コンチネンタル ContiVikingContact5
- カテゴリー:スタッドレスタイヤ
- サイズ:13~19インチ
- 扁平率:70~35%
- 発売:2008年9月
製品情報
コンチネンタル「ContiVikingContact5(コンチ バイキング コンタクト5)」は、「ESC」対応を謳うプレミアムスタッドレスタイヤです。
「ContiVikingContact5」は、「車本来の性能を最大限に活かす」をコンセプトとして開発されたスタッドレスタイヤです。特に欧州輸入車の多くが採用している「ESC(横滑り防止装置)」との連動効果に重点がおかれています。
トレッド面は左右非対称の「ESC対応パターン」を採用、IN側ではアンダーステア発生時にタイヤの内側にかかる縦方向の力に最適化したブロックとサイプを、OUT側ではオーバーステア発生時にタイヤの外側にかかる横方向の力に最適化したブロックとサイプをそれぞれ配置しています。
車の横滑りに応じてESCが作動した時、タイヤのINとOUTで異なるブロックとサイプが最適に機能し、ESCの性能を最大限に活かすようにサポートするという。効果は各ブロック間の横溝底を周りより高くし、ブロック同士の倒れ込みを抑制した「エレベータグルーブ」を採用。これにより縦方向の剛性が強化され、ドライ路面でのふらつきとウェット路面での制動距離短縮に貢献します。
斜めに配置された「スピードドレイングルーブ」や、磨耗が進むほどゴムの柔軟性を増す「ニューノルディックコンパウンド」など、氷上やシャーベットでも安定した走りの確保が訴えられています。
最近よく聞かれるようになってきた「ESC」ですが、日本でも装着の義務化が決定されました。フルモデルチェンジでは2012年10月から、その他継続生産車や軽なども義務付けられます。
ESCは走行中に車の横滑りを感知すると、自動的に車の進行方向を保つよう車を制御するもの。制御はコンピューターからの指令によってなされ、各車輪に適切にブレーキをかけ、車の進行方向を修正・維持するという。
タイヤがESCの働きに対応する様に設計されていれば、滑りやすい氷雪路などでの制動距離の大幅な短縮とコーナリング時の優れた操縦安定性が実現可能となる。これに沿うコンセプトで発売されたのが「ContiVikingContact5」です。
この発想による「ESC対応パターン」は、横滑り時のタイヤの状態の違いを考慮し、左右のタイヤで異なるブロックとサイプを最適に配置した非対称パターンが採用されており、メーカー指針としてその効果は通常タイヤと比べ制動距離が15%も短くなっています。
実際、雪道でのグリップ感そして安定性は高いようで、ESC対応車+「ContiVikingContact5」の組み合わせは信頼性の向上が期待できるかと。ドライ路面での快適性についても違和感なく、ミシュラン等からの変更でも十分というような声もあるようです。
今のタイヤ事情は、特に夏タイヤでは環境に配慮した低燃費性を追求する低燃費タイヤへ進んでいます。この流れはスタッドレスタイヤへも影響を与えており、年間を通して環境への配慮が図られつつあります。
この追求は更に進むと考えますが、同時に義務化により車の安全性に貢献する「ESC対応タイヤ」の必要性も迫られてくるのでは。ESCが義務付けられたことはある種の変革であり、今後多くのタイヤメーカーが「ESC対応タイヤ」への興味を高めてくるのではないでしょうか。
2002年から横浜ゴムがコンチネンタル製品の日本国内での販売を行っていました。そして2014年8月からはコンチネンタル自身が日本法人を設立し、ボリューム展開を開始しました。スタッドレスタイヤ市場に対する期待が大きく示されており、「ContiVikingContact6」も投入し存在を高めています。
インプレッション
- 氷 上 性 能
- 雪 上 性 能
- ド ラ イ性能
- ウェット性能
- 寿 命
総じて優れたスタッドレスタイヤだと思います。
主にスキーに行く雪道で活躍してます。(1シーズン6~8回程度)
スキー場までの道中、街乗り・高速道路でのドライ性能は抜群。
間違いなく純正タイヤContiPremiumContact2よりも静寂性は高いようです。
スキー場までの圧雪路やシャーベット状の氷雪路等で特に問題を感じたことはありません。
限界を検証してませんが氷上でも注意すればきちんと走れます。
ESC対応のタイヤですがその効果を実感できた事はありません。
車のESCは雪道を運転していれば時々作動しますがそれに対してこのタイヤがどのようなパフォーマンスを出しているのかはもっと性能の悪いタイヤと乗り比べてみないとわかりません。
問題なく機能しているという事だと前向きに解釈しています。
深雪に対しては平地なら問題なく走行できますが坂道で停車すると(雪質にもよりますが)発進が難しくなります。深雪(新雪)状態の駐車スペース、登り急斜面の場合はうっかり停車しないよう注意が必要です。これは2WDの宿命でしょう。
タイヤの寿命は他銘柄より長いと聞いてますがこれから検証していきます。
- 氷 上 性 能
- 雪 上 性 能
- ド ラ イ性能
- ウェット性能
- 寿 命
Conti Viking Contact 5(1シーズン使用)サイズ205/55-16
氷上性能
☆☆☆☆
ブレーキング時ABSの介入が多い
雪上性能(圧雪) ☆☆☆☆
雪上性能(シャーベット)☆☆☆☆☆
雪上性能(湿った積雪) ☆☆☆☆☆
雪上性能(乾燥した積雪)☆☆☆☆☆
ドライ性能 ☆☆☆☆☆
ウエット性能(雨) ☆☆☆☆
燃費 ☆☆☆☆
ESC相性
☆☆☆☆☆
滑り始めからぐいぐい修正し破綻することのないような感覚ではある反面、グリップが回復し始めるとオーバーステア気味で若干の恐怖心がある。
トラクションコントロールの介入
氷上スタート ☆☆(多い)
圧雪スタート ☆☆(多い)
寿命 これから検証
価格 ☆☆(高い)
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