

 ただターゲット車種の出現が得られた時は一気に勢いが付くはず。スポーツはトヨタ「86」やスバル「BRZ」の発売で、専用タイヤが出現するなど活性化へのきっかけ作りに成功しています。これに乗じた展開はスポーツコンフォートへも波及すると考えます。

クルマありき から タイヤありき へ

 もうひとつの考え方は、本来クルマありきの基本姿勢をタイヤありき、としたらどうだろう。例えば、注目度の高いピレリ「Cinturato P1」を見てみましょう。投稿されたインプレッションによる装着車種は非常に幅が広い。コンパクトカーからハイパワーカー、SUVまで多岐に渡っています。

 車種特性によるタイヤ選びが基本です。しかし、そこから踏み出し柔軟な発想により走りのニーズから選んでみる。器用さが特徴となるスポーツコンフォートには応えられるケース多い、と期待します。

 本来のニーズに応える選択肢も当然注目します。走行のほとんどを街中での日常生活レベルが中心というユーザーや、走りに対する拘りを持ちつつもサーキット走行やワインディングまではちょっとね、というユーザーですね。

2019年の展開はどうよ?

 ブリヂストン「Playz PX」シリーズが4シーズン目となり、ドライブを楽にするという概念を更に強調させます。ただ2017年には同様のセダン・クーペ、ミニバン、軽・コンパクトカーという3展開を図る「ECOPIA NH100」シリーズがコンフォートへ配置されました。カテゴリーこそ違えど競合への懸念がありますね。

 そんな中、変わらず注目されるのはピレリ「Cinturato P1」かと。勢いに衰え知らず。国内低燃費タイヤに適合させる訳でもなく、ピレリ独自の追及点が好感を得ています。そこに価格追求を際立たせ人気を維持するのは間違いないかと。

 ただ派生の「Cinturato P1 VERDE」はフェードアウト対応です。欧州のラベリング制度を高次元で実現することを目的に投入されましたが、国内では差別化に窮した印象です。

 コンチネンタルからは「MaxContact MC6」を掲載します。アクティブにドライビングを楽しみ性能に拘るドライバー向けのスポーティタイヤです。そしてヨコハマ、「S.drive」を維持するもサイズ整理が随分進みます。今シーズン限りかな‥

スポーツコンフォートタイヤ性能比較

ブリヂストン

Playz PX(セダン・クーぺ専用)
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  • サイズ:14~19インチ
  • 扁平率:70~40%
  • 発売:2016年2月
「Playz PX」シリーズ。セダン・クーぺ用

乗り心地と操縦安定性、静粛性の最適バランスを実現する専用設計と、独自技術 ULTIMAT EYE により接地圧の均一化を実現。高い操縦安定性を実現し従来品より摩耗寿命比較で10%の向上を示す。

Playz PX-C(軽・コンパクトカー用)
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  • サイズ:13~16インチ
  • 扁平率:80~50%
  • 発売:2016年2月
「Playz PX」シリーズ。軽・コンパクトカー専用

高次元の乗り心地と静粛性を実現する軽・コンパクト専用設計。同じ軽カーでも背の高いハイト系は重心が高くふらつきやすい。そこで専用の パワーサイド構造 を採用しふらつきを抑制。

ヨコハマ

S'drive
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  • サイズ:14~20インチ
  • 扁平率:60~30%
  • 発売:2005年1月
「DNA S.drive」から「S.drive」へ進化

それまでの「DNA S.drive」から「S.drive」へ進化。専用コンパウンドでこれまで以上の高いグリップ性能を発揮。ワイドストレートグルーブにより排水性能の向上などパターンデザインは継承している。

ピレリ

Cinturato P1
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  • サイズ:13~19インチ
  • 扁平率:70~35%
  • 発売:2012年
Cinturatoシリーズのプレミアムパフォーマンス

安全性、ドライビングの喜び、環境への配慮、汎用性など4つの特性を併せ持つ。コンパウンドにハイブリッド素材を使用、タイヤの歪みを安定化させ15%の軽量化を実現。トレッドパターンの最適化など、転がり抵抗は25%低減。

コンチネンタル

MaxContact MC6
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  • サイズ:17~20インチ
  • 扁平率:55~30%
  • 発売:2018年2月
アクティブドライビングに拘るドライバーへ

APAC(アジア太平洋)地域向け第6世代製品のひとつ。従来品「ContiMaxContact MC5」から大幅な性能向上を実現、アクティブにドライビングを楽しみ性能に拘るドライバー向けのスポーティタイヤを謳う。

ポジショニング

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組み換えシステム

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タイヤのインターネット購入は、近年組み換えもセットされたシステムの導入が進む。今やインターネットでサービスまでも購入出来る時代。