氷に効く、永く効く、燃費に効く、これまで以上の性能
- カテゴリー:スタッドレス
- サイズ:12~19インチ
- 扁平率:80~35%
- 発売:2015年8月
- 10件のインプレッション
従来品「iceGUARD 5」の氷上性能と寿命、低燃費性能を向上。水膜吸水率を従来品比20%向上。低発熱ベースゴムと「BluEarth」のサイドの形状技術で転がり抵抗は従来品比7%低減。
製品情報
ヨコハマ「iceGUARD 5 PLUS(アイスガード ファイブ プラス)」は2015年投入です。従来品「iceGUARD 5」の後継を謳い、氷に効く、永く効く、燃費に効く は継承しつつも、拘ったのはこれまで以上の性能。
「iceGUARG 5 PLUS」は、プラス戦略で誕生したヨコハマの自信作、そのベースは「iceGUARG 5」です。「5」の意味はスタッドレスの起点となる「GUARDEX(ガーデックス)」から5世代目、また2002年登場の「iceGUARD」中で5番目になる商品だという。
スタッドレスタイヤの雪路とアイス路の性能は抵抗を高めることが基本技術です。ただ厳密には双方で相反する性能要件と言われます。しかもこれらは低燃費には全くの逆効果。しかしながら従来品で既にその評価レベルを高めており、新たになった「iceGUARD 5 PLUS」へ興味レベルを高めるのはある意味当然では。
確認しておきたい。最新高性能化されたスタッドレスタイヤにおけるアイス性能を高める技術、そう氷上に発生する水膜除去の方法は現在2つがメインとなっています。ヨコハマ、ブリヂストン、トーヨーなどが採用するのは吸水、対してダンロップ、グッドイヤーなどは撥水です。双方特徴があり優劣は正直付け難い。
ヨコハマの基幹技術である吸水ゴムは「iceGUARD トリプルプラス」から続き、「iceGUARD 5」でスーパー化し スーパー吸水ゴム となりました。当然ながらスーパーなので吸水性能を更に向上させているはず。
そこで見出されたのがナノレベルでの材料開発技術。従来品「iceGUARD 5」は正にその評価を高めた製品です。アイス性能と低燃費性能を牽引する代表のひとつ、と言っても良いのでは。
「iceGUARD 5 PLUS」は、吸水ゴムを構成する 新マイクロ吸水バルーン、ブラックポリマーⅡ に加え、エボ吸水ホワイトゲル を新たに採用しました。これは 吸水ホワイトゲル を進化させたもの。
ここを少し詳しく。バルーンは水膜の吸水を担います。ただ小さいバルーンの中にはさほど機能していない物もありどうしてもミクロの水膜が残る。よって新たな吸水素材が必要となります。見出されたのが 吸水ホワイトゲル だったのです。そしてこの最大30倍の大きさとなるのが今回の エボ吸水ホワイトゲル、効果は水膜吸水率を従来品比20%向上。
20%の根拠は「iceGUARD 5」の スーパー吸水ゴム と「iceGUARD 5 PLUS」の進化した スーパー吸水ゴム のゴムシートをそれぞれ製作、水に15分間浸漬した後に重量を測定。浸漬前後の重量差から1平方センチメートル当りの吸水量を算出した結果だという。その数値はアイス性能の向上率が7%です。実測はトヨタ「ノア」に装着し制動速度20km/h、結果1.1mの制動距離差がでました。
更に氷上でのグリップ力は4年後でも高いレベルを維持するという。使用年数シミュレーションの低下割合は「iceGUARD 5」の約1/3です。「iceGUARD 5」が2年後から急激な低下を辿るのに対して「iceGUARD 5 PLUS」は3年後でも低下レベルは小さい、4年後でようやく目立つイメージです。
これにより非降雪地域の使用も推奨する。ドライ走行に傾倒する場合でもアイス性能は高度な効きを維持、それも4年位は行ける、ということですね。
伝統の非対称パターン
トレッドデザインは伝統の非対称パターンを継承しました。アイス性能と雪路性能は相反する性能だというから両立には非常に効果的です。IN側では接地面積確保と細かいサイプによってアイス性能を実現、OUT側では幅広な溝と高いブロック剛性によって雪路性能を高めます。当然サイプの数や位置、溝面積をどのような配置でどうやって分布させるか、適正値を見出しています。
スタッドレスでも近年重要視されるのが低燃費です。発熱の抑制が効果を高めることから、取り入れられるのは低燃費タイヤの技術です。今回採用されたのは 低発熱ベースゴム、トレッド下層に取り入れられ剛性を高めつつ熱対策に効果を発揮します。またサイドの たわみ を適正化することで発熱を抑え込む「BluEarth」のサイド形状技術も継続、転がり抵抗は従来品比7%低減を実現し、何とこれスタンダード低燃費タイヤ「ECOS ES31」と同等だというから驚きです。
