ブリヂストン POTENZA RE-71R の特徴

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(2019.5更新)

製品情報

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 ブリヂストン「POTENZA RE-71R(ポテンザ アールイー71アール)」は、従来品「POTENZA RE11A」の後継として、サーキット走行などのスポーツドライビングで高性能を発揮する POTENZA 史上最速を謳います。

 「RE-71R」に関してはまず名称について触れるべきでしょう。これまでの「RE11」シリーズから、伝説の「RE-71」の復活です。「RE-71」はドイツ ニュルブルクリンクでも開発テストを実施するなど性能が認められ、1986年に初めてポルシェ、フェラーリに新車装着された伝説のスポーツタイヤです。

 ブリヂストンは当時欧州での認知が低かった。しかし、採用をきっかけに欧州のスポーツカーに次々と標準装着されました。回転方向指定のユニディレクショナルパターンによりウェット性能を向上、ドライ&ウェットの両立を図ります。国内販売でも100万本を超える大ヒット作となったのです。

 今回の名称は「RE-71」の性能、情熱を引き継ぐという意味を込めて、「RE-71R(R=Racing)」と名付けられました。

独自技術 アルティメット アイ

 高度な性能実現は独自技術 アルティメット アイ を駆使したことが大きい。コンピューターによるシミュレーションで最適な設計、試作をし実走行状態の挙動を再現、高精度に測定し開発に繋げます。

 実測を担う タイヤ踏面挙動計測システム は注目です。F1タイヤの開発でも活用され精度が非常に高いという。2mものドラムを回転させ状態を計測、最高速度は400km/hまで対応可能。シミュレーションでは分からない実走行状態を再現します。

 コンパウンドは、モータースポーツ用タイヤ開発で培ったハイグリップポリマーと、補強剤の最適化により誕生した RE-71R専用ハイグリップコンパウンドを採用し、路面に吸い付くような高いグリップ力を発揮します。

 トレッドデザインイは高い拘りを持っています。ワイドストレートグルーブとセンターリブの構成により、排水性を確保しセンター部の剛性をアップ、クイックな初期応答性を実現します。

 周方向に対し角度の異なるラグ溝を交互に配置したセブン(7)グルーブは、コーナリング中の縦横様々な方向からの入力に剛性を確保し安定したグリップを保ちます。ショルダーは溝の無いスリックショルダーとなり、高いコーナリング限界性を果たします。

従来品を圧倒する!

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 ラベリング制度に照らすと、一部サイズながら転がり抵抗係数「C」、ウェットグリップ性能「b」うを実現します。このパターンからすると唸るばかりでは。

 しかも従来品「RE11A」と比較して、サーキット走行時の最速ラップタイムは1.4%の短縮!

 最速ラップタイムの数値が即座にイメージ出来ないけれど、差はコーナリングスピードのよう。ブリヂストンが示す筑波サーキットでの最速ラップ同士を比較した場合の数値はこうなります。ある地点の速度差を示したものです。

A地点の速度 → 2.8%向上
「RE-71R」117.9km/h
「RE-11A」114.7km/h

B地点の速度 → 2.6%向上
「RE-71R」134.5km/h
「RE-11A」131.1km/h

A-B区間の平均速度 → 2.4%向上
「RE-71R」124.3km/h
「RE-11A」121.4km/h

POTENZAラインアップ

 最新POTENZAのラインアップは、プレミアムの「S007A」が上質な大人のスポーツマインドを駆り立てます。「Adrenalin RE003」は裾野を広げた性能で広い見地からスポーツタイヤの普及に貢献します。そして「RE-71R」はドライグリップの頂点に位置し、真のスポーツタイヤ追求を図ります。正に Pure Sport かと。

サイズ・購入

インプレッション

  • 投稿数 【2】
  • グリップ性能
  • ウェット性能
  • 乗 り 心 地
  • 静  粛  性
  • 寿     命
  • 平均評価値(5満点)
  • 5
  • 5
  • 3
  • 2
  • 2
  • 5.0
  • 4.5
  • 2.5
  • 2.0
  • 2.0
やぐるまザビー さん
【購入年月】
2018年11月
【装着車種】
コルト ラリーアート バージョンR
【装着サイズ】
205/45 16R
【評   価】
  • グリップ性能
  • ウェット性能
  • 乗 り 心 地
  • 静  粛  性
  • 寿     命
  • 5
  • 4
  • 3
  • 2
  • 1
【インプレッション】

NEOVA AD08Rからの乗り換えで購入、ジムカーナで使用。縦方向のグリップではネオバより少し粘る程度だが、横方向ではポテンザの方がハッキリとグリップする。しかしネオバよりも恐ろしいくらい減りが早い。

(2019/5/11)
komama さん
【購入年月】
2016年5月
【装着車種】
K12 マーチ 12SR
【装着サイズ】
195/50/15
【評   価】
  • グリップ性能
  • ウェット性能
  • 乗 り 心 地
  • 静  粛  性
  • 寿     命
  • 5
  • 5
  • 2
  • 2
  • 3
【インプレッション】

NEOVA AD08Rからの履き替えで、サーキットに使用しています。元々ヨコハマ派ですが、履いてみてびっくりです。いい意味でBSのハイグリップっぽくない印象です。これまでBSといえば、剛性感が強く初期応答は良い割に奥のグリップ感が物足りないイメージだったのですが、初期のBSっぽさは残しつつ、奥ではNEOVAのようなグッと粘るグリップを発揮します。摩耗も綺麗ですのでドライだけなら綺麗に使い切れそうなタイヤです。

(2016/9/16)