ZEETEX HP1000 の特徴

　ZEETEX「HP1000」は左右非対称パターンを採用します。高速安定性とコーナリング性能、そして静粛性を謳う ZEETEXラインアップ注目の製品です。

シリーズ展開

　ZEETEXのシリーズ展開は「HP」と「ZT」に区分けされています。「HP」はスポーツやコンフォートを配置し、「ZT」を上回るハイレベルな性能実現を謳います。一方「ZT」は主に標準性能を訴えるスタンダードがメイン、幅広いフォロー範囲を実現します。

着目点はここ！

　これを規定とすれば「HP1000」は、コンフォートにポジショニングするべきでしょう。そして注目するのは静粛性かと。また製造国インドネシアなのも期待を高めるひとつです。近年製造技術が著しい進歩を遂げるインドネシア製、とっても気になる存在になるのでは。

トレッドパターン

　特徴はパターンデザインから見出したい。まずは4本の縦溝、絶対性能へのお約束ではないけれど、コンフォート系デザインでは多くで踏襲される見慣れた形状と言ってよいかと。

　センターリブには、シンプルながら非常に珍しいカットデザインを採用しています。直進性やハンドリングへ影響する微妙な配慮として敢えてそこを狙う。ショルダーは長短の組み合わせによる横溝がコンフォートへの実現を高めます。

　全体として洗練されたイメージは正直薄い。ただバランス追求が重要なコンフォートにおいて、非常に興味深いデザインなのは間違いない。これが性能実現へ直結しているのならZEETEX全体の評価も高めたい。その点で「HP1000」が果たす役割は重要です。