SUVタイヤ性能比較表(H/T・S/T)

bs_alenza001

 SUVは街中でもその姿にも違和感を覚えることがなくなった車のジャンルです。というか、人気ジャンルに変革しています。最近では高性能スポーツカーにも勝るエンジン性能や、プレミアムセダンのような豪華さ、乗り心地の良さから高級車の位置付けが定着しているものも少なくありません。

 その為にSUV用タイヤが果たす役割は非常に重要となっています。ふらつきや片減り、偏摩耗の対策を施し、重量あるボディー支え、乗り心地や静粛性、更にはエマージェンシー的にオフロードもこなす高性能が誕生しています。またSUV用はミニバン用との共通点が多いものの、より大型ボディを想定し剛性強化を図り安定性のある走りを実現します。

 現状のカテゴリーラインアップは、H/T・S/T含めコンフォート系が中心に添えられる展開です。双方で明確な線引きは難しい点も存在しますが、極上の乗り心地や耐久性、高速での安定性など性能追及は高レベル化しています。

 また低燃費性能が主流の現在は低燃費タイヤの規定を満たした製品も登場、先進技術の搭載を実現しています。そして新たな動きは軽やコンパクトSUVの対応です。小さいながらSUVとしての性格を備えておりその要求にも応えます。

(2019.6更新)
【TOPICS】

SUVタイヤの区分け

gy_egrip-per-suv

 車種としてのSUVは、Sport Utility Vehicle(スポーツ ユーティリティ ビークル)となります。スポーツ用多目的車と訳されるも、走破性から実用性まで併せ持つ人気のクルマです。

 装着タイヤは車種特性に沿うよう搭載性能の拘りが明確です。大きくは オンロード と オフロード。更にそこから細分化され、Terrain(テレーン)=地形 という言葉で示されるケースが多いのです。

・H/T(Highway Terrain)= オンロード高速走行対応
・A/T(All Terrain)= オン・オフ対応のオールラウンド
・M/T(Mud Terrain)= オフロード対応

 また最近はS/Tとすることもあります。これ2つの意味を持ち、(Sport Terrain)= 運動性能強化はSUV用スポーツとしてより運動性能に優れた性能を持っています。対して(Street Terrain)= 街中でのオンロード対応は日常走行でも快適性を高めます。

2019年はプレミアムパフォーマンスへ!

suv02

 車種人気の影響に応える2019年シーズン、新たに投入されるのはヨコハマは「GEOLANDAR X-CV」、欧州などのハイパフォーマンスクロスオーバーSUV車向けのコンフォートです。グッドイヤーはラグジュアリーSUV向けに最適化したウルトラハイパフォーマンス「EAGLE F1 ASYMMETRIC 3 SUV」。ファルケンはSUV/ピックアップトラック用ドレスアップとして「ZIEX S/TZ05」など。

 また既に発売済みながら当サイト未掲載が、トーヨーの「PROXES」シリーズにおけるプレミアムSUV用スポーツ「PROXES Sport SUV」、ダンロップ「SP SPORT MAXX 050+ FOR SUV」、ピレリ「P ZERO」‥他にもいくつか。

 いずれもプレミアムハイパフォーマンスに括られるかと。全て掲載したら相当な魅力展開が実現します。(従って今後順次掲載の予定です)

既存でもかなり魅力!

 2018年に登場した注目製品が、ファルケン「AZENIS FK510 SUV」とグッドイヤー「EfficientGrip Performance SUV」だったかと。

 「AZENIS FK510 SUV」はプレミアムスポーツ「AZENIS FK510」のシリーズ製品。そして「EfficientGrip Performance SUV」はラグジュアリーとして高い静粛性と乗り心地を備えたハイパフォーマンスモデルを謳います。

 これを加えた時点で既に全体構成は活性化。そして変革は低燃費タイヤの出現が多数となっていることです。ブリヂストン「ALENZA 001」、トーヨー「PROXES CF2 SUV」、グッドイヤー「EfficientGrip Performance SUV」、そしてミシュラン「LATITUDE Sport3」など。いずれも微妙な方向性の違いがあるものの主張は低燃費を強調します。

 この動きと同様に際立つのがプレミアム化です。車種特性に沿ったものですが20インチをも超える大口径サイズを設定し、高級路線への対応をフォローします。一昔前なら18インチでも大口径と示したもの。しかし、今では19、20、21・・など物凄いことになっています。

 なぜこれほどになっているのか? 世界的な人気傾向が国内でも刺激になっているのでは。高性能な輸入SUV車に装着されるタイヤは大口径がトレンドです。これを受け国内メーカーも同様の流れを構築します。市場の流れを受けた結果かと。

