第 7-2回 ようやく雪道を試す! しかも・・(2)
30分後峠前のパーキングに到着。気温は-1℃、先ほどよりも低下。これは期待出来そうだ。その通り、走り出すと路面はウェットから所々アイス状態になっています。狭い道が曲がりくねっており、勾配もキツイ。
15km走って来た
アレ、こんな時工事、しかも停止の信号が。何と峠の途中の上り坂で停止です。路面は軽いアイス状態、発進できるのか。表示が青に切り替わりサイドを引いて発進すると、難なく発進出来ました。何だ、それほど路面状況はきつくなかった。
そこからクネクネ、大きなRのコーナーを抜けるとトンネルです。出た先は広いパーキングがある。おぉぉ、トンネルを抜けると景色が一変します。雪が凄い、除雪した雪が端に積まれ高さは1m位かと。このあたり結構降っていたのね。しかもこのパーキングの状態がいい。一面に渡りアイスバーンの上に雪が積もった形跡があります。これとっても滑る厳しい路面のひとつながら、いまの私には最高です。
帰りは下り、少し躊躇した
トンネル先のパーキング、こんなに積もっていた!
ここでブレーキングとコーナーリングを試す。まずは先ほどの圧雪同様30kmからのフルブレーキング。ABSがガッチリ作動するも、轍により路面の凹凸が激しいせいでこれが抵抗となる。どうでしょう、厳密な制動距離は不明ながら愛車で2車種分位で止まったのでは。今度は凹凸が少ないところを目指す、これは先ほどよりも少し距離伸びます。
接地面均等になっている?
次はコーナーリング、もっとスピードを抑え20km位で。これなら外へ逃げていくことも無く、厳しい路面でも効いている感触が得られます。グルグル、グルグル、何度回ってもグリップの感じが得られます。安定している、結構剛性あるか・・ しかしここまで。速度を上げると、徐々にアレッ状態に。そうズリズリ外へ滑る感触が強まります。この路面での限界はここだな。
アイスバーンの上に雪が積もった
それにしても、これが一般路なら非常に厳しい。走行が繰り返される一般路は水膜が発生しやすくもっと滑るはず。一般路の走行維持は様々な状態が常に繰り返され、心理にも微妙に影響して来ます。
厳密さを求めるのは難しい。しかし、今回どのような状態でも氷雪路を感じられたこと、それもここまで行ける、を意識できたことは、「ESSNー1」の氷雪性能を50%位は理解出来たと捉えます。残りは是非一般路で試したい。テカテカ、ツルツルのミラーバーンが最大の楽しみです。果たして降参か、それともここまで行ける、になるのか。 つづく
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「ESSN-1」はアシメトリック(左右非対称)デザイン採用により、冬のあらゆる路面環境での安定、信頼性能を謳う。「SN-1」と比較して先進技術を強調し高性能を訴え、国内における NANKANG スタッドレスの更なる拡大を狙う。