BLIZZAK誕生から25年間の集大成
- カテゴリー:スタッドレス
- サイズ:12~18インチ
- 扁平率:80~45%
- 発売:2013年9月
- 7件のインプレッション
技術の集大成は、アクティブ発泡ゴム、新非対称パタン、新非対称サイド形状の新技術3つを採用。「REVO GZ」と比較して、氷上ブレーキ、ウェットブレーキ、転がり抵抗でいずれも10%短縮。
製品情報
ブリヂストン「BLIZZAK VRX(ブリザック ヴイアールエックス)」は、従来品「BLIZZAK REVO GZ」の後継となるスタッドレスタイヤです。2013年の発売時には、「BLIZZAK」誕生から25年間で積み重ねた技術の集大成が強調されました。
スタッドレスブランドとしてフラッグシップを維持する「BLIZZAK」ですので、モデルチェンジで高い注目を得るのは毎度のこと。そして「VRX」の拘りはアイス性能と燃費です。注目の高さを誇った「REVO GZ」を超える性能は、「BLIZZAK」史上最高の性能を主張したのも受け入れられるのでは。但し最新は「VRX2」へ移行しこれに次ぐ、となります。
新非対称サイド形状最新技術の搭載で従来品比較は、氷上ブレーキ、ウェットブレーキ、転がり抵抗のいずれも10%の短縮を実現しているという。10%とはどれ位をイメージすればいい? 例えば氷上性能なら根拠はこうです。
氷上制動距離は制動初速度20km/hで車体の半分、だいたいですが。もし横断歩道手前で「VRX」がピタッと止まった場合、「REVO GZ」は横断歩道をまたぐようなイメージとなる。氷上コーナリングも旋回半径7mの場合というから、まぁ片側一車線の一般的な交差点の場合、「VRX」のふくらみが明らかに少なく、そう車幅1台分位の優位性あるのでは。いずれもメーカーが示すテストデータから。
そして低燃費、ブリヂストンの転がり抵抗係数ポジションに照らし合わせると、転がり抵抗係数「AA」もしくは「A」を実現している低燃費タイヤを追随するレベルに到達しています。
装着率の高さ!
ブリヂストンからこんな調査結果が公表されています。2014年12月 ~ 2015年1月に全国の一般ドライバーを対象にインターネット調査を実施。26,729台のうち8,340台が「BLIZZAK」を装着、装着率31.2%だったという。
また北海道・北東北主要5都市(札幌市、旭川市、青森市、盛岡市、秋田市)の装着率は、3,300台のうち1,451台がブリザックを装着しており44.0%。更に札幌市でタクシー営業車1,054台(法人866台、個人188台)を対象に調査。結果1,054台のうち759台がブリザックを装着、72.0%の装着率です。
調査は続きます。2016年-2017年シーズンは全国での装着率は31.2%。また北海道・北東北主要5都市での装着率は44.0%、北海道札幌市のタクシー装着率は72.0%を記録。これが意味するのは明らかに売れている、という自己主張でしょうね。確かにそうかも・・ この調査はブリヂストンが第三者の調査会社に委託したものです。
そして2017年-2018年シーズンは更に上回るデータを公表。北海道・北東北主要5都市の装着率45.8%を達成、装着率は16年連続No.1。(2017年1月~2月、サンプル数3,299台のうち1,511台が「BLIZZAK」) 北海道札幌市タクシー装着率は73.3%、2台に1台が「BLIZZAK」を装着する根拠を適正化します。更に全世界におけるメーカー累計出荷本数は2億5千万本に達するという。
2018年-2019年シーズンは北海道・北東北主要5都市の装着率43.0%。北海道札幌市のタクシー装着率73.1%。数値は微減ながら装着率NO.1を依然として強調します。
2019年-2020年シーズンは北海道・北東北主要5都市で装着率46.2%、これで18年連続NO.1を謳います。また北海道札幌市のタクシー装着率72.5%です。