 その一方で中・小型(コンフォート、スタンダード)に対する強化も進みます。従ってラインアップは各メーカーで複数展開を果たします。双方で強固なフォロー体制を実現し取りこぼしを最小限に抑える施策です

 ということでSUVもカテゴリー内での追求、方向が多様に渡っています。展開はそれぞれを性能別に括るのが理解しやすいかもしれません。ここは今後の検討にしていきます。

SUVタイヤ性能比較

ブリヂストン

ALENZA 001
bs_alenza001
  • サイズ:16~21インチ
  • 扁平率:70~35%
  • 発売:2017年2月
低燃費タイヤ化を果たす、しかも運動性能重視

プレミアムSUV向けのグローバル新ブランド ALENZA を立ち上げ、第一弾となるのが「ALENZA 001」。低燃費タイヤとなり、しかもプレミアムSUVのスポーティな運動性能を高次元で引き出す。

DUELER H/L 850
bs_850
  • サイズ:15~19インチ
  • 扁平率:80~50%
  • 発売:2014年2月
「DUELER H/L683」の後継。静粛性と低燃費性が向上

トレッドパターンはSUVオンロード向けに新開発。ブロック剛性を最適化し音の発生を抑制する新パタンを採用。高い静粛性や快適な乗り心地を実現。低燃費タイヤブランド ECOPIA のエコ形状も搭載し優れた低燃費性能を実現。

ヨコハマ

GEOLANDAR X-CVnew
yh_xcv-g057
  • サイズ:18~22インチ
  • 扁平率:55~35%
  • 発売:2019年4月
ハイパフォーマンスクロスオーバーSUV車向けコンフォート

欧州などのハイパフォーマンスクロスオーバーSUV車向けコンフォート、パターンナンバー「G057」。新次元のH/Tとし「PARADA Spec-X」の後継に位置付けされる。ハイパフォーマンス「PARADA」であっても「GEOLANDAR」シリーズへ取り込みSUVの統一を図る。

GEOLANDAR H/T G056
yh_geolandar-g056
  • サイズ:15~20インチ
  • 扁平率:80~50%
  • 発売:2015年7月
「GEOLANDAR H/T-S」の後継。中・大型のSUVをターゲット

中・大型SUVの特性に合わせてチューニング。耐摩耗性・耐久性、静粛性・快適性、ハンドリング性能などの追求により、都市やハイウェイでの快適な走りを発揮する真のハイウェイテレーンを目指して開発された。

GEOLANDAR SUV
yh_geolandar-suv
  • サイズ:15~20インチ
  • 扁平率:80~50%
  • 発売:2012年2月
BluEarthコンセプトを踏襲。中・小型のSUVをターゲット

従来品「GEOLANDAR H/T-S」を凌ぎ、BluEarthコンセプトと技術をSUV用に進化させた。これまでのSUV用コンフォートを超えるプレミアムコンフォートであることを訴える。

ダンロップ

GRANDTREK PT3
du_pt3
  • サイズ:15~20インチ
  • 扁平率:80~50%
  • 発売:2014年3月
「GRANDTREK PT2」後継。ウェット、転がり抵抗、耐摩耗性向上

新パターン と サイドウォール部を均一にたわませることの出来る 真円プロファイル を採用。SUV専用低発熱密着ゴム との効果でウェット性能6%向上、転がり抵抗11%低減、耐摩耗性能35%向上。従来を大きく上回る性能。

トーヨー

PROXES T1 Sport SUV
ty_proxes-t1-suv
  • サイズ:17~21インチ
  • 扁平率:65~30%
  • 発売:2012年1月
PROXES ブランドのプレミアムSUVタイヤ

プレミアムスポーツ「PROXES T1 Sport」との共通点が示されSUVスポーツとしての性格を訴える。ドライ、ウェット性能を高次元で発揮しながらも、静粛性や偏摩耗への対応も強調。

PROXES CF2 SUV
ty_proxes-cf2-suv
  • サイズ:15~19インチ
  • 扁平率:80~50%
  • 発売:2015年2月
低燃費タイヤを実現。優れた低燃費性能に注目

ラベリング制度での転がり抵抗係数「A」、ウェットグリップ性能「b」を達成。剛性を強化しながらも熱伝導の抑制により、SUV低燃費タイヤとして優れた性能を発揮する。「PROXES CF2」シリーズとしての展開は期待が大きい。

OPEN COUNTRY U/T
ty_open-ut
  • サイズ:16~19インチ
  • 扁平率:70~55%
  • 発売:2018年4月
静かで快適な都市型オンロード向けSUV用

静かで快適な都市型オンロード向けSUV用を謳う。名称の「U/T」はUrban Terrainの略だという。Urban=都市、Terrain=地形 となるので新たな都市型仕様のSUV専用タイヤを狙う。H/TとS/Tの性能を高次元で併せ持つのがU/Tと括る。

