第12回 冬タイヤへ交換する(最終)

タイヤ交換

 今年の4月、それまでのタイヤからNEXEN「N6000」へ交換し、今月で8ヶ月経過。当初、走行距離も伸びず、インプレッションにも窮していました。


 しかし、時の経過により、ウェット、ドライ、高速走行、そしてワインディングなども経験し、そこそこタイヤの性能を感じることができました。

 12月に入り、スタッドレスタイヤへの交換が求められる為、一旦NEXEN「N6000」のインプレッションを終了します。交換までの走行距離は、4,200km以上。11月には、高速道路を相当走る機会がありましたので、意外と距離伸びました。

 さて、ここまでの印象ですが、基本的には今までお伝えしてきた内容に違いはありません。ただ、11月の高速走行は、800km以上でしたので、その点で感じたこと追加しておきます。

 NEXEN「N6000」の高速走行は、一度お伝えしています。繰り返しますと、道路の継ぎ目を超える時、ひとつ超え、2つ超え、3つ超えると微妙に跳ねる感触が残る。これは衝撃の吸収が鈍いのかもしれない。

 路面の微妙なうねりでは、それまで一般路では感じなかった安定性への回復に、ややルーズさが見られるように感じる。静粛性は、路面に左右され、古く粗い路面ではそれまでよりもノイズの響きが気に掛かる。乗り心地は、違和感を感じるほどではないが、硬めの印象は一般路よりも強いような気がするというような内容です。

 今回追加することは、直進性の良さが意外と優秀。ハンドリングに違和感はなく、加速時のブレなども最小です。思いの外疲れなかったというのが正直なところ。但し、ある程度のスピード域になると、ハンドルへの振動は大きくなり、この感触は微妙だなという感想。

 また、グリップは優秀。合流時や本線から出口へ向かう際のRのきついコーナーでも、気持ちよく食い付いてくれる。まだいけるという期待感を持たせてくれる、そんな感じです。さて、交換の為にタイヤを外しましたので、今度は、NEXEN「N6000」のトレッド面を確認してみました。

n6000 前後比較

 前後で、摩耗状態を比較したのがこの右側の写真です。右が前輪、左が後輪。すると、前輪のショルダーに近い箇所の摩耗が、後輪より進んでいます。FF車でパワーのある車ですので、多少はしょうがないとも思えますが、ゴムの耐久性少し弱いかも。


タイヤ交換の道具

 それでも、まだまだ使用は可能です。来年の春は、前後入れ替えして装着します。NEXEN「N6000」は、当初こそ探りながらの走行に徹していましたが、ある期間からタイヤへの拘りは薄れてきました。日常、問題もなく、大きな不満も無いことがその理由です。

 ここにきて、やや摩耗が気になりましたが、それでも新品交換するようなレベルではなく、来シーズンもこのまま使うつもりです。アジアンタイヤをどう感じるかは、その人により様々だと思います。ここでお伝えしたことは、飽くまでも個人レベルの感想であり、人が変わればまた違った印象を持つかもしれません。それでも、日常的な使用なら、タイヤ選択としては十分考えられるレベルではないでしょうか。  つづく

2009.12.10

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