NEXEN WINGUARD SUV の特徴
- カテゴリー:SUV/4×4スタッドレスタイヤ
- サイズ:15~17インチ
- 扁平率:75~60%
製品情報
NEXEN 「WINGUARD SUV」はSUV/4×4専用のスタッドレスタイヤです。専用性により冬道での高い性能を謳います。国産タイヤでも見られるようにSUV/4×4専用のスタッドレスタイヤは、乗用車用に比較すると氷雪での性能、ドライ性能、そしてウェット性能とすべての点で見劣りするというのがそれまでのあり方でした。
しかし、近年乗用車用で採用された技術が投入され、SUV/4×4専用スタッドレスタイヤは急激な性能向上が図られています。この影響はアジアンタイヤへも少なからずもたらされ、「WINGUARD SUV」への期待はアジアンスタッドレスタイヤとして高いと言えそうです。
「WINGUARD SUV」の特徴で触れるべきは、まずセンターデュアルブロックデザインの採用です。センターを中心にしたV型トレッドデザインで、アイスバーンでの水の膜を効率よく吸水し排水性に貢献、ブレーキング、ハンドリング効果を高めます。
また高密度マルチサイプによって雪道での安定性を高め、シリカをトレッドゴムに採用することで冬の厳しい寒さでもゴムの性質を維持し、性能面での低下を防ぎます。トレッドデザインはドライでの乗り心地や静粛性を向上させるために、ブロックの配置をシミュレーションしより快適性を高める工夫がなされています。
国内に導入されているアジアンスタッドレスでSUV/4×4専用を謳うものは少ない。その為に「WINGUARD SUV」は期待されます。SUV/4×4専用スタッドレスタイヤは、装着する車種の性格から特にアイスバーンでの制動とハンドリング、そしてドライでの走行に性能向上が求められることが多いかと。その点から判断すると、アジアンスタッドレスとしての割り切った使用に際しては評価されるタイヤであると言えそうです。
ただ、より高性能化を求め高い次元での性能を期待することは難しく、また日常が極寒の深雪での使用環境では、やや厳しい評価が聞こえて来るかもしれません。夏タイヤ同様にアジアンタイヤとしての割り切りや、使用環境の考慮は重要と考えます。