ファルケン

AZENIS FK510 SUV
fk_fk510suv
  • サイズ:17~22インチ
  • 扁平率:60~30%
  • 発売:2018年2月
「AZENIS FK510」シリース、プレミアムSUVを謳う

新世代フラッグシップを謳う「AZENIS FK510」シリーズ、SUV専用として登場したのが「AZENIS FK510 SUV」。シリーズの認知は明らかに拡大しており従来踏襲の上で更なる向上効果を訴える。

グッドイヤー

EAGLE F1 ASYMMETRIC 3 SUVnew
gy_f1-asym3suv
  • サイズ:19~22インチ
  • 扁平率:45~35%
  • 発売:2019年2月
グッドイヤーSUVラインアップの最高位に指名

圧倒的パフォーマンスを発揮するプレミアムスポーツ「EAGLE F1 ASYMMETRIC 3」をベースにラグジュアリーSUV向けに最適化したウルトラハイパフォーマンス。これにより同社SUVラインアップの最高位に指名。近年のSUV市場の拡大、これに合わせラインアップを拡充。

EfficientGrip Performance SUV
gy_e-grip-per-suv
  • サイズ:17~20インチ
  • 扁平率:65~40%
  • 発売:2018年2月
あらゆるドライビングコンディションで快適な走りを叶える

ラグジュアリーオンロードSUVとして既存の最上位にポジショニング。SUVの括りならH/T、オンロード性能を重視するもハイレベルなプレミアムを強調。オンロードでのあらゆるドライビングコンディションにおいて、優雅で快適な走りを叶える。

EfficientGrip SUV HP01
gy_e-grip-per-suv
  • サイズ:15~21インチ
  • 扁平率:80~50%
  • 発売:2015年2月
SUV専用としての低燃費性能を実現したハイパフォーマンス

従来品「WRANGLER HP」に比較して転がり抵抗を15%低減。更にはパターンノイズ38.3%、ロードノイズ12.9%、ロングライフ性能42%、ウェットブレーキ性能6%向上など進化レベルは大きい。

ミシュラン

Premier LTX
mc_premier-ltx
  • サイズ:16~22インチ
  • 扁平率:70~40%
  • 発売:2016年2月
アクティブコンフォートSUVタイヤ。安定した走り、快適な乗り心地

ターゲットは 静かでゆったり であるけれど 高速での爽快感 も譲れないSUVユーザー。コンフォート系 PRIMACY が持つ極上の快適性能と走りをSUVへも波及、その為にブランドとして Premier 採用で新たな構築を図る。

LATITUDE Sport3
mc_lati-spo3
  • サイズ:17~21インチ
  • 扁平率:65~35%
  • 発売:2014年5月
SUV専用として初の低燃費タイヤを実現。スポーツ性能にも拘る

SUVタイヤとして国内タイヤラベリング制度に初めて対応した。転がり抵抗係数「A」、ウェットグリップ性能「b」を実現している。「LATITUDE Sport」の実質後継となり、ハイパフォーマンスSUV用スポーツにも拘る。

LATITUDE Tour HP
mc_latitude
  • サイズ:16~21インチ
  • 扁平率:65~40%
  • 発売:2007年6月
オンロードでの快適性と静粛性に優れたコンフォートSUV

大型のSUVに対応できる高性能タイヤ。特に高速走行での快適性と静粛性は評価が高い。トレッド面のブロック剛性を高めたことで、全体的にしっかりとした走りが実現できる。ハンドリングも自然なフィーリングで違和感なし。

ピレリ

Scorpion STR
p_str
  • サイズ:16~20インチ
  • 扁平率:65~50%
  • 発売:2003年5月
高い剛性から高速域での走行安定性に優れている

ヨーロッパのアウトバーンも想定されたSUVタイヤ。その為に重量あるSUV車にも高い安定性を誇る。剛性感の高さは、硬さを感じる場合もあるようだ。しかし、国内メーカーのタイヤに不満を持つ人にはお勧め。

コンチネンタル

ContiSportContact 5 for SUV
con_sport5suv
  • サイズ:18~22インチ
  • 扁平率:65~35%
  • 発売:2011年7月
「ContiSportContact 5」とテーマを同じく開発されたSUV専用

ストリート用として強烈なグリップ性能を誇る「ContiSportContact 5P」を受け継ぎながら、開発テーマは安全性に優れたプレミアムスポーツSUV。それまでのSUV用フラッグシップ「ContiCrossContact UHP」の後継。

ポジショニング

lineup

組み換えシステム

kumikae

タイヤのインターネット購入は、近年組み換えもセットされたシステムの導入が進む。今やインターネットでサービスまでも購入出来る時代。