ヨコハマ DNA dB super E-spec の特徴
タイヤ性能
ヨコハマは、タイヤメーカーの中でいち早くエコタイヤを唱え、「DNA」シリーズのヒットを生み出しました。「DNA dB super E-spec」は、その中でも特にエコ性能にこだわった製品で「超エコタイヤ」の代表でもあります。
このタイヤの性能について確認していきます。
タイヤテクノロジー
ヨコハマ「DNA dB super E-spec」は、同社の従来のタイヤと比較して、転がり抵抗を20%削減していると言われています。これは、天然ゴムに天然素材の「オレンジオイル」を配合、その結果「スーパーナノパワーゴム」を開発し、コンパウンドに使用することにより実現しているそうです。
タイヤの原材料には、重量構成比の80%に非石油系資源を使用。これにより、廃棄時の焼却によるCO2の発生を抑えることができ、また、限りある石油資源の使用を減らすことにも配慮しているそうです。
ヨコハマ「DNA dB super E-spec」は、タイヤとしての基本性能も強く意識し、特に静粛性の評価が高かった「DNA dB ES501」のパターンを継承することで、高い静粛性を実現しているようです。
これは、タイヤのトレッド面に4本の縦溝が刻まれ排水性と直進性に貢献、緩やかな円弧状のラウンドサイプはウェットでのハンドリング向上、低ノイズサイドグルーブはロードノイズの低減、更にノイズを抑える5ピッチバリエーションやバリアブルコンビネーションピッチなどの先進的な技術が注がれています。
また、 通常エコ化を追求すると使用素材を減らしたりタイヤの内層を薄くするなど、安全面においてマイナス傾向に繋がりがちですが、「空気透過抑制フィルム」の採用により、しなやかさを発揮しながらも、空気抜けを抑制し安全面への注意も強調されているようです。
このタイヤは、「オレンジオイル」の配合により天然ゴムになじみ、タイヤ表面をしなやかにするとともに、確かなグリップ力を引き出し、トータルでのエコ性能と安全面を両立したタイヤであることが謳われています。
タイヤインプレッション
ヨコハマ「DNA dB super E-spec」は、2007年7月の発売で話題性のあるタイヤとして取り上げられました。しかし、サイズバリエーションは15、16インチに限定され、プリウスなどのハイブリッド車に装着が絞られ、環境に敏感なユーザーを初期ターゲットとして展開されてきました。
この策は、その後の他メーカーの超エコタイヤ戦略でも採用され、超エコタイヤは設定サイズが少ないという消極的なイメージが定着されつつあったのです。
しかし、ヨコハマでは、後発の「DNA Earth−1」は「DNA dB super E-spec」の流れを汲むエコタイヤとしながらも、サイズバリエーションの豊富さから人気商品のひとつとなっており、最近発売されるスタンダードレベルのエコタイヤへも随分影響を与えています。
ヨコハマ「DNA dB super E-spec」は、低燃費タイヤのラベリング制度による表示では、転がり抵抗係数が「A」、ウェットグリップ性能が「b」です。転がり抵抗がやや期待より低いようですが、タイヤ性能としては高く評価されると考えられます。でも、やはりサイズ設定は何とも・・・。
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