トーヨー　ＰＲＯＸＥＳ　ＣＴ０１。タイヤの特徴について。

　トーヨー「ＰＲＯＸＥＳ　ＣＴ０１」は、「ＰＲＯＸＥＳ　Ｃ１Ｓ」と比較するとややプレミアム感が薄れ、「ＰＲＯＸＥＳ　ＴＩＲ」と比較した場合でも、スポーツ性能が劣る性格から、コンフォートタイヤにポジショニングします。

　このタイヤの性能について確認します。

　トーヨー「ＰＲＯＸＥＳ　ＣＴ０１」は、ロードノイズを低減した静かな乗り心地、高速クルージング設計による高速走行での安定性、偏磨耗抑制による快適性の維持、ウェットでの高い排水性の追及などコンフォートとしての性能が十分追求されていることが謳われています。

　また、タイヤの性格からスポーツ性能がやや劣っていますが、剛性感は備わっておりしっかりとしたハンドリングを味わうことができそうです。

　重量のある車種でも高速で安定感を発揮でき、トータル性能では満足感の高い性能を持っています。

　トーヨー「ＰＲＯＸＥＳ　ＣＴ０１」の実際の評価は、やはりしっかり感を感じることができるようです。このことは、乗り心地で人によっては硬いという評価もありますが、長距離になればなるほど、快適レベルは向上してきそうです。剛性感の高さは、重量ボディーでも安定しており、ミニバンや１ＢＯＸのフル積載時でもその性能が発揮できるほどのようです。

　しかし、トーヨータイヤにはミニバンや１ＢＯＸには専用の「ＴＲＡＮＰＡＴＨ｣シリーズがありますので、タイヤ選択では専用タイヤをお勧めします。

　トーヨー「ＰＲＯＸＥＳ　ＣＴ０１」は、本来プレミアムコンフォートタイヤとしてのカテゴリーでもそれほどの違和感を感じないはずです。ここでコンフォートタイヤのカテゴリーにポジショニングされることは、他のコンフォートタイヤと比較した場合、性能面での充実感は高く、十分な競争力を身につけていることは間違いないはずです。

　しかし、発売から相応の年数が経過し、最新タイヤとの性能差、特に環境面で見劣り感は否めず。また、タイヤサイズも随分整理されたのは寂しい限りです。