DM-V1 の後継。VRX のアクティブ発泡ゴム採用
- カテゴリー:SUV/4×4スタッドレス
- サイズ:15~20インチ
- 扁平率:80~40%
- 発売:2014年9月
- 3件のインプレッション
アイス性能の極上化へ「BLIZZAK VRX」で評価を得たアクティブ発泡ゴムを採用。ゴム内部の水路の表面をコーティング、水膜が流れ込みやすくし効率的に除水。ブロックの倒れ込みを抑える。
製品情報
ブリヂストン「BLIZZAK DM-V2(ブリザック ディーエム ヴィツー)」は、従来品「BLIZZAK DM-V1」の後継となるSUV/4×4専用スタッドレスタイヤです。乗用車用「BLIZZAK VRX」の技術を流用し、従来よりも大きなアドバンテージを得ているという。
近年の傾向です。それまでのSUVからCUV対応を謳う製品が目立ちます。車種としての人気に裏打ちされたものかと。実際、乗用車用に敢えてCUVサイズを設定するなどSUVとは区分けし、主張を展開する製品もあるほど。
で、現状の「DM-V2」へ目を向けるとCUVに対する際立つ動きは見えてきません。2014年に投入された時の基本コンセプトを忠実に主張します。いい意味で市場の浮き足立った動きに距離を置く、と言ってもいいかな。その強気姿勢が今シーズンどう評価されるのか、注目でしょう。
個人的にも急激に注目されるCUV対応には違和感を覚えます。それまで括りとしてSUV/4×4へ託した方向性が崩れています。それぞれの追求とするのはある意味専用性を極めることになりますが、ミニバンを乗用車に括る現状からするとそこまで必要あるかな、の気持ち。従来のSUV/4×4に含めた展開がスムーズだし混乱も少ないのでは‥
従って現状通り「DM-V2」は半端にCUV対応を求めず、乗用車用「VRX」の技術流用を忠実に展開することが適策かと。
BLIZZAK VRX の技術とは?
進化による「DM-V2」の優位性を示す上でメーカーによる従来品比較が公表、優位性の根拠は次のようになっています。装着タイヤは225/65R17に統一、氷上制動距離とウェット制動距離が示されます。
氷上制動距離は、制動初速度20km/hからの制動距離を計測します。その結果、従来品「DM-V1」が13.82mに対して、「DM-V2」は12.26m、その差は1.56m短縮で11%の向上です。ウェット制動距離は制動初速度80km/h、水深2mmで制動距離を計測します。結果「DM-V1」が39.45mに対して、「DM-V2」は37.30m、その差は2.15mで5%の向上です。数値で見ると納得、進化は明らかです。
アイス路面でタイヤが滑る原因は、氷の表面に存在する水膜によってタイヤと路面の密着が妨げられてしまうからです。「DM-V2」は乗用車用「VRX」で評価を得た アクティブ発泡ゴム を採用し、高度なアイス性能向上を実現します。
アクティブ発泡ゴムは、ゴム内部の水路の表面を親水性素材でコーティングし、そこに水が流れ込みやすく効率的に除水することを実現したもの。除水によりタイヤがアイス路面にしっかりと密着し、氷上でのグリップ力を大幅に高めます。BLIZZAK の歴史は発砲ゴムの歴史。SUV/4×4においても高度に進化した素材技術が惜しげもなく投入されている訳です。
ブロック構成は、サイプ(細溝)の切れ込みを断面途中で3次元にジグザグ変化させ、隙間には柱の役割を果たすプロップホームを搭載した 3Dホールドスクラムサイプ と、トレッド表面に刻まれた溝が交差するポイントを増やすことで、溝に取り込んだ雪を従来以上に強く押し固める マルチグルーブ を採用しています。ブレーキ時などタイヤに強い力がかかる状況でも各ブロックの倒れ込みを抑え、主に接地面で効きを高めるブレーキ力を高めます。
なお最新は「VRX2」で採用の アクティブ発泡ゴム2 を搭載した「DM-V3」が登場! これによりラインアップ最新はこちらへ移行します。それでも「DM-V2」は相応のサイズ設定を維持、今シーズンも併売でまだその魅力を維持できるかと。
サイズ・購入
インプレッション
- 投稿数 【3】
- 氷 上 性 能
- 雪 上 性 能
- ド ラ イ性能
- ウェット性能
- 寿 命
- 平均評価値(5満点)
- 5.0
- 4.3
- 4.3
- 4.3
- 4.3
- 氷 上 性 能
- 雪 上 性 能
- ド ラ イ性能
- ウェット性能
- 寿 命
4年で5万キロ走りました。
雪無し県在住ですが、年間30日位スキーに行くので、12月からGWまで履きっぱなしです。
安心して運転できるのは3年と言うところです。
4年目は前輪のショルダーが摩耗して、cfの立ち上がりに時間が掛かりました。
もっとも、プラットホームが出ていたので、寿命を越えて使用したと考えれます。
今年、DM-V2を更新しました。
- 氷 上 性 能
- 雪 上 性 能
- ド ラ イ性能
- ウェット性能
- 寿 命
空気圧2.3キロ
アメ車2.5tにDM-V1
から今回もBSタイヤ
アイスバーン、雪道問わずブレーキはよく止まります。
Gを感じるくらいのグリップ力です。
この停止力はBS位なものです
速度レンジが高いとコーナーで「ツッ!」と滑ります。ズルズル~っとは滑り出してはくれません。
車種と合わないのか轍を跨いでの追い越しが怖いです。
止まる力を求めるなら絶対にお勧めです!
飛ばさない方にも雪道のコーナーリング力はお世辞にもいいとは
言えないかもしれません。徐行するくらいの気持ちで減速してください。
ドライ、ウェットのブレーキやグリップ力に文句はないでしょう。
高速のヨロヨロ感は仕方ないのでドライバーが合わせましょう。
ノイズは聞こうとしなければ聞こえません。
車全体、ハンドルに伝わるブレ、振動は柔らかいタイヤなのにとてもよくできていると思います。(大きいタイヤはブルブルしやすい)
レンジの許容内の速度では不快感ゼロ。
- 氷 上 性 能
- 雪 上 性 能
- ド ラ イ性能
- ウェット性能
- 寿 命
スタッドレスは3年毎に替えるので寿命は気にしていません。関東を中心とした週末スキーレーサーです。YHジオランダ‐I/Tsからの変更、12月6日今シーズン初の雪道に使用した感想、高速道路はYHより、ノイズが少なく、タイヤの剛性感はスタッドレスとしては普通、氷上性能はさすがBSといった感じ、乾雪はパターンの関係かYHのほうが好印象よく言えば滑らない。全体的には最新のスペックだけに、特に不可もなくバランスは良好、BSは久しぶりですが氷上性能に力を入れているメーカー特色がしっかりと出ていました。まだ限定的な雪質ですが、これからの本格シーズンに備え、とりあえず皆様の参考になればとおもいます。