ブリヂストン BLIZZAK REVO1 の特徴

製品情報

 ブリヂストン「BLIZZAK REVO1」は、2003年に初期販売開始、2004年に40・45・50・55シリーズの低偏平サイズが追加になり現在に至っています。最新では「BLIZZAK REVO GZ」から「BLIZZAK VRX」へ進化していますが、「BLIZZAK」シリーズの圧倒的人気は、この「BLIZZAK REVO1」から受継がれたものであり、その高性能さの基礎がこのタイヤによって築かれています。

 ブリヂストン「BLIZZAK REVO1」は、独自技術である「レボ発泡ゴム」を採用し、氷上でのグリップ性能向上、制動そして駆動性能を向上させたスタッドレスタイヤです。

 「レボ発泡ゴム」は、アイスバーンで滑りの原因となる水の膜をより多くそして速く除去する除水効果を向上させ、氷を引っ掻く「バイト粒子」を配合させています。発泡ゴム内にある多数の気泡がゴムの柔らかさ・しなやかさを長期間にわたり維持し、ゴムの硬化によるタイヤ性能の低下を抑制します。

 また、独自のスノーシミュレーション技術を駆使したパタンデザインの採用も、タイヤ性能の向上に大きく貢献しています。特に接地面の幅が横に長くなるロープロファイルと呼ばれる低偏平サイズには、ユニディレクショナルパタンを採用。ブロックの適正配置や縦溝のレイアウトの見直しなどパタンの最適化を図り、低偏平タイヤならではのハンドリング性能を確実なものにしています。

 「BLIZZAK REVO1」は、発売当初は独自技術の目新しさで性能の高さに定評がありました。しかし、最新の「BLIZZAK」シリーズと比較した場合、アイス路面でのグリップ感、そしてドライ性能にやはり性能差が感じられるでしょう。また、氷上でのブレーキ性能でもその差は明らかになっており、旧作であることが伺えます。

 しかし、ブリヂストンのスタッドレスである「BLIZZAK」ブランドを築いたタイヤであり、タイヤが持つ高い基本性能から信頼性はまだ随所で見られます。雪道に対しての不安や経験の浅いドライバーにとっては、最新のスタッドレスタイヤであることが安心感に繋がり安全性も向上するはずです。

 一方、経験あるドライバーであれば、必ずしも最新のスタッドレスタイヤであることが絶対ではないと考えられ、今シーズンでも「BLIZZAK REVO1」の選択は十分候補として挙げられるのではないでしょうか。

 但し、年々設定サイズの整理は進み、これまでのようなフォロー環境にはないと思います。在庫整理に振ってくるところも多いでしょうから、本来高価なイメージの「BLIZZAK」ブランドを、お得に手に入れることが出来るかもしれません。

インプレッション

まめぼうず さん
【購入年月】
2006年11月
【装着車種】
ホンダ ライフ ダンクTR
【装着サイズ】
155/65R13
【評   価】
  • 氷 上 性 能
  • 雪 上 性 能
  • ド ラ イ性能
  • ウェット性能
  • 寿     命
  • 3
  • 3
  • 2
  • 2
  • 4
【インプレッション】

氷上・圧雪での性能はそこそこあるが、深雪ではトレッド面の排雪がわるい。その為シャーベット路での高速走行ではコントロールを失うことがある。
ドライ性能は、ブロックの腰が柔らかいのでGZなどと比べるとかなり劣る。
寒冷地での経年使用でもゴムが硬化しにくく、プラットホームまでの減りが遅いので、スタッドレスタイヤとしての寿命が長い。

(2013/4/6)
  

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