ピレリ 日本専用設計で攻める

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 日本の降雪環境は欧州とは異なります。スタッドレスへはアイス性能の要求がより厳しく、国内向けとしての主張はその対応が不可欠です。

 2004年に発売された「ICESTORM」は日本国内での開発がより強調された商品です。ここからピレリは日本の冬に対する専用性に拘っています。

 2007年「ICESTORM3」を発売します。日本の雪質を研究し開発した日本向けのスタッドレスを更に強調し、特にアイス路面での性能向上を謳っているのが特徴とされました。

価格へも目を向ける

 2009年には「WINTER ICECONTROL」が投入されました。氷雪性能とドライ性能の両立を謳い、同様に日本市場へ向けて開発されたスタッドレスを主張。性能と伴にコストパフォーマンスに評価を得たことで注目の製品となりました。そして2014年「ICE ASIMMETRICO」もここを踏襲します。

 この間、ピレリのラインアップはプレミアム進化も果たしています。WINTER SOTTOZEROシリーズ や WINTER SNOWCONTROLシリーズ、更には SCORPIONシリーズ など、高次元のコントロールを実現するピレリのテクノロジーが投入された製品がラインアップされています。

 しかしながら、やはり日本国内で注目されるのは国内専用設計によるアイス性能の高さです。ここに拘りを見せる製品が評価されるのがこれまでの動きです。そして価格へも向かいます。「ICE ASIMMETRICO」は発売間もなく大注目! 実質2シーズンで不動のものとしました。その要因は実質日本向け、と価格の両立です。

(2018.7更新)