ダンロップ エナセーブ RV503★(スター)
- カテゴリー:ミニバン低燃費タイヤ
- サイズ:14~19インチ
- 扁平率:70~40%
- 発売:2013年1月
製品情報
ダンロップ「エナセーブ RV503★(スター)」は、ミニバン専用低燃費タイヤ「エナセーブ RV503」のアップグレードモデル、より進化したウェットグリップ性能を強調しています。
「エナセーブ RV503★」は、従来品となる「エナセーブ RV503」の低燃費性能は維持しながらも、「低発熱密着ゴム」を採用することでウェットブレーキ性能の向上を謳います。これによりタイヤラベリング制度でのウェットグリップ性能は「c」から「b」へとグレーディングがアップし、従来品「エナセーブ RV503」と比較して8%の向上実現を訴えます。
ウェット路面での安全性が高まったことは当然ながら、従来からの左右非対称パターンやフレキシブルプライ構造などのミニバン専用設計により、「ふらつき」と「偏磨耗」に対応し快適な乗り心地を印象付けています。
「エナセーブ RV503」は当初ミニバン専用エコタイヤとして登場しました。その後2010年からの低燃費タイヤ導入開始により、今度はミニバン専用低燃費タイヤとしてのポジションを示す事になります。しかし、その後の経過ではグレーディングの在り方が商品特性としてやや厳しい印象を受けます。ウェット性能に対してより高性能化が望まれるようになったのです。
今回の「エナセーブ RV503★」への対応は、フルチェンジというよりマイナーチェンジの様相が強いと捉えています。ウェット性能の強化がメインであることは好感が持て、グレーディングのポジションアップは性能レベルとしては相当の違いがあるはず。この点へ注目すべきと思います。
なお、タイヤサイドには「エナセーブ RV503★」の証として「★」マークが刻印されており、従来品との見分けがつけられます。
インプレッション
- グリップ性能
- ウェット性能
- 乗 り 心 地
- 静 粛 性
- 寿 命
購入して100km程走行しました。
レグノGRVとの比較になりますが、設計年次が新しいだけに価格性能比で言えば、こっちが上です。
車内騒音、乗り心地ではGRVよりRV503★の方が良いです。
道路の継ぎ目の突き上げは、RV503★はいなして通過してしまいます。
GRVの方が同じ空気圧なら、突き上げ感は強いです。
ハンドリングは、GRVに比べ初期応答性が悪く拳1個ほど余計にハンドル切らないとGRVと同じラインをトレースできません。
この辺は気になります。
雨天時は、ブレーキもハンドルもさほどグリップ性能は気になりませんでしたので、普通だと思います。
排水性が良いようで、深めの水たまりに入ってもハンドル取られたりタイヤが浮き上がる感じは無く安心感はありました。
総合的に見て、値段を考えれば十分以上の性能を持っています。
検討対象としては、価値ありです。
寿命は評価4にしていますが、スリップサインが出るまで乗った訳では無いので取敢えずの評価です。