Syron Everest1 の特徴
- タイヤカテゴリー:スタッドレスタイヤ
- タイヤサイズ:14~18インチ
- タイヤ偏平率:70~40%
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製品情報
Syronは、ドイツのホイールメーカーKESKIN Tuning(ケスキン チューニング)がインドネシアのメーカーで製造しているPBタイヤです。「Everest1(エベレストワン)」はそのスタッドレスタイヤ。
「Everest1」は、特殊シリカコンパウンドの採用により低温時でもゴムの硬化を抑制し、冬の厳しい走行環境に適応することが謳われます。トレッドデザインは特徴的な形状が採用されています。異なる2種類のV字型ブロックがセンターとサイドに連なり、雪路での性能を訴えます。またセンターリブとの構成ではトラクション性能に自信を示し、安定的な走りを演出します。
縦方向には太い大胆な溝が刻まれ、横斜め配列溝とのコンビネーションにより冬の路面でも高い排水性を実現します。特にシャーベット路など半端な路面環境に対して、良好なハンドリング性能の期待が大きく安全性と安定性をアピールしています。
サイプはブロック形状に沿うような刻みが実行されており、一見ではシンプルさが感じられます。この点は繊細な最新のスタッドレスタイヤからすると少し物足りない印象があるかと。氷上性能への拘りもそれほど印象付けられていないのはやや気になるところです。
全体デザインは夏タイヤを思わせる雰囲気が感じられ、Syronブランドの特徴とするスポーツ走行への拘りが「Everest1」からも漂ってきます。ドレスアップの得意性を持つブランドイメージからすれば、スタッドレスタイヤでもその期待求める人にはお勧めとなるかも。
いずれにしてもPBブランドとして欧州での認知はそれなりにあるよう。スタッドレスタイヤとしてはやや未知数ながら、これまでの実績から今シーズンも注目のひとつとなりそうです。
インプレッション
- 氷 上 性 能
- 雪 上 性 能
- ド ラ イ性能
- ウェット性能
- 寿 命
国産のスタッドレスに比べたら雪道などの性能は劣るかも知れませんが通常走っていたり、ABSのテストをしても特に問題は感じられません。
それより驚いたのは舗装路の性能。
下手なアジアンタイヤよりグリップするし、スタッドレスに有りがちな腰の弱さが感じられません。
高速道路を走っても不安は無し。
今年は雪が少ない事もあり1シーズンで1万キロ近くは舗装路を走っています。
- 氷 上 性 能
- 雪 上 性 能
- ド ラ イ性能
- ウェット性能
- 寿 命
氷上は走っていないので「1」、寿命も着けたばかりなので「1」です。自分は雪道が苦手なので、運転は無理せずゆっくりと走りましたが、雪上はパウダーでも山道を登って行くことができました。ドライ路面ではスタッドレスタイヤらしいふらつきや柔らかさが若干ありますが、シャーベット状の雪でも神経質にならずに走ることができ、コストパフォーマンスを考えると非常に満足しています。あとは寿命が長いと良いのですが。