ピレリ ICE ZERO ASIMMETRICO【日本市場へ向ける】
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トーヨー OBSERVE GARIT GIZ の特徴

概要

吸水+密着+ひっかきの3効果でアイス性能をさらに進化

アイス路で性能確保の為に氷の表面に出来るミクロ単位の水膜に対応。NEO吸着ナノゲルゴム、新吸着3Dサイプ、コンビネーションブロックを採用し、吸水・密着・ひっかきの3大効果を主張。

製品情報

 トーヨー「OBSERVE GARIT GIZ(オブザーブ・ガリット ギズ)」(以下GARIT GIZ)は、従来品「GARIT G5」(以下G5)の後継となる乗用車用スタッドレスタイヤです。足かけ5年におよぶ歳月をかけて開発したというトーヨーの自信作。

 商品名の「GIZ」は、グリップの「G」、アイスの「I」、究極をめざす「Z」から創った造語。それよりも注目は旧ブランド名である「OBSERVE」の復活でしょう。既にSUV専用で「OBSERVE GSi-5」が発売済みであり、「OBSERVE GARIT GIZ」の投入で完全復帰を果たします。

 これまでトーヨーの戦略は、ミニバン用「Winter TRANPATH」への注力を強く感じるものでした。「GARIT GIZ」はミニバンへの傾倒を払拭し、フォロー範囲拡大による高性能への導きを予感させるものです。

 同社が実施した消費者調査で、スタッドレスタイヤに求めるのは「凍った路面での走行性能」が79.7%と最も多く、「雪が積もった路面での走行性能」67.0%、「雪がシャーベット状になった路面での走行性能」62.0%だとか。

 従って5年におよぶ「GARIT GIZ」の開発は「G5」からアイス性能を引き上げることに注力。アイス路面での制動距離、コーナリング性能を10%以上高めることが目標でした。性能確保の為に、氷の表面に出来るミクロ単位の水膜にどう対処するかを追求点としました。

 凍結路面のみに性能特化してしまえば目標値向上は可能です。しかし、積雪、シャーベット、ドライ、ウェットなど、様々な走行環境に対応する実用性能は無視出来ず。高度にバランスを取ることは難易度を高めます。

 そこで開発を吸水、吸着、ひっかき のすべてを活かしつつも 吸水 を大きく引き上げることで、10%のアイス性能向上を目指した訳です。

 開発されたのは全く新しいコンパウンド NEO吸着ナノゲルゴム です。配合の NEO吸水カーボニックセル は従来の カーボニックパウダー に比較して、標準的な大きさのものでも直径が約20倍にも拡大され吸水力を高めます。

 また、氷点下でもゴムの柔らかさを保つ ナノゲル を配合し路面への密着性を向上。ただトレッドに配置されるすべてのブロックで、アイス路面に対応する吸水性能だけを追求することは他の性能に課題が残ります。そこで路面に接地する際に最も重要となる、センターブロックに吸水性能をピンポイントで委ねることにしました。

 採用されたのはトーヨーの技術で培ってきた 3Dサイプ です。3D構造のサイプの内側に制動時でも空洞を保つ仕組みを持たせ、接地時にかかる力が内向きに分散、接地面をより均一となりました。

 しかもサイプの溝の空間をつぶさないので、その空間がスポイトのように吸水性を発揮し、制動時のエッジ効果も一段と高められています。新吸着3Dサイプ と名付けられ、ゴム素材の ミクロの吸水 と、トレッドパターンによる マクロの吸水 の両立を果たしています。また20年以上培ってきた鬼クルミの殻も配合、ひっかき効果を発揮しても環境に配慮しています。

 自信作であっても時の経過で技術の古さが見られるのは仕方ない。そこで7シーズン目を迎えた2020-2021年シーズンに新たな「GIZ2」を投入。冬の路面へ密着し、アイス性能向上と永く効くを実現する。しかし、それも既に4シーズン目に入り熟成を迎えます。