サイズ設定もまだいける。相応サイズ数をキープしています。それにしても「iceGUARD 5」から実質3年で進化している訳で、ヨコハマにとっては相当自信があってのことなんでしょうね。
なお、サイズによってパターンが若干異なります。「iG50A(17インチ以上で235幅以上)」はセンター部分にリブ列を追加、ブロック剛性を最適化しています。その他は標準の「iG50」パターンとなります。
最新は「iceGUARD 6」、更なるハイレベルを求めるなら最新がいいかと。と言っても4シーズン目だし決して最新とは言えないかな‥
サイズ・購入
インプレッション
- 投稿数 【10】
- 氷 上 性 能
- 雪 上 性 能
- ド ラ イ性能
- ウェット性能
- 寿 命
- 平均評価値(5満点)
- 4.0
- 4.2
- 4.6
- 3.9
- 4.0
- 氷 上 性 能
- 雪 上 性 能
- ド ラ イ性能
- ウェット性能
- 寿 命
交換後、直ぐにタイヤの柔らかさが明らかに違い、積雪路での安心感が格段に向上したことを実感。ウチの前の上り坂も難無く走ります。
夜中のブラックバーンも無理しなければ全く滑りません。
4年目でも殆ど、性能低下も無く優秀なスタッドレスです。まだまだ使えた感じ。
車種変えして知り合いに譲ったが、プラットフォームまで行ってないので、走り方さえ気を付ければ5から6年目も大丈夫そうな感じでした。
- 氷 上 性 能
- 雪 上 性 能
- ド ラ イ性能
- ウェット性能
- 寿 命
車両はABS無し、前後スペーサー5?
DSX2、REVO2をそれぞれ3年履いてきての感想および対比
ちなみにかなりレアなサイズで、他には殆ど無い。
【氷上】DSX2<<REVO2≦IG5+
長野県中部での越冬に不安はなし。お尻も出たことはない。
とにかく初期から効きが良く、アイスバーンも及第点。
峠越えは少ないので、勾配のきつい登坂は未経験
【ドライ】DSX2<<REVO2≦IG5+
ノイズも少なく、高速でもストレスには感じない。
レスポンスもかっちりしていてコーナリングも楽しい。
空気圧は高めにした方がこの車に合っていると感じた。
【ウェット】DSX2<REVO2<IG5+
対ハイドロ性能はとても良く感じた。本来タイヤが水に乗る様な
所でもしっかり接地を感じられ、水はけの良さが分かるタイヤだった。
【寿命】REVO2<DSX2≦IG5+
IG5+は今までの中で最も減りが少ないが、2年で手放したため、その後の性能はわからず。
- 氷 上 性 能
- 雪 上 性 能
- ド ラ イ性能
- ウェット性能
- 寿 命
福島県の会津地方は除雪された路面が日中の気温上昇で融けた後、夕方から朝方にかけ凍結することが多い地域で、車重の軽いFF車での使用です。氷上性能は極端に悪くはありませんが、信号待ちのやや上り坂アイスバーンで空転しやすいので苦戦しました。雪上性能は圧雪には強く、シャーベットや深い雪でも十分な性能です。またドライ・ウエットともにしっかりとした印象で安心して使用できました。寿命としては経年劣化が少なく感じ5シーズン目も使いたいところですが、耐摩耗性が低いのか残り溝が少なくなり4シーズンで終了しました。
- 氷 上 性 能
- 雪 上 性 能
- ド ラ イ性能
- ウェット性能
- 寿 命
装着後まだ余り走っておらず第1印象です。しかも元々殆ど雪が降らない地域の為、氷雪性能は未知数でしかもドライ路面での印象です。以前のiG20が好印象でした。昔のスタッドレスタイヤ特有のぐにゃっと感が少なく乗り心地良く結構静かで、ゴムの経年劣化も少なめ(減りは昔のDLグラスピックより早い)。その後継の後継モデルの為、迷わず購入(iG60は高価な為購入せず)。iG50+は更にシッカリ感が有りサマータイヤ並みの乗り味です。タイヤに興味の無い普通の人だとサマータイヤとの差が分からないレベル。乗り心地はiG20より少し硬くパターンノイズは少し大き目。カタログでは4年経ってもゴムの経年劣化は少ないとありますが、距離を多く走らない私には、耐摩耗性より経年劣化が少ない性能が大切な為、今後の使用で注視してゆきます。性能評価が3なのは未経験の為、ドライ5はサマータイヤ並みの乗り味を評価、しかしコーナーを攻めたりパニックブレーキ等は考慮せず。寿命5はゴム経年劣化の期待創造値で、耐摩耗性は2から3位と想像。
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- 雪 上 性 能
