PLUS進化最大主張はコンパウンド
- カテゴリー:スタッドレス
- サイズ:14~18インチ
- 扁平率:65~45%
- 発売:2018年9月
- 5件のインプレッション
従来品「ICE ASIMMETRICO」のコンセプトを継承、見た目のデザインもほぼ踏襲。PLUS進化の所以はコンパウンド、更にサイプ等繊細な箇所に及ぶ。従来品のマイナスを補うことに徹す。
製品情報
ピレリでは、APAC(アジアパシフィック)市場向けの製品として2018年9月に「ICE ASIMMETRICO PLUS(アイス アシンメトリコ プラス)」を投入しました。2014年に発売された「ICE ASIMMETRICO」の後継です。
「ICE ASIMMETRICO」はそろそろ新製品へ移行してもいいのでは、という思い既に数シーズン前からありました。ただ2017-2018年シーズンは過去最大級の新製品投入、実質6製品という前例の無い凄さ。これでは扱いも軽度になり埋もれる、そう新製品効果半減の可能性がありました。
従って翌年の2018-2019年シーズン投入は正解だったかと。爆発した前シーズンの余波で静かに展開、ここに投入すれば注目は必然的に上がります。このところピレリの施策が輝くAPAC(アジアパシフィック)市場に向けた製品展開だし、もしかして最大興味になる期待がありますから。
従来品「ICE ASIMMETRICO」の評価は悪くない。インプレッションによる評価はアイス性能こそそこそこと評されるレベルながら、雪路そしてドライではかなりいい感触を得ています。これピレリのブランド力とAPAC向け最大主張となる価格による効果かと。
このコンセプトを継承、見た目のデザインもほぼ踏襲しています。PLUS進化の所以はコンパウンド、更にはサイプ等繊細な箇所に及んでいます。この意味、従来品のマイナスを補うことに徹したからでは。アイス性能に対する拘りが厳しい国内事情に配慮したのが最大、更にライフ性能と低燃費への効果も謳います。
近年、PLUS進化の手法が一般化、多くはパターンデザインを踏襲し、コンパウンドの改良に取り組みます。見た目の違いは微妙、従ってマイナーチェンジに位置付ける場合もあるけれど、「ICE ASIMMETRICO PLUS」についてはフルチェンジ扱いです。
今回新たに採用されたコンパウンド、従来の デュラ・フレキシィコンパウンド をベースに、シリカ、レンジ樹脂、スムースポリマー等の配合を改善し、より柔軟で持続性のあるコンパウンドを実現したという。
また実績のある3Dバタフライサイプを最新化、ソフトコアブロック、スノートラップ等のデザイン技術の組み合わせによってトータルバランスの更なら向上を果たしている、というのが主張点です。
ただ残念なのはサイズ展開、初期から増えておらずフォロー限定のラインアップがとっても残念です。国内製品のように100にも及ぶのは期待しないけれど、いま少し拡大路線へ転じて欲しい、というのが正直なところです。
サイズ・購入
インプレッション
- 投稿数 【5】
- 氷 上 性 能
- 雪 上 性 能
- ド ラ イ性能
- ウェット性能
- 寿 命
- 平均評価値(5満点)
- 4.7
- 5.0
- 5.0
- 4.7
- 4.3
- 氷 上 性 能
- 雪 上 性 能
- ド ラ イ性能
- ウェット性能
- 寿 命
- 氷 上 性 能
- 雪 上 性 能
- ド ラ イ性能
- ウェット性能
- 寿 命
- 氷 上 性 能
- 雪 上 性 能
- ド ラ イ性能
- ウェット性能
- 寿 命
- 氷 上 性 能
- 雪 上 性 能
- ド ラ イ性能
- ウェット性能
- 寿 命
寿命は前車が2年落ちアシンメトリコで3シーズンきっちり使えたので。年末年始、木曽にスキーに行きどの路面もそつなくこなしました。
- 氷 上 性 能
- 雪 上 性 能
- ド ラ イ性能
- ウェット性能
- 寿 命
圧雪、ミラーバーン、ブラックアイスバーン等、今シーズン装着してほとんどの雪道を走行しました。基本通りの雪道の運転をしていれば、危険を感じることは全くありません。むしろ、この価格設定でこの性能を発揮できるピレリの技術力はもっと評価されるべきだと思います。