更に最新2020年-2021年へ向けても触れておきます。北海道・北東北主要5都市の装着率45.7%。(2020年1月~2月、サンプル数3,299台のうち1,506台が「BLIZZAK」) また北海道札幌市のタクシー装着率70.3%。(2020年2月~3月、札幌市のタクシー営業車1,037台のうち729台が「BLIZZAK」)
2017-2018年シーズンに「VRX2」が投入されました。従って「VRX」は旧になる訳です。以上のデータは双方+αのオール「BLIZZAK」製品による結果かと。
今シーズン「VRX」はサイズラインアップが整理されるも価格的にはお得感が出るはず。そして恐らく来シーズン(2021-2022年)は「2」を超える最新投入か‥
集大成で新たに採用した技術は3つ
BLIZZAK技術の集大成では、アクティブ発泡ゴム、新非対称パタン、新非対称サイド形状 の新たな技術3つを採用しました。これにより氷上ブレーキ性能、ウェットブレーキ性能、低燃費性能の向上が強く訴えられ、アイス路面での効きにプラスして、ドライ路面やウェット路面など様々な冬道で優れた性能発揮に自信満々です。
ここでは3つの技術を少し詳しく。アクティブ発泡ゴム は、水路の表面を親水性素材でコーティングし、気泡の内側の壁に沿って水膜が流れ込みやすい(入り込みやすい)ため、路面の水膜を積極的に除去します。タイヤが氷路面にしっかりと密着し、氷上でのグリップ力を大幅に高めます。
新非対称パタン は、トレッドパタンIN側とOUT側を役割毎に最適化、また柱の役割を果たす プロップ・ホーム を搭載し、ブロックの倒れ込みを抑制し剛性向上を果たします。またブロックサイズを従来に比較して縮小化、これで氷路面の小さな凹凸にもブロック表面がしっかりと接地するため、厳しい冬道で高いグリップ力を発揮します。
新非対称サイド形状 は、低燃費タイヤ「ECOPIA EX20」シリーズと従来品「REVO GZ」の技術を応用、車両のふらつきを軽減し、高い直進安定性を確保しています。更に従来に比べて転がり抵抗を低減し省燃費にも優れています。
サイズ・購入
インプレッション
- 投稿数 【7】
- 氷 上 性 能
- 雪 上 性 能
- ド ラ イ性能
- ウェット性能
- 寿 命
- 平均評価値(5満点)
- 4.6
- 3.8
- 3.6
- 3.8
- 2.8
- 氷 上 性 能
- 雪 上 性 能
- ド ラ イ性能
- ウェット性能
- 寿 命
会社の営業車に面白半分でD社、T社、Y社、M社、そしてBSをそれぞれ装着し、新雪が積った社の駐車場にて車好き社員と乗り比べてみました。銘柄を隠し乗り比べましたが、誰も差を感じられませんでしたし、銘柄を当てる事もできませんでした。正直、差ほど差は無いように思います。アイスバーンにおいて制限速度60キロ目一杯出す状況でフルブレーキなんてあり得ませんので、ここでも差は差ほど感じないと思います。弊社の営業マン達が一般道で乗り比べた話ではアイスバーンではM社が評判良く、トーヨーとBSを比べ、ややBSがやや評判良かったです。信号で止まる最後の一踏みにおいて、僅差で有利程度かと考えております。タイヤの性能より、スピードを出さない安全運転の方が大切ではないでしょうか?寿命は2冬乗ったvrxは磨耗が激しいです。「グリップ=磨耗」の方程式が当てはまるかは不明です。他社を装着した似たような走行距離の営業車と比べ3シーズン目は持たなそうです。調達コストも高く次期の購入リストからは外れそうです。
- 氷 上 性 能
- 雪 上 性 能
- ド ラ イ性能
- ウェット性能
- 寿 命
2013年発売と同時にMH23ワゴンR用に購入、サマータイヤより燃費が良い上に、スタッドレスタイヤ特有のグニャグニャ感も皆無とあって、非常に気に入っていました。唯一の不満と言えば、前作GZより気のせいか減りが早いことぐらいで、スタッドレスタイヤとしては完璧でした。
2シーズン使用の後、ミライースに乗り換え、溝も残り少ないこともあって、また同じVRXを買いました。