- ド ラ イ性能
- ウェット性能
- 寿 命
埼玉在住で主にスノーボードなどレジャーにて、一般道メイン使用。
これまで使用して来たBSのレボ2からの代替えです。
・値段は当時1本1万5000円位でした。
・ドライのグリップは良好、高速も安定しています。
峠でのブレーキングの安定さも良いです。縦方向に強いですね。
・ロードノイズの低さや乗り心地の良さには驚きました。
・ウエットは普通に乗れますが、グレーヂングで反応があやふやな感じ。
・雪上は圧雪やシャーベットは文句無し、深い雪はやや物足りない。アイスバーンはTCSの介入作動感じるが急激な動き無く安心できる、ただレボ2の方がしっかり感は有った。
・燃費は場合によりますが、レボ2よりリッター1㎞位向上。ドライのの距離が長いほど差が有ります。
・タイヤ変えてから距離約1万キロ位ですが6~7部山位、普通なのか何とも言えません。
- 氷 上 性 能
- 雪 上 性 能
- ド ラ イ性能
- ウェット性能
- 寿 命
iG60が2017年9月より発売され、型落ちモデルとなったiG50PLUSの価格が下がりました。そして同年10月から、ヨコハマはタイヤの小売価格を値上げするとも発表。今しかない!、と残暑厳しい9月に勢いで買いました。もともとiG50を2012年に新品で買い、5冬使って不満無かったので、iG60でなくiG50PLUSで十分と確信を持ってました。先日、居住地近辺は積雪80cmに達しましたが、除雪後に発進して以降、特に問題なし。もちろん、FF車なので無理は出来ませんが、動けば何とかなるものです。iG60だろうがVRX2だろうが、ダメな時はダメなので、そういう状況を回避して走るのが、冬道の基本でしょう。そういう意味で、iG50PLUSはタイミング的にベストバイでしたし、走りも信頼できる一品です。
- 氷 上 性 能
- 雪 上 性 能
- ド ラ イ性能
- ウェット性能
- 寿 命
岐阜県南部住みなのでドライがメインですが夏タイヤのような感覚で走ることができます。
燃費があまり落ちないのがとにかく大きいです!
先日長野県経由で越後湯沢まで行きましたが、凍結路、圧雪路ともに不安はなく安心して走ることができました。
ただし凍結路に関しては以前履いていたBSレボGZの方がほんの少しだけ食いつきが良い印象でした。
それでも燃費や磨耗耐性などを考えると十分すぎるほどの性能があると思います。
- 氷 上 性 能
- 雪 上 性 能
- ド ラ イ性能
- ウェット性能
- 寿 命
4年落ちrevo2残7mmと比較して、札幌。
氷上:revo2と体感の違いは無い。滑る場所は同じように滑りました。
雪上:圧雪ではググッと良く止まります。
深雪では舵が効きにくい。マックのドライブスルーのカーブで真っ直ぐ進んで驚いた。
ドライ:明らかに転がりが良くなったのが体感できます。
ウェット:不明
寿命:新品でもセンター位置の溝が8mmのため。走行距離は短そうですね。
北海道ではブリザックと言われますが、特出した性能ではありません。滑るな~と思い最新のブリザックを買ってもやっぱり滑る場所は同じように滑ります。しかし歩くのも大変な氷の上でもよく止まるな~と思います(国産タイヤ)。私の場合約5シーズンで交換するので新品の溝が8mmというのが気になるところです。
revo2より乗り心地は良いです。良い悪いは解らないですが停車時トレッド面に雪が付着している量が多いです。
R:225/50R16
- 氷 上 性 能
- 雪 上 性 能
- ド ラ イ性能
- ウェット性能
- 寿 命
VRXと悩んだ末、ほぼ同価格ではあったが2年強後出しのアイスガードにした。
発進停止に問題はない。むしろ空転することは皆無だが、大雪の駐車場から出るなどの場合や気温が高い雪の日などは期待できない。除雪が行き届いてかつ厳寒期で凍結があるような路面に向いていると思う。
交差点右折など少し距離があり、速やかに脱出しなければならない状況だと外にはらんでいく感はある。
ドライは文句なしなので気温が下がったら躊躇なく交換している。
- 氷 上 性 能
- 雪 上 性 能
- ド ラ イ性能
- ウェット性能
- 寿 命
ドライ
普段パイロットスポーツ3を履いていますが、エコタイヤ並みの転がり特性があります。燃費も15%向上しました。
スノー
発進、停止とも抜群の安定感です。走行中も法定速度を守れば全く不安はありません。10度以上の坂道でも全く問題なく、アウトバックとの相性は最高だと思いました。
デメリット
サイドウォールの膨らみが気になる。空気圧は適正なのだが、仕様だとすると、盛り上がりすぎでは?