搭載技術

 NEO吸着ナノゲルゴム をトレッドコンパウンドへ導入、トレッドパターンは 新吸着3Dサイプ、コンビネーションブロック を採用し、吸水・密着・ひっかきの3大効果を訴えます。

 雪路からシャーベットに至る路面変化に対しては、センター付近からショルダーに通じる 連通スリット(横溝)の容積を増加させ、排水・排雪性能が向上しています。ブロック剛性を維持したままサイプ本数を増やすことが可能とした 小振幅3Dグリップサイプ は、アイス性能とドライ・ウェット性能両立を謳います。

 また燃費の指標ともなる転がり抵抗は夏タイヤ「TEO plus」より優れているというが、いまや低燃費タイヤレベルに到達する製品もありこの点は・・

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インプレッション

  • 投稿数 【3】
  • 氷 上 性 能
  • 雪 上 性 能
  • ド ラ イ性能
  • ウェット性能
  • 寿     命
  • 平均評価値(5満点)
  • 4
  • 5
  • 4
  • 3
  • 3
  • 3.6
  • 4.6
  • 4.3
  • 3.3
  • 2.6
カズ さん
【購入年月】
2017年1月
【装着車種】
トヨタベルタ
【装着サイズ】
185/65-14
【評   価】
  • 氷 上 性 能
  • 雪 上 性 能
  • ド ラ イ性能
  • ウェット性能
  • 寿     命
  • 4
  • 5
  • 4
  • 3
  • 3
【インプレッション】

ヨコハマアイスガード3からの更新です。比較すると氷上でのコーナリングの安心感が増した感じ。2018年末に秋田県で東北道にて降雪での通行止めで山岳地帯で降ろされた事がありましたが登坂性能も高く、感動物でした。2年目ですがサイドの減りが多少気になる位で次も有りかと思っております。

(2019/1/4)
たこらー さん
【購入年月】
2017年12月
【装着車種】
ビアンテ
【装着サイズ】
205 60R16
【評   価】
  • 氷 上 性 能
  • 雪 上 性 能
  • ド ラ イ性能
  • ウェット性能
  • 寿     命
  • 4
  • 5
  • 5
  • 4
  • 3
【インプレッション】

履いたばかりの新品ですが、神奈川からスキーに出かけ雪道、アイスバーン路面をおおよそ500km走りました。
圧雪はこれまでのVRXと変わりません。シャーベットならこっちがいいですね。
アイスバーンは縦グリップだけならVRXが良かった気がしますが、横方向はグリップが限界でスコーンと抜けるVRXより、滑っても粘るこっちの方がヒヤッとは少ないです。グリップ力からくる速度レンジはさがってるかもしれませんが、安全第一なので、、、
寿命は新しいのでわかりませんが、VRXの半額強の価格でこの性能なら満足です。
ドライはサイド剛性が高いので安定してます。
特有のフニャリはありますが、及第点です。
BS、横浜は絶賛されていますし、確かにいいと思いますが、
現在のところ、経年変化以外の性能で負けてる感じはないです。

(2018/1/20)
のら さん
【購入年月】
2017年1月
【装着車種】
BMW318Ci
【装着サイズ】
225/45R17
【評   価】
  • 氷 上 性 能
  • 雪 上 性 能
  • ド ラ イ性能
  • ウェット性能
  • 寿     命
  • 3
  • 4
  • 4
  • 3
  • 2
【インプレッション】

大雪の後、買い換えして乾燥路面で装着約300Km慣らしました。圧雪の表面が溶けてツルツル路面では滑りまくり雪上ではひっかく感じですが、凍結路面ではレポ2の方が良かった。シーズン始めで買い換えたので、値段だけで決めたけど。今シーズンは北海道でも積雪の少ない地域でしたが、来シーズンは多雪地域に転居するのでおそらく買い換えます。ピレリの価格が上がってなければ再度ピレリにします。またはVRX履いてみようかとも思ってるんですが、FF車の弟の評価がイマイチなんで検討中です。

(2017/3/13)

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