第6回 雨、ウェット条件での走行
前回、峠走行を実施してから数週間が経過し、やっと雨が降りました。天候にはずっと恵まれていた?ことになりますが、NEXEN「N6000」のウェット走行を予定していた私には、何とも諦め続きの日々でした。が、昨日は終日雨、時折激しさも増しウェット走行を実施するには絶好の機会です。
天候が変わらないうちに、早速ウェット走行を実施することにします。今回のウェット走行は、街中中心です。まずは、通常走行でウェット状態を確認。慎重に走行を重ねます。法定速度では、車に対する安定感はドライ条件と変わりません。
交差点でのストップ&ゴーは、丁寧なブレーキングにスムーズなアクセルとクラッチ操作を意識しますので、車は思い通りの動きになります。コーナリングでは横断歩道の白線の上を超えて行きますが、危険性は感じません。道路の轍に溜まる水に浸りながらの直進では、水しぶきをあげながらの走行ですが、ハイドロの前兆など感じることもなく、またハンドルを取られるというような危険性も感じません。
では、それとは反してややラフな操作を行った場合は、どんな挙動になるのか興味が沸きます。そこで、発進時 にわざとアクセルをあおりクラッチミートを行ってみました。
すると、ずるずるとタイヤは空転し、それまでのグリップ感は失われます。しかし、タイヤがグリップを回復するのは意外と早く、直ぐに加速する体制が整えられます。但し、このようなシーンでそれまで感じていたハンドルに対する安定感はやや失われるようで、ハンドルを握る手に力が入ります。
また、加速からの強いブレーキングは、危険性もあるのでそこそこの状況までしか実施できませんが、以前から感じていたガツンというブレーキングに対するフィーリングの違和感が、かなり顕著に感じる気がします。
今までルーズな感触という表現でお伝えしていましたが、効き始めの反応が鈍く、ツー→ズー→ガツンというような効きのイメージが展開されるような気がします。これはブレーキが効かないということではないのですが、個人的にはフィットしません。
この点は今回も払拭できませんでしたが、それ以外でNEXEN「N6000」は、雨のウェット状態でも日常的な常識ある運転では、いつもの通りの安定した姿勢で走行できる性能を備えていると判断できそうです。走行距離は、537kmになりました。相変わらず距離が伸びません・・・。
さて、その他にもNEXEN「N6000」の感想として、いくつか気になる点があります。燃費、摩耗、路面温度による 走行の違いなど、これらは次回お伝えしたいと思います。 つづく