ピレリ ICE ZERO ASIMMETRICO【日本市場へ向ける】
プロモーションが含まれています

ファルケン ESPIA W-ACE の特徴

概要

先進の方向性パターンであるラッセルパターンによる新領域

冬の厳しい路面を研究し尽したという。注目は方向性のあるラッセルパターン。アイス路での強力なブレーキ性能、雪路やシャーベット、高速域での操縦安定性能とウエット性能など飛躍的向上。

製品情報

 ファルケンの住友ゴムでは、乗用車用スタッドレスタイヤ「ESPIA EPZ F」の後継となる「ESPIA W-ACE(エスピア ダブルエース)」を2018年に投入しました。「ESPIA EPZ」からコンパウンドの変更(Fコンパウンド)により「ESPIA EPZ F」へ進化したのが2015年、そこから3シーズン目で新たな製品へ移行した訳です。

 Fコンパウンドの投入時には新製品としてのアナウンスは無く、ひっそり感だけが漂っていました。パターンデザインは従来を維持していたし見た目は変わらないことへの謙虚さからか?

 しかし、向上効果は結構なレベルに到達していたかと。従来は引っかき素材として マイクロエッグシェル を採用。これ卵の殻を細かく砕きコンパウンドに配合した独自素材です。

 対してFコンパウンドは、高密度シリカと軟化剤を絶妙に配合、ゴム全体は剛く、接地面だけ柔らかくしたもの。剛くなったエッジで引っ掻き、除水と密着による効きを一層高めた先進理論を取り入れた訳です。

 同時期、住友ゴムではダンロップ製品の「DSX-2」にも同様の進化を施しています。新たなコンパウンドの主張はアイス路面で強力なブレーキング性能を発揮すること。想像ながらこれら2つのコンパウンドは共通性あった、と考えます。

 ただダンロップのラインアップは既に「WINTER MAXX」シリーズが投入されており、「DSX-2」はその下位モデルとしてスタンダードの役割に徹しています。それでも結構評判よかったような。従来の「DSX-2」マイナス面をフォローするのに十分だったかと。

 というファルケンとダンロップを持つ住友ゴムのスタッドレスタイヤ戦略を確認した上で、「ESPIA W-ACE」の特徴に移りたい。

ESPIA W-ACE の特徴

 「ESPIA W-ACE」の主張はこう。トレッドは方向性を持った左右対称のパターンである ラッセルパターン を採用。ブロックのエッジ成分を従来よりも増加させているという。またサイプはタテとヨコに配置した タテヨコサイプ を配置。横方向がアイスブレーキ性能を、縦方向はアイスコーナリング性能の向上を狙います。

 コンパウンドは高密度シリカと軟化剤の絶妙な配合で、ゴム全体は強く接地面は柔らかくする アイスホールドゴム を取り入れています。剛性の強いゴムはアイス路面での引っ掻きを、一方柔軟性のあるゴムはアイス路面の凹凸にピタッと密着します。

 従来品比較では、氷上ブレーキ性能7%、氷上コーナリング性能4%、ウエットブレーキ性能13%などそれぞれ大幅な向上を実現しました。

 更に触れるべきはスピードレンジでしょう。設定サイズ全て「S」「H」を採用したこと。規定の条件下でタイヤが走行できる最高速度を示すものですけど、「S」は180km/h、「H」は210km/hです。因みにダンロップ「WINTER MAXX 02」はその多くで「Q」を採用、「Q」は160km/hです。

 高速安定性を得るには剛性です。今回、ブロックの倒れこみを抑えるサイピング技術とトレッド剛性を高めるフルバンド構造、さらに剛性分布の最適化により実現しています。

サイズ・購入

YAHOO!ショッピング楽天市場

インプレッション

  • 投稿数 【1】
  • 氷 上 性 能
  • 雪 上 性 能
  • ド ラ イ性能
  • ウェット性能
  • 寿     命
  • 平均評価値(5満点)
  • 4
  • 4
  • 4
  • 4
  • 3
  • 4.0
  • 4.0
  • 4.0
  • 4.0
  • 3.0
snowman さん
【購入年月】
2018年10月
【装着車種】
レヴォーグ
【装着サイズ】
215/50R17
【評   価】
  • 氷 上 性 能
  • 雪 上 性 能
  • ド ラ イ性能
  • ウェット性能
  • 寿     命
  • 4
  • 4
  • 4
  • 4
  • 3
【インプレッション】

11月から5月GWまで装着していています。南東北では最近春先の気温上昇もあり1シーズンで2万キロ程度走行ですが、タイヤが硬化してしまうので2シーズンで入れ替えています。

iceGUARD 5 PLUSからの履き替えです。
滑らないスタッドレスはないので常識的な速度走行での評価になります。

氷上
ヨコハマ、BSとほぼ変わらず。下りの所々ミラーバーンで滑りだした時にテールが自然に流れるカウンターをあてやすい感覚でした。車全体が急に少しだけ流れるヨコハマよりも驚かず操作し易かったです。分かっていないとビックリするかもしれませんが。

雪上
常識内の速度域であれば問題なし。

ドライ
スピードレンジHも通常走行では違いはないかと。スタッドレスタイヤの中ではしっかりしていると思います。

ウェット
大雨で走行することがほぼない(雪になる)ので、他大手メーカーと比べて特に変わらないと思います。止まらないという感覚はなかったです。

寿命
3シーズン使えればいいのですが、前回のヨコハマや以前ヴォクシーで履いたBSのように2シーズン終盤でスリップ手前まで消耗するか様子をみます。

予想外
職場の駐車場は砂利ですが、ラッセルパターンのおかげで砂利の挟み込みも少なく、挟まっても低速走行でほとんど抜け取れて快適です。意外と砂利のカチカチ音は気にしていたようです(笑)

最後に
雪面状況に応じた適切な速度域なら十分満足できます。+αの状態でカウンターをあてアクセル踏める方には最高かな?

(2019/9/28)

ファルケン ESPIA W-ACE のインプレッション募集中です

 インプレッションの投稿を募集しています。直接的な体感は何事も及びません。説得力に長け、本質の訴えが響きます。これをもって購入の是非を判断される人も多いかと。上のリンク『インプレッションを投稿する!』からフォームへお入りください。
タイトルとURLをコピーしました