ちなみにサイズはワゴンRとミライースどちらも同じ155/65R14です。
同じ軽自動車でも車種やメーカーによってこんなにも違うのでしょうか・・・
空気圧などきちんと管理していたはずですが、グニャグニャ感が明らかで、燃費もサマータイヤより悪くなりました。
ホイールの重さやバランス調整なども関係するかもしれませんが、とくにハンドルのブレなども感じられませんでしたので、そのまま1シーズン使いました。
評価は2回目の購入ミライースの時になります。
- 氷 上 性 能
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氷上性能は、過去に使用したスタッドレス中、最強。逆に雪上では(特に重い雪には)思いのほか、弱い印象あり(ウエットでも同感)。また、センター付近の摩耗が顕著と思われます。
- 氷 上 性 能
- 雪 上 性 能
- ド ラ イ性能
- ウェット性能
- 寿 命
昨シーズンは11月中旬から4月初旬まで使用。VRX取り付け後感じたことは静粛性です、サマータイヤの走行音より低くて快適でした。冬タイヤの性能として氷上性能は最高と感じました。ただし、雪上、特に積もったばかりで気温が高いときの雪に対しては歴代のブリザックと同じ傾向で排せつ能力が低いとおもわれ、グリップの著しい低下を感じます。寿命に関しては昨シーズン約5カ月、6000㎞走行のローテーションなし、感覚的にフロント約4~5部山、リア7~8部山程度の残り溝でした。それと気になることはGZともそうでしたがセンター付近が減る傾向にあります、昨年はエア圧車両基準値で使用、今シーズンはエアを0.1~0.2下げて使用しました。
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- ド ラ イ性能
- ウェット性能
- 寿 命
REVO 2からの買い換えです
ヨコハマのig50と迷いましたが、トータルを考えてVRXを購入
10センチの雪ではまり、脱出不能。平坦な駐車場であれば問題なし
コーナリングではグリップ力があり、安定した走り
早朝のアイスバーンで他車が制御不能の中、きちんと止まったのでREVO 2からの進化を感じました
ウェット面では滑ってしまい、衝突しそうになったので3で…
まだ履いて2ヶ月なのでこれから見極めて行きたいと思います
- 氷 上 性 能
- 雪 上 性 能
- ド ラ イ性能
- ウェット性能
- 寿 命
各社メーカーのスタッドレスを今まで履いてきましたが、去年初めてBS製を購入しました。
前評判が抜群のBSですが、さすが氷上性能は特にこわい思いをすることなく良かったです。
しかしながら、排雪性能があまりよろしくないのか新雪や深雪では結構アンダーが出やすい印象です。
溝に雪が詰まりやすい感じなので、この辺は前に履いていたTOYO GARIT G4の方が安定してました。
また残溝測定において、溝的に他メーカー製スタッドレスより減りやすいです。
1シーズン終了後、F側7~7.5割・R側9割の残り溝。
もちろんスタッドレスですので、プラット溝のことを考えれば5割くらいが限界です。
当方の車もそうですが車重の関係もあると思いますので、ミニバンなどの重い車では3シーズンが限界かと思います。
メーカー的にはスタッドレス交換推奨時期ではありますが、消費者的にはやはりお金がかかる事ですので、もう少し持ちが良くなってくれると当方はありがたいです。
- 氷 上 性 能
- 雪 上 性 能
- ド ラ イ性能
- ウェット性能
- 寿 命
総じて高性能なスタッドレスタイヤだという印象です。今までミシュランやダンロップ等、様々なスタッドレスを履いてきましたが、やはりブリザックシリーズは優秀。そもそも、スケートリンクのようなアイスバーンでスピードを出せば何を履いても滑りますが、雪上ではしっかり雪を掴んでくれます。みぞれや除雪後の荒れた路面での走破性も安定していますし、溝の減り具合も今までより向上している感じです。