NITTO SN2 の特徴
- カテゴリー:スタッドレス
- サイズ:15~16インチ
- 扁平率:65~55%
製品情報
NITTO「SN2」は、トーヨーの輸出用ブランドである NITTO のスタッドレスです。メイド・イン・ジャパンとしてトーヨー製品との関連性は高いはず。但し、NITTO JAPANによる扱いはありません。海外専売の製品ですね。
で、関連性だけれど2006年発売の「GARIT G4」がそれになるのでは。360°スタッドレス を基本コンセプトにクルミ殻を配合した特殊ゴムと360°あらゆる方向にエッジ効果を発揮する スパイダーサイプ が採用されました。これとよく似ています。
一般的にブロックへのサイプの刻みは、周方向に対して横方向に刻まれます。周方向に効きを強めるので当然かと。但し一部で斜めへの刻みを追加し、横滑りの抑制効果を高めます。この組み合わせがトーヨーの 360°スタッドレスであり、全方向へ効く自信を示します。
で、「SN2」のサイプは各ブロックへ規則正しく配列され、構成からは見た目によって スパイダーサイプ にも似た印象を受けるかと。ブロック構成の共通点も多い。メディエイトブロックとセンターブロックは、「GARIT G4」の鋭角ギザギザ出っ張りが抑えられやや大人しい印象ながら、ショルダーブロックはほぼ同形状の構成と捉えます。基本技術の踏襲を受け、そこは異なるブランド展開であり独自性を生み出します。
結果、「SN2」へも圧雪路に対する基本性能はかなり安定しているという。特にコーナリング時の一体感のような感触は、行けるという意識を高めます。対してアイス性能はどう? 正直、「GARIT G4」自体が2世代前の製品レベルです。現状最新と比較すれば劣勢なのはショウガナイ。ということが、「SN2」へも通ずる認識かと。
NITTO ブランドはドレスアップなどの 特殊なタイヤ としてのイメージが定着しています。しかし、タイヤ性能への拘りは高く、性能レベルの追求に好意的なファンも多い。特に北米ではその認識に長けています。
ここに投入されたスタッドレスは同様の受け入れとなるのでは。但し、国内ではやや趣が異なります。更には熟成が進み、その扱いも限定的になりつつあります。いろんな意味で面白い、興味のある製品なんだけれどそろそろ熟成の限界も近いのかな。
インプレッション
- 氷 上 性 能
- 雪 上 性 能
- ド ラ イ性能
- ウェット性能
- 寿 命
メルセデスに使用しています。評価は厳しめですがESPが介入するせいか氷上での滑る感覚は初期グリップのみです。ドライのカーブでもサイドウォールがよれた感じは無く扱い易いスタッドレスだと思います。
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